官能小説(オリジナル18禁小説)

やさにゃるっ!
日時: 2015/09/05 20:21
名前: みー*

這いよれ!ニャル子さんの二次小説です。世界中のニャルまー達がどれだけやさニャルに
飢えているのか!それはいけない!じゃあ自分で作っちゃえばいいじゃない。
と言うことで是非楽しんでいってくださーい(^_-)

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Re: やさにゃるっ! ( No.1 )
日時: 2015/09/07 21:06
名前: みー*

空は暗黒に染まり、風さえもユラユラと不明確に、心地よい木々のざわめきでさえ完全に夜に支配された真夜中。
もう日が変わろうというこんな時間に電気も着けずに自室のベッドの上に座っている。
真尋、そしてニャルラトホテプ。
静寂の中で二人は瞳を合わせたり離したり、このあと起こるであろうことに対する恥じらいがまだまだ抜けていない。そわそわが止まらず、不覚ながら自分でいくことができない。
落ち着け、落ち着こう。まずはここまで持ってきた手順を思い出すんだ。
           ★
「今日も疲れた.......全く、いつも騒がしいと参っちゃうよな.......」
風呂に入り、命の洗濯を終えた真尋はベッドに埋もれる様に倒れ混んだ。
ぼふっと一気に全身に柔らかい感覚が伝わってきて気持ちいい。
「......雰囲気、かぁ」
自分に確かめるように独り言をした。
今日は考えた日だった。ニャルラトホテプとの、その、夜の営みことで。
別段セックスレスと言うわけではない。不器用は承知の上、ニャルラトホテプへの気持ちは誰よりも本物なのだ。
真尋もそのときには十分に愛してやる努力はしている。
しかし問題点は真尋ではない。確かにがっついているとは思われたくないし、頑張って抑えたり控えめにしたりはしている。
ヘタレなのは重々承知。
そんな真尋だが、愛するときはキチンと愛する。
問題は、ニャルラトホテプだ。
どうにもこうにもなかなかその様な話が進まない。いつもは下ネタ全快で言い寄ってくるくせに、どうも真面目にするときには恥ずかしいらしい。
普段の押し倒す勢いは、パッと消えてしまうのだ。
恥ずかしいのも無理はないし、むしろ恥ずかしくないってなんだよって感じだが、さすがに行き詰まった真尋は今日、暮井珠緒に相談を持ちかけたのだ。

Re: やさにゃるっ! ( No.2 )
日時: 2015/09/07 21:34
名前: みー*

「......ふぅん、そかそか。そんで八坂君は困ってるんだね?」
「まぁ.......というか、ニャル子が嫌なら強調したいわけじゃないんだ。でも.....やっぱり必要だろ。こういうの。どうしたらいいのか分かんなくてさ......」
珠緒は腕を組んでキッと睨み付けるような視線を送ってくる。
「え」
「なんで悩んじゃうのかなぁ、がっついていると思われればいいじゃん!」
「おい暮井いいいいいいい!!!?」
説明放棄も甚だしかった。
「ニャル子ちゃんの手をぎゅっと握ってキスして、ユカドンしてはいゴール!」
「おいおい少女マンガじゃないんだから引かれるだろそんなのできねぇし!」
「なにいってんの?乙女はみーんなロマンチックなお姫様なの。そのくらい序の口っしょ」
「って言われてもねぇ」
「まぁそれはまだ八坂君にはハードル高いかな」
「ごもっともだ.......」
珠緒はふっと力の抜けた表情をする。しかしそれは顔が緩んでいるわけではないし、脱力しているわけでもない。愛しい人を優しく見守るような、おおらかな表情だった。
その瞳には強い意志が窺える。
「......ニャル子ちゃんはね、待ってるんだよ。八坂君のこと。自分が強調するんじゃない。頼むんじゃない。ただ、八坂君に求めてほしいだけなんだよ」
「僕に.......?」
「そ。八坂君が辛くないように、嫌な思いしないようにってだから何も言わないんだと思う」
「僕の....為に」
「とっても不器用なんだよ......その不器用さを元気の殻で隠してるんだ。だから、八坂君から行ってあげて」
「.......!」
「どんな八坂君でも好きなの。どんな愛しかたでもニャル子ちゃんは八坂君が大好きなの。そんな不器用すぎるニャル子ちゃんを、分かってるって言ってあげて」
「.........そうか....」
「あとは雰囲気。ニャル子ちゃんが流されないくらい強い雰囲気でソコまで持っていくんだよ」
           ★
珠緒、ありがとう。

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