官能小説(オリジナル18禁小説)
- イヴの林檎
- 日時: 2015/03/28 00:25
- 名前: 兄(変態)
□神様に作られたアダムとイヴ。二人は神様に命じられます。
「エデンの園にある木の実はどれを食べてもいいが、1種類だけ
は絶対に食べてはいけない。」
しかし、悪戯者の蛇が
「この木の実は知恵の実で、とても美味しいよ。」
とイブに言い、イブはアダムとその知恵の実を食べてしまった
のです。
すると、二人は無垢を失い、自分達が裸である事が急に恥ずか
しくなり、腰に無花果 の葉を着けるようになってしまいました
。 その姿を見た神様はアダムとイブが禁断の木の実を食べてし
まった事を知り、 嘆き悲しみながらも、二人をエデンの園から
追放したのでした。
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- イヴの林檎 ( No.1 )
- 日時: 2015/03/28 00:57
- 名前: 兄(変態)
□りんごの花びら
ぼくはずっと前から不思議に思ってた。
「一花。今日は庭でなにしてたの?」
「勇気…なんで庭にいたこと知ってるの?」
幼馴染みの一花はよくひとりで一花の家の庭にいる。
ぼくはいつも理由を聞く。けれどいつも教えてくれない。
「だって頭にりんごの花びらがついてる。」
「あ、本当。勇気って探偵さんみたい。」
そう言うと白くて綺麗な花びらをとって一花は微笑んだ。
「理由、そろそろ教えてよ」
「勇気、そろそろ帰ろう。」
一花はぼくの言葉を遮るように言うと、振り返ってゆっく
りと歩きだした。ぼくは一花が気になって仕方ないんだ。
- イヴの林檎 ( No.2 )
- 日時: 2015/03/28 01:10
- 名前: 兄(変態)
□りんごの花びら(一花)
私は庭にいるのが好きだけれど、勇気は図書館が好きみ
たい。だって今日も図書館の本を小脇に抱えてるの。
「一花。今日は庭でなにしてたの?」
今日庭にいたことは誰にも言ってないの。
勇気は私のこと、なんでも分かるみたい。
「勇気…なんで庭にいたこと知ってるの?」
「だって頭にりんごの花びらがついてる。」
言われて触ると、頭に一枚、りんごの花びら。
「あ、本当。勇気って探偵さんみたい。」
指でつまんでとってから、勇気に微笑むの。
「理由、そろそろ教えてよ」
「勇気、そろそろ帰ろう。」
私は逃げるように家に向かって歩きだす。
勇気の目に私の後ろ姿はどううつってるのかな。
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