官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: 貴方だって、愛してる ( No.10 )
日時: 2016/01/30 20:42
名前: ねむねむ

5、欲望と蜜



「入れるよ。」
たったその一言だけ告げて、奥まで押し込むように挿入する。当然、処女の彩希は声にならない悲鳴が突き抜ける。
「っ〜〜〜!!!」
息苦しいほどに締め付けてくる中は気にせず、腰を動かす。
「あっ、あああぁ!!いやぁぁ!!」
将生にはそんな声など届かない。むしろ、嫌がる彩希を押さえつけて、犯し続けたいという欲望にまみれている。だからこそ止める気も毛頭ない。
「あぁぁ!あぁっ!やめて!将生さん!!」
無心で腰を揺らしていると、ベッドのシーツに赤い染みが出来ていることに気付いた。止め時か、頭の隅でそんな考えがよぎる。しかし、彼女の声がそんな弱い考えを掻き消した。
「あああぁ!!!」
気に止めることなく、中に精液を流し込む。自分でも、これまでにない射精の快感に驚いていた。
「はっ…はぁ…っ、将生さん………」
「ふぅ…」
ずるりと中から引き抜いて、そのまま彼女の顔面に向ける。
「舐めろ。」
「え……?」
彼女の、破弧の血と精液がどろどろに付いた局部を向けたまま、そう促す。
「…冗談、でしょう……?」
「舐めろ。」
それだけ、また繰り返す。だが彼女は戸惑ったままで、何故か無性に腹が立った。
「舐めなさい!」
ぐいっと頭を掴んで、無理やり口に入れる。
「んーーっ!!」
彼女の顔が歪んで、いやいやと首を振る。その行動にまたも腹立たしくなり、怒鳴り付ける。
「彩希!舐めなさい!」
涙を目に溜めた、怯えた目でそっと舌を動かし始めた。
「そう、いい子だね…彩希。」
彩希のたどたどしい舌使いに浸りながら、女性を名前で呼んだのは彩希が初めてだと、優越感を覚えていた。