官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.175 )
日時: 2018/12/28 11:07
名前: みけ

……そして、その人形は毎晩勇者の寝室近くにくるようになった。

朝になると、必ず同じ場所に置いてある。

同じくもとの場所に何回も戻しても戻しても…
何回でも来る。おいてあった……


私は黄味悪くもおそらく誰かのイタズラだろうとおもい、
いろんな人に聞いて回ったが誰一人すらも「 知らない」「自分じゃない」
っという。

なんだかおかしい……。
まあ仮にイタズラでやってたなら聞いても嘘つくだろうし…
そう色々考えたが…拉致があかなく


ついに勇者はその人形を元のゴミ捨てばに戻した。

本来ならば早くこうするべきだったのかもしれない…


勇者はそう思いながらも人形を元の場所においてきて、
屋敷へともどった



__そしてその夜。


茶の間の方で勇者とアカマタが二人でいた。
外の方は雨がザーザーっと降っていた。


「…そういや、勇者ちゃん?あの人形どうしたんだい?
今日全然見かけないんだけども…」

アカマタがテーブルに座りながら、茶をすすり聞いてきた。


「ああ、あの人形…元のゴミ捨てばに戻してきた」

っと勇者は立ちながらアカマタに教えた。

「そうかい…ようやく元の場所においてきたんだね…
まあ、そうして正解だったかもね…
あの人形…ほんと良い気がしなかったからね…」

「…ほんと、そうだよね…どうして拾ってきちゃったんだろう…
ほんと気味悪くて怖かった…
でもこれでもう一安心だよね!」

っと、笑顔で言うと…アカマタは急に難しい顔をした。

「…いや、そうとは限らないんじゃないのかい?」

「……え?」

唐突にそんなことを言われて呆然とした。
アカマタは難しい顔をしたまま真面目で冷静な口調で話す。

「人形っていうのはねえ…古ければ古いほど強い魂になるって言うし…
あの人形、いつのものか分からないよ?
それにサトリがあんだけ震えてたし念が凄まじいって言ってたね…
これはあまりなめない方がいいかもね…」

アカマタは思ったことや知識をたんたんと勇者に聞かせる

「いや、だからってね別に怖がらせるつもりはないよ
ただね、ほんと気をつけてほしいんだ…
もしも仮に君が取り憑かれてるとしようあの人形に
だとしたら、かなり厄介だよ
心霊系ってわりと大変だし、かなりしつこかったりするしね…」


「……」

勇者はそう聞かされて不安な気持ちとなった。

アカマタはあの中では一番頭のきれが良くて知識も多い…
だからこそ、説得力がある…



そう話してると突然玄関のチャイム音が聞こえた。

「あ!お客さんかな?」
勇者はそういい、そそくさと駆け出し出ようとしてた。


するとアカマタは…さらに難しい顔をした。

(……なんだろうか…なんか嫌な予感がする…
なんだろうこの胸騒ぎは…)



アカマタは違和感を感じて心の中でつぶやいた。



そして勇者は玄関のドアをあけた。


「どちら様ですかー?」

っといい…開けるとそこには…










___黒い姫カットの長髪で、なのにボサボサとさせてた。
顔色の血色がとても酷く青白い…
美形なのに虚ろな目でやつれている。唇も真っ青だ
黒い着物を着てたが…あちらこちらが切れたり破れたりしててボロボロ…
よくみると、球体関節人形のような手足してて、肌は腕や頬に少しヒビがはいってた。

そのような一見170ぐらいの身長をした人間の男性にみえるが、
それはあの人形だった…



「___っひ!?」

突然、あの人形がこんなにも大きくなり人のようになって
外見はあの美しかった人形が逆におどろおどろしい人形と変わっていた





一方、茶の間にいたアカマタは、突然がたんっと勢いよく立った


(__やっぱり嫌な予感がする!とても…わからないけどこうしてはいられない!勇者ちゃんのとこに行かなくては!?)

っと、心の中で叫び慌てて飛び出し勇者のとこへ走っていった。




そして人形と対面した勇者は恐怖感に襲われて足がガクガクとなり動けない状態となってかたまってた。


そして人形は突然と喋りだした…


「…ヒドイヨ…勇者チャン…ドウシテ、僕ヲ捨テタノ?
ドウシテ君マデ僕ヲ捨テルノ?ソンナ人トハ思ワナカッタ……」

っと、片言で言い…ぎこちない動きで手を延ばしてきた。

(…ど、どうしよう…逃げなきゃ…
でも、足がいうこと聞かない!怖くて動けない!)

勇者は声もだせない状態だった。
震えながらも人形をみていた


「勇者チャン…一緒ニ居テクレルヨネ?
アナタ、トテモ優シイ人…トテモ魅力的ナヒト…私、アナタガ、スキ…」


人形は何故か頬を染めながらうっとりした眼差しでみてきた。
その手で勇者の頭や髪をなでる。


そこへアカマタがきた。


「__!?勇者ちゃん!?」

その勢いで白蛇もきた。

「…ッ!?」

二人はこの光景をみて驚く。



そして人形は止まらなかった



「勇者チャン…勇者チャン…
スキ、スキ、スキ、スキ、ダイスキ…//
アナタハ、僕ノコト愛シテクレルヨネ?大事ニシテクレルヨネ?
ダッテキミハトテモ優シイ子…ダカラ、ズットソバニイテクレルヨネ?
ズット、ソバニイテ…モウ、離サナイカラ//…ズットズット永遠ニ…」


あまりの恐怖で勇者は呼吸が荒くなり瞳孔が大きくなる。


「……ッ!」

こうしてはいられないっと感じた白蛇はすかさず指をかまえて九字斬りをした。



「__滅ッ!」

っと叫ぶと突然に、人形にばちばちっと電流がはしり苦しがる


「__ッギャアアアアアアアア!?!?」

苦しがりもだく人形…

そして、涙目をし…「ドウシテ…」っと言い残し倒れた。


「……」


人形はぴくりとも動かなくなった。



勇者は人形をみつめほっとさせる

助かったっと…



そしてその人形は人形寺の坊さんに頼み、引き取ってもらった…



これで安心した。



だが、まだそれが甘かった…



恐怖はまだまだ続いた………。