官能小説(オリジナル18禁小説)
- 彼が元めたものとは☆オリジナルBL☆
- 日時: 2015/02/13 19:29
- 名前: 冬月 莉桜
……ここ、どこだ?
目が覚めれば、見知らぬ部屋にいた
パンツしかはいてない上に、両手両足には鎖つきの枷が
何より、目の前には男が座って眠っていた
月光に照らされているけれど、黒髪しかよく見えない
ジーッと見つめていれば、パチッ!いきなり目が開いた
「目が覚めたか」
ビクッ!よく見えないけど、男の目は驚く程冷めている気がした
少し怯えていれば、男はポケットから錠剤を出して俺に近づいてきた
「ぇ…ちょっと、なんでふぐっ!!」
俺の口は男のくちによってふさがれた
ゴクン!……勢い余って、飲んじまったけど……何だ?コレ
体がアツイ……
「ふぐっ!なんれふか!あんふ!」
男は笑いながら、俺から唇を離した
銀色の糸が厭らしく
「俺は鳴神<ナルカミ>。お前を誘拐した男だ」
「ゆ、誘拐!?」
※初めてのBL小説なのでお手柔らかに
※荒らしさんはお断りです
※オリジナルです
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- Re: 彼が元めたものとは☆オリジナルBL☆ ( No.1 )
- 日時: 2018/05/18 07:58
- 名前: B
口付けされたことに動揺しながらも、“誘拐”と…思ってもいなかった事態に驚いてしまう…
「そんな、家には身代金を出せる程の余裕なんてありませんよ…」
誘拐イコール金の要求…
その図式は直ぐに頭に浮かんだ…
「別にそんなもんが目的じゃない…俺の目的はあくまでもお前自身だ…」
俺自身…?
鎖を鳴らし後退りする…裸にされていること自体、何かがおかしい…
「こんなことしてどういうつもりだ?!」
手首を鎖で拘束されている上に唯一身に着けているものはパンツだけ…
恐怖心以上に羞恥心を煽られる…
「威勢がいいな…そう言ってられるのも何時までもつか…」
そう言って首筋に触れてくる鳴神という男…
その指先が滑るようにして胸元に下りてくる…
「ゃ!…止めろ!」
敏感になった肌が熱を持つ.…
普段はこのぐらいのことでこんなことにはならないのにだ…
「乳首、勃ってるじゃないか…悪い子だな…」
厭らしく頬を上げる鳴神…
その手が俺の乳首を捉える…
「ぁぅ…!」
ゾクッとした悪寒が全身に陶酔し、俺は女みたいな甘い吐息を漏らしていた…
- Re: 彼が元めたものとは☆オリジナルBL☆ ( No.2 )
- 日時: 2018/08/16 16:22
- 名前: B
「可愛い声で鳴くじゃないか…」
目を細めて薄く微笑む…鳴神
その指先が俺の乳首を摘まみ上げる…
「ぁう;…や、止めろぉ;……止めてくれぇ…;」
全身が熱く高揚してくる;
さっき口移しで飲まされたものは、そういう類いの薬に違いない…
「硬く突起してきたぞ…自分でヤル時も…こうやって弄ってんだな…」
うっ;…
返す言葉がない;
確かに俺は、男でもソコが性感帯であることを知っていた;
「アンタが…変なもん飲ませたからだろ…」
あくまでもこれは薬のせい…そう自分にも言い聞かせる…
「媚薬と言っても軽いもんだ…普通はこんなに効きはしないさ…」
そう言って両乳首を爪先で挟み込む鳴神…
その痛みに俺は眉をしかめる…
「ふざけるな…俺にそういう趣味は無い!」
1人でヤル時に乳首は弄るが、それはあくまでも快感を呼び起こす手段…
こんな風に痛みを誘ったことなどない…
「そうかぁ?…その割りに身体は悦んでいるじゃないか…」
鳴神の視線が乳首から下に降りる…
俺は慌てて膝を立て、その視線から股間を隠す…
「お、俺には…そっちの趣味も無いんだ…」
か細く訴えるしかない…
