官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.96 )
日時: 2017/02/25 15:02
名前: みけ

「…その…あのさ……
俺、アゲハに対して凄く酷いことしてきたかも…
だから…アゲハに恨まれるのも仕方ない…
謝るのも…凄く今更だって分かってる…
アゲハはきっと、それほど傷ついたんだから…」

「……」


「…だ、だけど…………
これだけは聞いて欲しい………


俺……アゲハにどんなに嫌われていたって…
俺は………アゲハのことを実は大事に思ってる、
可愛い…たった一人の大切な弟だって思ってる、

だから………



だから……………」





「…………お、お兄ちゃん…」



……兄である淫魔の必死な想いを…
磯男の重たい手を止めて耐えながらもアゲハに伝える………。



アゲハは、そのような兄の言葉を聞き…
必死に耐えながらも、伝えてくれる…その言葉を聞き…


アゲハの中で……何かが変わっていく。


心が……安らかになっていく…。







「……」


…そんな淫魔をじっと見つめる勇者…。




そして、淫魔の方はそろそろ限界に近づいてきた……。





(……っぐ!…も、もお…………
これ以上力が……!はい………ら……)



どんどん押されてきてしまい限界がきた淫魔……




すると…………。






(___シュッッ!!)




勢いよく誰かが、飛び込んできた。


そして…………


(___ドッゴオオオオオッッ!!)



磯男をうまい具合に蹴り上げて、攻撃した。


『___ッグアアア!?!?』



高く飛び、そのまま磯男は少し距離のある地まで吹っ飛び着陸した。



そこに勢いよく叩きつけられ、一気に砂が舞い上がった。





突然に誰かが磯男を攻撃し、吃驚し唖然とする淫魔。






すると、その磯男を攻撃した者が口を開いた。






「……全く……
こんな妖怪を倒せないとは…
やはり低級悪魔だな………淫魔」



そう、そのような毒舌を言い聞かす男の正体は紛れもなく




彼___吸血鬼だった。




「吸血鬼ッ!?」

淫魔よりもさきに私が口を開いた。



後に、淫魔は…


「う、うっさい!!このなんちゃってS級妖怪!!」


っと、いつものように吸血鬼に対し強気な口調で言い返す淫魔だった。



「ふんっ、あんな妖怪を倒せない貴様は低級以外のなにものでもないだろ?
やはり貴様はただのエロしか取り柄のない奴だ…」

っと、クールに煽る吸血鬼

「な、なにぃ!?」

っと、ついムキになってしまう淫魔だった。



しかし、そんな茶番をしてる間、磯男は踏ん張って起き上がってきた。





『……ッ…!お、おのれえぇぇ〜……!』


とても悔しがり険しい表情筋をする。



しかし、磯男はここでおしまいの時がきた。




「…お、やっときたな」


っと、クロネが言って上をみあげるとそこには、







なんと、空から数人の天狗たちがきていた___!



『___ッ!?』



天狗たちをみた磯男は、しまった!?っという追い込まれた顔をした。






そして、天狗たちがきたことによりアカマタは説明をした。


「…あれは、凶悪妖怪などを取り締まる妖怪界の警察、いわば天狗警察さ!
いくら妖怪とはいえ、悪事をしすぎたものは天狗警察に捕まってムショ行き」



っと、天狗たちを見ながら説明をしてくれた。
それに続きクロネも口を開いた


「どうやらこの樹海にいるモンスターたちが警察に連絡してくれたみたいだな」




っと言った。



そういえばここの樹海は数匹もののモンスターがいた。



何時の間にかそのモンスターたちが警察に連絡してくれたんだと分かり
納得した。








………そして、磯男は天狗警察に現行犯で逮捕され、
そのまま天狗たちがいる刑務所まで運ばれて行ったのであった…………。








………これでようやく、磯男の件は済み終わった。



これで一安心だが………






しかし、まだ問題はあった。



それは、アゲハのことだった…………。




「……」






みんな揃い、とある海沿いの橋にいた。


その橋に立ち尽くし、アゲハは橋に前を寄りかかっていた。


アゲハは、少々元気がない様子。



そんなアゲハを、私たちは後ろで見ていた。



「……」