官能小説(オリジナル18禁小説)
- 主従関係
- 日時: 2015/02/24 18:36
- 名前: 視力0.1
こんにちわ!
その名の通り、視力は0.1です!
嘘っぽい?いえいえ、ガチです、ほんとです。
ちなみに小説書くのは久しぶりなので、腕は鈍ってますw
それでも平気!って方は、暇潰しにでもお読みください。
〜登場人物〜
俊輔(シュンスケ)…この名前は本名ではなく、実名は謎。かなりサディスト
な思いを抱いており、女遊びも手慣れている。
花菜(カナ) …俊輔と初対面ながらに関係をもつ。意外と照れ屋のよう
だが、俊輔とネットで知り合ったということはM(?)
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- Re: 主従関係 ( No.1 )
- 日時: 2015/02/24 14:42
- 名前: 視力0.1
1、美しさ
美しさとは、主従。
主従とは、美しさ。
生ぬるい、夏の夕方のような恋人関係など、醜い。邪魔であり、不必要。
きっとこんな風に思うのは、俺だけ。
***
昔から、もし自分が結婚できたなら、犬と飼い主のような、主従関係を結びたいと、そう考えていた。
女は、俺に服従し、俺に従順で、俺にとって一番都合の良い存在であればいい。
随分気持ちが悪く、サディストな考えだと、自覚している。
だが、自覚しているからこそ、そんな考えはどんどん膨らんだ。
会社で働く傍ら、こんな自分の性格を上手く使い、数多の女を従わせてきた。
インターネットで馬鹿な女を誘いだし、金と快楽を渡す。
そして飽きてきたら、連絡先を削除。
もちろん女共に俺の本名も住所も、連絡先も教えない。
まさに「鬼畜」と言うやつで、女が傷つこうが、泣きわめこうが関係ない。
今夜もそんな日々の1つになると、そう思っていた。
- Re: 主従関係 ( No.2 )
- 日時: 2015/02/24 18:32
- 名前: 視力0.1
1、美しさ
夜の駅で、馬鹿な女を待つ。
今まで捨ててきた女と鉢合わせしてはたまったものではないから、待ち合わせる場所は毎回変えている。
「…俊輔さん!」
一瞬、自分の本名ではないため反応できなかったが、この名前は俺のネットでの名前だ。
透き通った女の声が、俺の偽りの名を呼び、近づいてくる。
「やあ、花菜。初めまして。」
名前を呼ばれたことが嬉しかったのかなんなのか、花菜は「えへへ」と照れわ頼を浮かべた。
「こちらこそ、初めまして……今日は、その、会ってくれてありがとうございます!」
人目も気にせず、思いっきり頭を下げるような馬鹿な女______
と、思えなかった。
何故だか花菜に、愛着が湧いた。
見下しの感情はもちろんあったが、それだけでなく、手放したくない感情も同時にできた。
「いや、俺も会えてうれしいよ。さ、行こうか。」
悟られないよう、花菜の手を優しく握る。
「し、俊輔さんっ。」
花菜は顔を赤くさせるが、手は振りほどかない。
俺は、花菜の声は無視して、ホテルまで腕をひいていた。
***
「っあ…俊輔、さん……」
二人して果てたあと、花菜は俺を呼んだ。
「…どうした?」
「俊輔さんは……わたしのことが一番に好きじゃ、ないんですよ、ね……」
語尾に近づくにつれ、弱々しくなる花菜の質問は、俺の心を突き動かした。
「そんなことない……花菜が一番好きだ。」
妖艶な笑みを浮かべ、花菜を抱きしめる。
「俊輔、さん……」
まだ弱々しいままの花菜の声。
「花菜……」
低く低く、呟く。
自分の言葉を確かめるように。
「俺の、犬になれ。」
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