官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.80 )
日時: 2016/07/30 21:44
名前: みけ

モンスター男子5匹目
【(種族:悪魔)__淫魔の弟(インキュバス)】


あれからというものの___。



私は、アカマタの家に辿り着くまでこの樹海の中で未だに歩き渡っていた…


けれど………。



(……やばいな…どうやら迷ったみたいだ…)

っと、いったん足を止めた。


歩いても歩いても、樹海のため同じ風景にしか見えない。

今、どこにいるのかも全くわからない状態だった…。


そして何気にふっと自分の腕にはめている腕時計を見た。


すると………。



(__えっ?!ウソ!?もう昼!?)

時計の時刻は、11時30分っという昼の時間帯になっていた…

朝かと思っていたが、もうすでに昼となっていたのだ…


よくよく考えれば、朝っぱらから海に行こうなんてするわけないしな…
っと、自分に言い聞かせて納得させ…眉をひそめ苦い顔をする。


そして、再び歩き始め進もうとした…。
その、3.4本進んだその時____。




『___ねえ…』

……っと、突然に私のことを呼ぶ、男らしき声がした。


「……!?」


突然呼ばれてなんだ!?っと思い、ふっとその声がした方向に向くとそこには___。





「……」









___そこには……なんとも、華麗で可愛らしい10代後半ぐらいの若く可愛らしい顔つきのイケメン男子がそこにいた……。

赤い髪に_胸まで伸びてる長い横髪…後ろの方はちょこんっと短く縛っていた。

上下ともに黒くヴィジュアル系で厨二風の格好、腕は指だけが空いてる長い手袋。

……その、華麗で可愛らしいイケメンの少年がこちらに微笑みながら木の小掛にいた……。


「……あ」


その、あまりの可愛らしくて華麗な姿に一瞬見惚れてしまっていた…。

その少年はよくよくみると、その可愛らしさに小悪魔的な目をして今にも吸い込まれそうな程の魅惑的な雰囲気だった…。


…っが、しかし……。


そう見惚れてると、気がついた___。


そう__よくよくその彼を見てると、何やら怪しく背中に悪魔の紅い羽が生えてあり、尻尾も生えてあった…。


確実にこの少年は、人間ではなく人外(悪魔)だってことに気づいた……。



「__って?!えええええ?!?!も、もも、モンスター?!?!」


一瞬見惚れていたが…相手がモンスターと気づき我に帰り
吃驚し大げさな感じに大きく声をあげて、騒ぎ立てた。


すると、その少年は…正反対に落ち着いたまま…口を開いた。


「…うん、そうだよ…!僕はモンスター…!
…だけど、そんなに怖がらなくても大丈夫だよ!
僕は別に貴方に対してなにもしないからさっ!」

っと、爽やかに優しくそう囁いてくれた。


「……っえ?!」

まさかの何もしないっと断言し、いったん落ち着きを取り戻し吃驚する。


「え!?な、なにもしない…?ほ、ほんとに…?」

ちょっと挙動不審になりつつも聞く。

すると、その少年はまた優しく……


「うん、ほんと…!」

っと、ニコッと笑った。


「……っ」


なにやら、本当?のようだった……。

相手はモンスターだが……何故か全くもって、悪意もなにも感じなかった。

むしろその逆……。

普通に優しそうな感じで良いモンスターに感じた…。


そのことでちょっと私は安心したのか…挙動不審をやめた。

すると、少年はこちらに近づき歩み寄ってきた。



「はじめましてっ!僕はずっと遠いところからきたインキュバス≠セよっ!」

「……えっ!?い、インキュバス…?」

彼は自ら自分のことをインキュバスと言い、名乗ってきた…。

私はそのことで反応した。