官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.147 )
日時: 2017/04/16 00:44
名前: みけ

……そんな、楽しげなことをしていたが……


しかし………ここで事件は起きた___。







『__おい!?また男郎蜘蛛が出たぞッッ!!!』





「___ッッ!?!?」



……突然、村人の大声が聞こえてきた。


何やら、例の男郎蜘蛛の事件らしい……。




『マジかよ…!?また誰かが連れ去られたのか!?』

『ああ…!しかも……
___白蛇様がなッ!!』





「__ッ!?」



村人の会話で……

その、連れ去られた人が…まさかの、白蛇っと聞き反応した。



『_なにぃ!?あの白蛇様がだと!?う、嘘だろ!?』
『ウソなんかじゃねー!
この目でしっかり見た…!あれは確かに白蛇様だ!』

『……嘘だろ……あああ!!もうこの村はおしまいだあああ!!』



……この村はお終いだと……悲惨な声を上げる村人……。

もはや完全に、手遅れて絶望の危機となっていた……。






そんなところに……




「__あ、あの!白蛇さんがどこに連れ去られたか__知ってますかッ!?」


その話を聞き、勇者は見たといった村人に勢いよく声をかけた。



村人はこちらに向き答えてくれた……。


「ああ…大体はな……

恐らくきっと……男郎蜘蛛の野郎は白蛇様をこの村の山の奥へと連れ去られたのに違いねえッ!!」




「……山奥」



村人のその言葉を聞き、口ずさむ。

そして……





「__皆さん!とりあえずそこに行ってみましょう!
ボクのワープ能力を使えばすぐです!」

シフォンが大声をだし伝えた。

「そうだね!行ってみよう!」

アカマタがそう言い…


全員納得し、その例の山にシフォンのワープ能力を使って…
一気に移動をした………。



















「………ここか」





とても薄暗く………

ひとけもないような……静かで不気味な山の中………。






「…勇者さん!行ってみましょう!
連れ去られた人々も!白蛇さんも!きっとこの山の中にいます!!」

「……ああ」




シフォンにそう伝えられ……


私たちは、歩き出し……この山の中を探し出した……。










………勇者たちは、無言でただ歩き続け探す中………




ふいに、何やら小掛の木の上に……何者かがいた……。



しかし、勇者たちは全く気づいてない……。








……その、木の上にいる何者かが……勇者たちを見て…
「きたきた……」っと言った感じに、何かを企んでるように…

ニヤリっと口元だけを笑ってた……。










……そして、全く気づいてない勇者たちは…
眈々と歩き続けていると……






「___ッ!?」




………すると突然…何かが足元に引っ掛り、転びそうになった。



何に引っ掛かったのか……そっと、足元を見てみるとそこには……












___大量の蜘蛛の糸のようなものが…無惨に絡みつき…
足元に引っ掛かっていた……。





「__ウワッ!?な、なにこれ!?蜘蛛の糸!?
き、キモチワルッ!!」


っと、真っ先にアゲハが声をあげた。

続けて、シフォンは…
「うう〜んッ!!め、めっちゃ…!ゾワゾワァ〜ですぅ〜!!」
っと、身をブルルンっと震わせていた…。



「……どうやら…この糸…僕達が引っ掛かって…
勇者ちゃんだけは、無事のようだね……」


っと、アカマタが周りの足元も見てそう言った。



…そう言われよく見てみると…


確かに、アカマタの言うとおり…
この蜘蛛の糸に引っ掛かってるのは私以外の彼らだけだった……。

何故だが私にだけは蜘蛛の糸一本ですらも引っ掛かってはいない……。





「………どうやら罠かなにかのようだな…」


っと、警戒し吸血鬼は何かを睨みながらそう言った。




「……クソッ!このままじゃ身動きもできねえ!!」

っと、クロネは悔しい顔をさせていた。






「……」





勇者は黙り込む……



そして………。







「……ッ!」




突然、走り出した___!





「___ゆ、勇者ちゃん!?どこにくの!!?」



突然走り出した、勇者に気づき……
淫魔は声をあげた。






……勇者はその声に気づき一旦立ち止まる。





そして……急にどこかに走り出した勇者に気付いた彼らは見た。



「…あ、あんたもしかして…!
ひ、一人で行く気ッ__!?」


アゲハは、キツイ口調でそう聞いてきた……




私は振り向き……答える。



「……うん、そうだけど…」

っと、普通に答えた。




すると………、




「あ、あんたバカじゃないのッ!?
一人で行くとか死ぬ気ッッ!?!?」
「__勇者ちゃんお願い!一人で行こうとしないで!!」
「__貴様!わかってんのか!?
相手はあの男郎蜘蛛だぞ!?何も力のない貴様がどうかできるとでも思ってるのかッ!?」

……っと、凄く心配をし慌てて声を荒げるアゲハと淫魔と吸血鬼………。




そんな彼らの心配をしてくれる気持ちはありがたいし…
ちゃんと理解はしているつもり……




だが、しかし………。









「……分かってる…
でも、私……



村人も白蛇さんも助けなきゃッ!!」



っと、言い……そのまま走り出し、村人や白蛇を救出しに一人でかけていった___。





「___ゆ、勇者ちゃん!?」

「__チッ!あの馬鹿がッ!!」



……淫魔と吸血鬼は激しく心配をし声をあげる。

吸血鬼に関しては、暴言を吐いてるが…これでも心配をしてくれてるようだ…。