官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: 題名が思い浮かばない…。【花魁もの】 ( No.4 )
日時: 2016/01/03 19:46
名前: 紫月 ◆m1uI8u1qkM

「ここなんだな、お前のお気に入りの場所は…」にやりと、子供が悪戯をするように笑えば彼は、そこを中心的に狙う。

「はぁっん、っん、大あたり、でございまっ、す…」
眩む目を必死に開かせて、体を反応させた。愛のない指先で弄られているはずなのに、感じてしまう。

「そろそろ、布団に移動しないか?この体勢もキツくなってきてな」
そんな質問をしているのに、まるで答えなどいらないように、細い指を熱と液で溢れた中で掻き乱す。

「ふ、とん…いくぅっ…っん」
敬語など忘れて、本能のままに甘い声を濡らした。

「…こうした、棒のような物を下で咥えるのが好きか?それとも、俺だからこのようにしているのか?」
藤孝様はゆっくりと指を抜くと、指についた愛汁を舐めとる。

快感で腰を抜かしている私は当然、彼の腕の中へと引き寄せられ持ち上げられる。

「…藤孝、様…だから…たまらなく、気持ちいいので、す…わかってください、ませ…」まだ中に残る、余韻を感じながら息を整える。そうはいうものの、本当にそうなのだろうか…自分でもわからない。

でも、望まれたことはする。

「…美代子、お前を愛している…今夜も俺の全てを受け止めてくれ…」
そんな言葉は、何人もの男に言われた…だが、藤孝様に言われるとどこか切ない。

彼には2つ返事で愛してくれる妻がいる。
私は彼を愛してはいけない、そして愛していると言えない。

ゆっくりと、日差しの香りがする布団に下ろされる。見習いの頃、私は夜に汚れた布団を朝起きて洗っていたことを思い出す。あの頃どうして、使い終えた布団は生臭い匂いのするのかわからなかったが…今ならわかる。

「…藤孝様、受け止め…ます…あなたの全部を……私の体で」
そういうと彼は、どこか切な気に顔を逸らした。なにかを浮かべたように…。

「…有り難く、その言葉を頂く」
藤孝様の太いモノは、我慢をしていたのか汁が出ていた。

嗚呼、早く…早く、その大きな棒で今宵も私を狂わせてください…哀しさも辛さも、忘れさせてください…

貴方の先ほどのどこか切な気な顔までも…忘れさせてくださいませ…。

 ̄ ̄グチュ、パチュッ

ゆっくりと優しく温かなモノが、私の中へと入っていく…。

「っあ、はぁっあ…ん…」

半分まで入っていくと、突然変貌するようにグイッと奥へと突き上げられる。

「ひぃあぁっ、ふじ、たかさまぁあっ」
悲鳴のような声を上げて、口から唾液を垂らす。

「だらしのない娘だな…」
そんな私を見て、奥をコツコツと押し当てるように突いては、唾液を生あたたかい舌で舐めとってくれる。

「あっ、ぁっ…もっと、激し、くっ」
藤孝様の腰に脚を絡めて、快感を求める。

「…っそう、そうやって我が儘を、言え…ッ」
私の首元に寄りかかり、首筋を舐めると激しく中を乱す。

息もできなくらいに、次々と奥を突かれる。そうすると私はどんどんビクビクと、何かに襲われる。

「はんぁ、んぁっ…っや、んっぅ」
目に光を失い、発情期のようにただ性に身を預ける。

「っン、…くっ…み、よこ…ッ」
ぐいっと更に先端を押し当てて、激しさは増すとドロっとした温かい液が中で吐き出される。

「っぁっああ、やあぁっ」
その温かさに、私は達してしまった。

しばらく、部屋の中は二人だけの吐息だけが響く。