いくら薬のせいだと言っても、鳴神は男…
その男相手にこんなに興奮している自分が…情けない…
「知らない癖によく言うな…男どころか女も知らないお前がよ…」
……;
図星だった;…
俺はまだ女も知らない童貞だった;…
- Re: 彼が元めたものとは☆オリジナルBL☆ ( No.3 )
- 日時: 2018/05/19 17:02
- 名前: B
「関係ないだろ;…そんなこと;」
童貞だろうが俺にとっては大きなお世話だ;
「意気がるなよ…身体は正直なんだろ?」
そう言って立てた膝に手を置く鳴神…
俺は必死に力を込め抵抗する…
「アンタの言いなりになんてならない!」
強がってはみたものの、徐々に開かれていく俺の膝…
とうとうストレッチする時のように左右の膝を左右に倒される…
「ははは…言ってる割りに聳え勃ってるじゃないか…」
声高に笑い声を上げる鳴神;
俺は羞恥のあまり顔を叛ける…
「薬のせいに決まってんだろ…じゃなきゃこんなになる訳は無い!」
見なくても分かる自分の興奮具合…
乳首を弄られただけでこんなに勃つ訳は無い;
「薬ばかりのせいでも無いだろ?…ちゃんと見てみろ、自分の目で…」
頭を掴まれ無理矢理に下を向かされる…
目に飛び込んできた自分の勃起;…
パンツを持ち上げ、先走りまで漏らしていた;
「ふざけるな!…普段の俺はこんなんじゃないんだ!」
自制心は人1倍持っていた…
厭らしい妄想など、1人でヤル時ぐらいしか働かせない筈だった…
「普段は品行方正なお前が…こんなにパンツがビチョビチョになるまでスケベ汁出してるってことかよ…」
ニヤけた顔でせせら笑う鳴神…
俺はもう何も言い返せない;
「いいんだぜ俺は…お前がどうしても嫌だって言うなら…」
俺の落胆ぶりを分かってくれたのか…鳴神は呆気なく膝から手を離した…
俺はこの時とばかりに膝を戻し、鳴神の視線から自身を隠す…
「嫌に決まってんだろ!…こんなの」
吐き捨てるように啖呵を切る…
そんな俺から離れ、鳴神は俺に向かい椅子に座る…
「そんな睨むな…お前が望むまで何もしないさ…」
相変わらずに薄ら笑いを浮かべる鳴神…
だけどその目は笑ってはいない…
「誰がそんなこと望むかよ!俺はアンタとは違うんだ!」
いくらこんなに勃っていたって、そんなものを受け流すことなど容易い筈だった…
- Re: 彼が元めたものとは☆オリジナルBL☆ ( No.4 )
- 日時: 2018/05/24 07:50
- 名前: B
薬は微量と言われた鳴神の言葉を信じた俺が馬鹿だった…
時間が経つにつれそれは、俺の身体に更なる快感を与え始めた…
くっ;…
身体の内側からの薬による刺激…
激しく熱を持った勃起が、外側からの刺激を求め俺の身体を振るわせる…
「どうした?さっきまでの威勢の良さは…」
俺の恥体を楽しむ鳴神が、離れた位置から笑い混じりの声を上げる……
「ち、ちくしょう…;」
俺にしてみたらこんな筈ではなかった…
今までどんなにその兆しをみせようとも、そんなことは別の意識と摩り替えることは出来たのだ…
だけどそれは甘かったのだと今更ながらに気付かされる…
脳がコントロール出来ない別の意識が肉幹への少しでもの刺激を求め、内股を使ってその間に硬直を挟み込み…腹に合わせ揺すり始める…
「そんなことで治まるのか?…お前の若い欲望は満足できないだろうに…」
確かにこんなことではもの足りなさは感じていた…
それでも手を拘束されて使えない以上、これしか術はない…
「だ、黙ってろ!…こんな真似させやがって!」
こんな恥ずかしい姿を他人に見られていること自体、俺にとっては苦痛の何ものでもなかった…
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