……まぁ、なんだかんだあって…。
ようやく朝食を済ませ、今日は王様の呼び出しがあり三人で王様のとこまで向かって行ったのであった……。
「はぁー…今回も王様の呼び出しってことはつまり…
また王様の暇つぶしに付き合わされるのかー……」
っと、もうその時点で嫌な予感を感じ、やれやれ状態で嫌々つつも向かっていく。
「まさか今回も…俺の時と同じく…なんてことは絶対に嫌だからな?
その時は嫌でも俺はついてはいかんぞ…?」
っと、少し不機嫌にいう吸血鬼。
まぁ、こればかりは仕方がない……
何故なら、この前の吸血鬼騒動で動いたのに関わらず、
その結果ただの王様のデタラメで…暇つぶしに付き合わさわれただけだったからな…
それは私だけでなく、吸血鬼も迷惑であった。
その吸血鬼の言葉を聞いて申し訳なく気まずい顔をする私…。
吸血鬼が、この館にきて…周りは騒いでいた。
…っが、それは最初の頃であり今では治まっている
実は淫魔の最初の頃はすごく騒がれて、反対をされてたが…
ようやく慣れて反対をされなくなった。
……が、しかし。
王様はしょっぱなから受け入れてくれてた。
そして…そんなこんなで、ようやく王様のところへときたのであった。
「……王様、今回の要件はなんでしょう…?」
中はとても広い場所。
王様と王女様は豪華な椅子に座っていた。
「…ふむ、今回は大事な話があってな…
勇者…お前に命令を下すこととなった…」
「……はあ」
……まあ、命令を下すっといっても…またただの暇つぶしに付き合わされるだけだと確信している。
……すると。
「……勇者よ、今回ばかりは決してワシの暇つぶしでもなんでもないぞ___」
「……っへ?」
王様は、そう…告げる。
まさか今回は本気なのか……?
私はその言葉を信じ…真面目に王様の話を聞いた。
「勇者よ、確かお前は新たな敵である魔男にあったそうだな…?」
「…は、はい」
「つまりは……今回ばかりはただ事ではすまん…っということだ…
何故なら、勇者やお前たちに襲ってくる凶悪な組織がいるからだ…
その魔男は、ラスボスかはどうかはまだ知らんが魔王というやつの手下」
「……はい」
「つまりは……お前達は、今以上にもレベルをあげなくてはならん
っと、いうことで……お前たちに王様であるワシが命令を下す__!
____勇者!淫魔!吸血鬼!」
『___!?』
「___お前たちは、レベルをあげるためにあるとあらゆる場所へと冒険にいき、情報を掴み、敵やラスボスを倒すためにレベルをあげてくるのだあああああああッッ!!!」
『___ッッッ!?!?』
___そう、それは……。
いま、まさにここで本当に本当の……
本格的な決して嘘ではない、冒険が始まろうとしたのであった……。
勇者(私)___淫魔(インキュバス)__吸血鬼(ヴァンパイア)
私達三人に、冒険の命令を下された。
様々なエリアにいき、情報を掴み、レベルをあげ、新たな仲間を増やし、
___いざ、敵を倒す___。
これが、本格的に始まった私達の冒険≠ナあった_____。
「__はいっ!王様!いってきます!!」
と、いい、旅立とうとした……。
ようやく冒険らしいことができ、王様もまともになってくれたっと思った
その矢先___。
「…あ、お土産よろしくねー!」
(__ズッコオオオオ!!)
勇者はまんまとずっこけた。
周りは引き状態。
(……ああ、やっぱりな…)っと。
まぁ、わかってはいたさ……。
あの王様が真面目にするわけなんてないってね…。
そのことで私は、ちょっと涙がでた。
ま、そんなこんなで、
相変わらずのまともじゃない私の冒険が始まったのであった____。