____まだ、海で遊んでいた……。
「あ〜……勇者ちゃんがいないなんてつまんないなぁ〜
勇者ちゃん今頃、もうついたかな〜?」
っと、水中の中でバシャバシャっとしながら淫魔は少々不満そうにぶつくされてた。
「まあ…あいつが方向音痴じゃない限り、もうとっくについてるころだろ…?」
っと、吸血鬼が冷静に返す。
「っていうかさぁ〜……お前よお〜……
なんで、水中の中でも平気なんだよお〜…
日光浴びてても、ダメージには影響ないっとか言ってて吸血鬼のくせして全然効かないしよお〜……
お前本当に吸血鬼かよ……?」
淫魔は、日光も流水も浴びたとしても全く微動だにしない吸血鬼に対し、
変だと思い…しかめっ面して吸血鬼に聞いてきた。
「俺は本当に正真正銘の吸血鬼だ……」
っと、クールに返答する。
そして、吸血鬼は急にドヤ顔になり胸を張ってたんたんと語りだしてきた
「まあ、確かに……弱点が多いはずの吸血鬼が何故か日光も流水も浴びても全然効かないってのに変だと思うのは仕方ないことだな…
だが、しかし…この俺様は、そこらの吸血鬼とは違う
由緒ただしき、ドラキュラ族である最強の吸血鬼だ…!
この最強であるヴァンパイア様がちょっとやそっとのことでいちいちダメージなどは効かんっ!俺様はマニュアル通りの吸血鬼ではないからなー!!
フッハッハッハッハッハ!!」
っと、いつも通りであり、また自分語りをして
うぬぼれ自慢を声高くにいってきたのであった。
だがしかし……。
吸血鬼がそうやってうぬぼれ自慢をしている途中、
なにやら物凄くバシャバシャバシャっと海水をめっちゃ浴びせられていた。
「……って、いうか…おい……」
そして吸血鬼は… さっきからやられているその海水を浴びせられてるのに
気に障り……。
そして…… 声を大きく張り上げて怒鳴り散らした。
「___さっきから、この俺に海水をかけまくるなあああああああああああッッッ!!!」
っと、めっちゃ海水をかけまくる淫魔にキレツッコミをした。
「おいっ!やめろ!!
貴様そんなに俺に流水をかけてこの俺を倒したいのかああああ!?!?」
「うるせええ!!流水かけられても平気なんだろお?!
っと、いうかむしろ俺はおまえを一発だけは倒したいッ!!」
「なにぃ?!倒したいっといったな?!今貴様この俺を倒したいっといったなああ?!
はははっ!なんて馬鹿馬鹿しい!
貴様がこの俺を倒せるわけがないだろお?!低級の悪魔なんだからなあー!」
「なにいいいい?!
低級だからって馬鹿にすんなーー!!
一応これでも俺も悪魔だあー!!
お前みたいな、なんちゃってS級妖怪なんてこの俺の悪魔の力で捻り潰してくれるわああああ!!!」
「ハッーッハッハッハッハ!!
やれるもんならやってみやがれッッ!!
この、エロだけが取り柄の万年発情期の低級なインキュバスちゃんがあああああああ!!!」
「ムッギャーーー!!
この俺のことをちゃん付けで呼ぶなああああ!!
この俺のことをちゃん付けで呼んでいいのは勇者ちゃんだけだああ!!
__呼ばれたことないけどなッ!!」
などと、言い合いをしながら口喧嘩をしていた淫魔と吸血鬼。
それを、まるで保護者のようにやれやれっとした感じにひたいに汗を垂らしながら笑って見てたアカマタであった……。