………一方、淫魔達は…ようやく、連れ去られた村人達を発見できたが…
その、途中に…複数の蜘蛛男達に囲まれていた……。
……何故か突然にピンチの時。
そして、村人は震え上がり…「ああ…お終いだ…」っと絶句させていた。
「……これは驚いた…
まさか、勇者を探す途中に、村人共だけではなく…
こんなに沢山の雑魚妖怪共に出くわすとはな…」
っと、吸血鬼は…表情をブレず、無表情のまま…冷静になっていた。
「ふふっ…俺たちが雑魚だと…?
あの男郎蜘蛛のお兄様の手下である我々がそんなちゃっちい妖怪だと思うのか…?こいつは中々なめられたものだな…」
「フフフッ……君達がその、あの勇者のモンスターたちだね…
中々可愛らしい面してるじゃないか〜い…
褒美に…僕達の捕食として扱ってあげるよ…」
吸血鬼を目の前にして全く怯える気配もなく…
むしろ楽しんでるかのような余裕の敵側のモンスターの蜘蛛男たち…
「全然ッ!うれしくないッ!!」
っと、アゲハはキレてツッコミ散らす。
そして真逆に冷静な吸血鬼はブレずにアゲハに続き声を出した。
「貴様ら…この俺様が誰だか分かってんのか……?
少しは口の聞き方に気をつけろ…この蜘蛛野郎共が」
っと、いつも通り毒を吐きキツイ言葉を突きつけた…
「それよりも…勇者ちゃんの居場所は何処だかわかるのなら教えて
…君達は、あの男郎蜘蛛の手下なんでしょ?」
っと、勇者を見つけるのに最優先をする淫魔は、
そう蜘蛛男達に聞いた…。
「クククッ……まあ、我々はどこにいるかは知っているが…
教えないね…」
「そうそう、君達は…我々にとってただのほ・しょ・く・だからねぇ…
我々はお兄様の部下でもあるのだからそう簡単には教えてはあげないさ」
「男郎蜘蛛お兄様の居場所が知りたいのならば、まずは我々を倒せてからにしてもらいたい…っま、どうせ倒せないと思うけどねぇ…」
っと、まるで馬鹿にした感じに嘲笑う蜘蛛男達……。
それを聞いた彼らは………。
「……どうあがいても…教えてはやらないっということか…」
っと、吸血鬼が口にすると…
クロネ、アゲハ、アカマタが続きぞろぞろっと声を出す。
「フンッ、なんだか俺たちに敵うとでも思っているような口の聞き方だな…こいつはおもしれぇ…お望み通りに、勝負してやっか?」
っと、手をポキポキならすクロネ。
「…ここ最近、ストレス溜まってて体もなまっちゃってるんだよね〜…
だ〜か〜ら、これは暴れるいい機械かもね〜…」
っと、アゲハはどこからかどでかいハンマーを出しかついだ。
「あはは〜、一応この僕も強い妖怪だとお忘れなく…?」
っと、笑顔で…みんなと同じく接近する。
「……うっ!?」
その、彼らの様子をみて恐怖を圧迫され身を引く蜘蛛男達…。
「__ば、ばか!怯むな!!
圧倒的に数はこっちの方が上だッ!!
…いくらあいつらでも…数の暴力じゃもともこうもできねえはずだ!」
っと、一人の蜘蛛男がいい…怯えるものの仲間の蜘蛛達にそう言い聞かす。
…っが、しかし……。
「…へぇ〜、自信あるんだ…」
っと、なめたような言い方をするアゲハに…
続いて、どんどん蜘蛛男達に脅迫するクロネと吸血鬼とアカマタ…
「おもしろい…なら、いっちょやってみるか?」
「フン、この俺様に喧嘩売ったことを後悔するがいい…
小物妖怪どもが…!
…たっぷりと、可愛がってやるよ…!」
「あはっ、ごめんね〜…実は僕こう見えても…
本気で怒らせたら…優しくなんてできないから…
そこんとこ、覚悟してね〜」
っと、めっちゃ殺気漂せる吸血鬼たち。
アカマタに関してはニコニコであった。
「………っ!」
……そんな殺気漂わす彼らをみて…完全に圧迫され…
その結果顔面蒼白になり血の気を引かせた……。
…………そしてその結果。
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___ばたんきゅう〜〜……
「あぅ〜〜……」
……喧嘩を売った結果……蜘蛛男達は、見事に全員やられて…
ぶっ倒れていた……。