官能小説(オリジナル18禁小説)
- Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.182 )
- 日時: 2018/12/31 23:29
- 名前: みけ
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……アゲハの方は、魔力をまだ溜めてた。
早くしなければ勇者は連れていかれる。
それを早くふさがなければっと必死だった。
どんどん魔力が溜まってきて、終いには溜まってきた魔力の波動がバチっと感電した。
「__ッ!?」
これは完璧に溜まってきた状態。
チャンスだ!っとおもいアゲハはそれを握りしめて…
盛大に力を込め…金縛りを解除させようとする意思の念力をこめさせた。
……すると、バッチィーーン!っと激しい感電の音がなり出し、
アゲハは素早く起き上がった。
__金縛りは解除でき、無事…一か八かで成功した。
「…ッ!?」
そのことで人形は気づいた。
アゲハはまっすぐ人形をみた。
「………人形…勇者を連れていかせはしないよ…」
っと、言い…近づいて行った。
すると人形は悔しい顔をし、またアゲハに金縛りをかけようとした
っが、しかし…今のアゲハには効かなかった。
そのことで人形は驚く。
そしてアゲハは、何事もなかったように人形に近づいてった
「…無駄だよ…今の僕には魔力が備わっている、だから金縛りをかけようとしてもそれは無効だ…」
アゲハが自信満々にいうと、人形は「…ッ!」っと悔しい顔をする。
「…さあ、勇者を返してもr__」
その瞬間、突風のような勢いがきた。
「__来ナイデッ!!」
人形は大きく叫ぶと、一気にぐんっと力強い突風がきてアゲハにあたり
アゲハは前に倒れ転んだ。
「___ッ!」
アゲハは体を強く打った。
「……っ…あ、あんたねえ…!」
っと人形を睨みいいながら、体を起こそうとすると…
「__勇者チャンハ僕ノモノ!誰ニモ渡サナイッ!
ゼッタイニ連レテイク!ボクヲ止メルナ!ボクハ勇者チャンノコトヲ愛シテルンダアアアアッ!!」
っと大きく叫びまたあの突風がきてアゲハを襲う。
「……ッ!」
起き上がろうとしてた体が抑え付けられて、床に押しつけられた。
そしてその突風がやむとアゲハはまた体をカタカタなりながら維持でも起こした
「…あ、あんたねえ…それ本当に愛だと思ってんの?
だったら馬鹿なんじゃないっ?!」
ようやく体が起き上がり、ヨタヨタしながら近づいてった
「あのねえ…あんたのやってることは自分に都合の良いことをして、
勇者をいいように支配しようとしてるだけ!」
「___ウルサイッッ!!」
またあの突風がきてアゲハは倒れた。
「…っぐ!?」
そしてまた体を起こして近づこうとする。
「…… ッ!…良い?よく聞きな人形!
あんたは人間らしくすれば勇者に好かれるとか思ってるけどそれも大きな勘違い!ただ人間らしくすればいいってもんじゃない!
そりゃあ僕たちも人間じゃないから人間のことはわからないよ
だけどあんたのやってることは全然人間らしくもなんともない!
ただの身勝手な自己満足のためだけにやっているだけの行為だッ!!」
アゲハは強く人形にいうと…
人形はどんどん発狂して攻撃をしてきた
「__ウルサイウルサイウルサイ!!」
また突風がきてアゲハを突き飛ばす。
「__ッ!」
そしてまた起き上がり、よたつきながら人形に近づいてった
「……それに!あんたは勇者のことを愛してなんていない!
あんたはただ自分が可愛いだけ!自分が大切なだけ!ただの自己愛!
そんなもの愛なんて呼ばないッ!!」
アゲハは人形にそう叫んだ。
すると人形はまた叫び抵抗した
「___ウルサアアアアアアアイッッッ!!!」
今度は物凄い力で突風がきてアゲハを大きく突き飛ばした。
そして、突き飛ばされたアゲハの背中は壁に強く激突した。
「__っかは!?!?」
強く背中を打ったことにより、その衝突で口から血をはいた。
壁には大きな穴が空いてた。
アゲハはそのままずるずるっと落ちて身をピクピクっと痙攣させてた。
しかし、アゲハは諦めなかった…
いじでも無理矢理に体を起こし…脇腹を抑えながら口から血を流した状態で近づいてった。
「はあー…はあー…」
ダメージをおい、息を切らしながらもゆっくりと近づきこえをだす
「……あんた…好い加減にしなよ?
勇者はあんたのものじゃないんだからッ!」
っと睨みながら強くいうと
人形はまたアゲハに攻撃をしてきた。
「__クルナアアアア!」
「__ッ!?」
「__アッチイケエエエエ!!」
「__ッかは!?」
「__オマエナンテ、死ンジャエエエエッッ!!」
「__っぐ!」
三連続、アゲハをあの突風で襲いかかり…アゲハを突き飛ばした。
「 はあはあ……」
アゲハはボロボロとなり瀕死状態…
だがしかし諦めはしなかった。
ボロボロになった身を起こしてまた近付いてった
「…アハハ…死んじゃえとか言われたよ、こんな人形の邪霊にね…
マジ、ウケるんですけど…」
アゲハはボロボロなのに何故か余裕の表情を見せた。
アゲハは勇者のほうをみた。
「………ねえ、勇者…聞こえてるんでしょ?
お願い、聞いて…
あんた、ほんとそれでいいの?
あんたここで終わらせるつもり?こいつと一緒にいくわけ?
もしそうだったらふざけないで!!
あんた、何考えてんのさバカじゃないの?」
アゲハは勇者にそう語りかけた
「……」
だが勇者からには返事がこない。
「あんた、こいつと一緒にいくってどういうことかわかってんの?
あの世にいっちゃうんだよ?
例え生きたままでもあの世にいっちゃったらそれって死んだことと変わらないじゃないッ!!」
「……」
アゲハはたんたんと勇者にキツい口調ながらも説得をした。
「あんたはそれで良くてもこっちが困るの!
そこんとこわかってんの!?
あんたがいなくなったら困るの!」
っと強く強くアゲハは語りかけた。
「__チカヅクナ!」
人形はアゲハにまた攻撃をしてきた。
「__ッ!」
また倒れたアゲハ…
だが無理矢理起きあがる。
床に血がぼたぼたと垂れてくる。
アゲハはどんどん息が上がる。
「……ッ!ねえ…勇者…
あんたは、僕のことあまり良い印象ではないかもしれない…
いつもいつもあんたにキツくあたっちゃってるし僕はこんな性格だから…
でも、でも…僕や僕達はあんたのことを必要としてる!
それは決して悪い意味じゃないと思う!
いつもバカやっててあんたを困らせてるけどもでもだからってあんたを大切にしてないわけじゃない!
お兄ちゃんはあれでもあんたのこと凄く大好きだし!頑張ってる!
吸血鬼だってあんな怖いけどあんたのために色々やってくれてる!
他のみんなだってそうでしょ!?あんたを大事にしてるでしょ!?
僕だってあんたのこと好きだよ!大事におもってるよ!」
アゲハは目を潤ませて泣きそうになりながらも説得をした。
「…で、でも勘違いしないでよね!
別に特別な意味でお兄ちゃんたちと同じ意味で好きだよって言ったんじゃないんだから!仲間としての意味でいったんだからね!」
っと、いつもながらのツンデレな発言をした。
(…ってこんなときになにいっちゃってんの…自分…)
っと自分に突っ込む。