官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: 貴方だって、愛してる【3/27更新!】 ( No.20 )
日時: 2016/04/06 16:25
名前: ねむねむ

3、結婚なんて


「っ〜〜‼いや!もうダメっ!許して!」
彩希の悲痛な声が、部屋に割れんばかりに響く。彩希の秘所には、全く似つかわしくないグロテスクなディルドバイブが突き刺さっているのだから、無理もない。
その彩希の上に跨り、将生はこれからどうしてやろうかと考えていた。彩希が身をよじるせいで幾度となくディルドバイブが抜け落ちる。抜けると、やかましいモーター音が鳴り、とんでもない音量だ。それでも、将生は抜けるたびに挿れ直した。
「あぐっ…!もういやぁ!」
彩希の虚ろな瞳には、涙が溜まりきってぐちゃぐちゃになっていた。もう身体をばたつかせる気力も無いのか、手足の先を震わせて身悶えるだけになってしまった。
これではつまらない、面白くない、もっともっと、彩希を壊したいのに。
将生の中の黒い獣が、欲望を垂れ流している。それに応えるように、将生が身を乗り出す。手には、SM用の赤い蝋燭。
「い、いやよ…待って、そんなの嫌!」
将生の頭には、蝋の熱さに悶える彩希の顔しか映っていなかった。ライターの火で、蝋燭の先に火を点ける。
彩希はどんな顔で、どんな声で、どんな反応で歪むのだろう。
そう思いながら、蝋燭を傾けた。蝋の雫が溜まり、その一滴が彼女のへそに吸い込まれるように落ちて、ぽたり、小さく音を立てた。
「あっ、ああああっ!!」
まさに絶叫という言葉が相応しい声だった。将生の背に、ゾクゾクとした悦びがほとばしっている。
将生こそが、自分の欲望の奴隷になっていた。今までずっと誰にも言わず、ひた隠しにしてきた、自身の欲望の奴隷。
次々に蝋の雫を垂らしていった。脇、乳房と乳首、恥骨、鎖骨、脇腹、太もも、そして秘所ぎりぎりの足の付け根。
蝋燭の半分がなくなったところで、その手を止めた。
「彩希。」
ビクビクとまだ震えている彩希の、手足につけられた拘束具を外す。そしてそれから髪の毛を掴んで、将生自身の肉棒へと押し当てた。
「舐めなさい。」
たったそれだけの、短い指示。だが彩希は肉棒を口に含むどころか、こちらを憎らしげに見ていた。
「仕方ないな。」
ぐいっと再び髪の毛を引っ張り、無理やり口の中に押し込んだ。
「んぐっ!」
「聞こえなかったんだな……舐めなさい。」
少し、ほんの少しずつ彩希の舌が蠢く。たどたどしく、お世辞にも上手とは言えなかったが、将生はこれまでにない快感を覚えていた。まるで専制君主にでもなったかのような独占感と、彩希を従えているという悦び。
「彩希…そのまま、続けなさい。」
彩希は何も答えなかったが、舌の動きが止まることはなかった。