官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.2 )
日時: 2017/09/18 08:30
名前: 雪見まりも

アタシが通っている学校はエリートが多いことで有名。先輩が活躍したことでさらに有名になっている。

アタシは教室では独りぼっち。「先輩と馴れ馴れしい」と陰口を言われているが先輩が助けてくれる前も今も悪口だけであって殴られたりするようないじめはない。

「この問題は・・・・・・・・・・です。では、時間ですね。これで授業を終わりにしましょう」

今から4時間目が終わりランチタイムだ。私はこの時間が好きだ。なぜなら・・・

「フェーリ♪一緒にご飯たべよ」

ランチタイムになると先輩はアタシのクラスまでわざわざ来てくれる。

「レムレス先輩、フェーリよりも私と食べませんか?」
「ちょっと〜ぉ、レムレス先輩と食べるのは私よ!」
「ううん、私なんだから!!」

クラスの女子たちはアタシと同じで先輩のことが好きだ。たまにアタシと先輩が話している時にも話に割り込んでくる。けど、アタシは先輩の「特別」じゃないから別にいい。特別にもなれなくていい。話せるだけで幸せだから。

「ごめんね、フェーリと二人で食べたいんだ。また今度ね」
「えぇ〜?そう言って私レムレス先輩とランチ食べたことないんですよ〜ぉ」
「ずるい〜」
「じゃ、フェーリ行こう♪」
「は・・・はい」

アタシは教室を出る。背後から「何?フェーリうざーい隠キャのくせに調子乗りすぎ〜」「まじでぶりっ子かよアイツ」「絶対フェーリってレムレス先輩脅してるよね〜♪レムレス先輩は優しいから仕方なくフェーリとランチ食べてるんだよ」とさっきのクラスメートたちの声が聞こえる。

ようやく屋上に着きアタシたちはお弁当を食べ始めた。先輩の話はとてもおもしろくてお弁当を食べる手が止まってしまいそうになる。

しばらくして私たちはお弁当を食べ終わった。

「ねぇ、今日も一緒に帰れる?」
「はい・・・」
「じゃあ校門の前で待ってて」
「分かりました」

アタシは放課後も先輩と帰っている。アタシを助けてくれた時からずっと・・・

けど、なんでアタシだけランチに誘ってくれるんだろう?なんで「一緒に帰れる?」って聞いてくれるんだろう?

アタシは先輩になにもしてないのに・・・