官能小説(オリジナル18禁小説)
- 男子中学生の憂鬱
- 日時: 2015/10/12 12:15
- 名前: 斎藤ロベール
五度目の射精を終えた名塚哲夫はティッシュをごみ箱に放り投げて、勉強机に戻った。全身脱力しただるさに頭は冴えず、宿題だけ済ますとベッドに横になった。
中学二年生の哲夫は今、思春期の辛い時期を迎えていた。絶え間ない性欲が真面目な性格を圧迫した。こんなことを考えたら不道徳だと思うその考えが後から後から湧いてくる。湧いてきて堪らなくなれば自慰、そして後悔。しかし思いはすぐまた湧いてきて、これの繰り返しなのであった。
どうしようもなく絶望的に思われるのが、自慰以外に、湧いてくる欲望の扱い方がないことだった。しかも射精まで至る道は専ら空想である。インターネットの使用を親から制限されている哲夫にとって、女性の裸を目にする機会は殆どなく、女性器は絵によるイメージしか持てずにいた。この理不尽さがまた苦しみに輪をかけていた。一体、異性の性器を目にすることすら出来ないような生物が人間以外にいるだろうかと哲夫は悔しくすらあった。
哲夫は学校では秀才として通っていた。よくいるタイプの秀才である。つまり、運動は苦手だったし、親切でも異性を惹きつけはしなかった。反対に、人に憎まれもしなかったので、学校生活は卒なくこなしていた。何のために勉強しているのか、自分でも分からずにいた。
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- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.4 )
- 日時: 2015/10/21 06:21
- 名前: 斎藤ロベール
土曜日、イリーナの部屋に通された哲夫は、はなからベッドに座らされ、紅茶を飲んだのも束の間、薄着のイリーナに抱きつかれた。
哲夫の口にキスしたイリーナは、口を離さぬままブラウスを脱いでしまった。やっと形になるかならないかの乳房を哲夫の手に触らせた。哲夫はイリーナの期待に沿って、片方を指で押し、もう片方に吸いついた。
その時、イリーナの女らしいにおいと、腋の下の強いにおいとを感じた哲夫は、これだと思った。一人でする際、絶対的に欠けていたもの、それが女のにおいなのだと哲夫は悟った。
吸わせながらイリーナの器用な手先は哲夫のズボンのチャックを下ろし、かなり乱暴に中から丸ごと引っ張り出した。冷たい指だった。
「包茎なのね。だめよ、剥かないと。」
イリーナは上ずった声でそう言い、左腕で哲夫の頭を抱え、自分の胸に強く押し付けた。指先で剥き下ろそうとするイリーナの激しい鼓動を哲夫は聞いた。
「いつもどうしてるの?」
その時、強く痛みが走った。文字通り、皮をはがされる痛みだった。哲夫は唸った。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.5 )
- 日時: 2015/10/22 07:00
- 名前: 斎藤ロベール
「皮なんか剥かない。戻らなくなっちゃうよ。」
剥けた自分のものを見る勇気が哲夫にはなかった。
「男の子は剥けてないといけないんだよ。ねえ、剥けたとこ、写真撮ろう。真っ赤だよ。」
イリーナは哲夫の言葉に耳を貸さなかった。哲夫を握っているのと逆の手で、携帯電話のカメラを用意する音が聞こえた。イリーナの腋から流れてくる汗が、哲夫の鼻と口とを濡らした。もうイリーナのにおいしか哲夫に感じられないほど、少女の体は汗をかいていた。興奮と緊張の度合いはイリーナのほうがひどいらしい。シャッター音が聞こえた。
哲夫はイリーナの尖った胸の先を、飲み込むつもりで強く吸ってみた。鼻を鳴らすような声をイリーナは上げて顔をのけぞらせ、手の力が抜けた。その拍子に哲夫は剥かれた皮を戻したが、すぐまたイリーナの手を添えて、いつもする動きをして見せた。イリーナの指は習って従った。きめ細かく指を小刻みに動かすこのリズムは、イリーナが自分でする時のものに違いなかった。
慣れないリズムに飲み込まれ、イリーナの脇腹一杯、哲夫が無遠慮なほど飛び散らせても、イリーナは感嘆の声を上げただけで、手を止めようとはしなかった。
この日、イリーナは手で哲夫が本当にからになるまで出させたのだったが、イリーナが自分のものを見せることはなかった。ただ、帰りしな、哲夫はイリーナから、穿いていたパンツを渡された。粘ついた広い黄ばみをイリーナは見せ、女の子はこうなるのだと恥ずかしそうに言った。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.6 )
- 日時: 2015/10/24 18:18
- 名前: 斎藤ロベール
以来、週に一度、同じことの繰り返される日々がしばらく続いた。
哲夫は女のものが見られぬ不満を抱えつつも言い出せないでいた。今の関係が崩れて、してもらえなくなることが怖かった。
イリーナは、自分の靴下や、どこか不潔なにおいを嗅がせても出し尽くす男の欲望に、新しい興味を持ち始めていた。恋心からそれは外れたものであったけれど、イリーナは人に積極的な自分を初めて見つけた思いだった。
ある日曜日、驚いたことに、兄が恋人をうちへ連れてきた。しかも相手は哲夫より一つ若い中学一年生だった。白いような金髪を肩で揃えた髪型で、肌も白く、そばかすが目立った。いかにも大人しそうな細身に内股、それに赤い縁取りの丸いメガネを掛けていた。可愛らしいと哲夫は思った。
自己紹介をすると、趣味はゲームとアニメだと言う。太極拳の道場で兄と知り合ったのだそうだ。
哲夫は、こんな女もいるのかと不思議に思った。いや、どんな女もいるのかと、世の中に光が射した思いだった。
恋人と言っても、見たところ、イリーナよりまだ子供っぽい体つきであった。兄はこんな女と何をする気なのだろうと考えた。イリーナとの付き合いから、男女はああした行為を専らするものなのだという観念に、道徳的な筈の哲夫はすっかり毒されていたのであった。
兄と恋人とは隣の部屋に入った。壁越しに音楽が聞こえ始めた。大きな笑い声がした。哲夫は、そばにイリーナがいなくて虚しいような、しかし兄の幸福を喜びたいような気分だった。
イリーナから貰う汚れ物は大分溜まっていた。それを並べて自慰しようかと考えた。その時、イリーナから哲夫の携帯電話にメールがあった。
「あたしにどんな格好してほしい? 好きな髪型とかも教えてね。これから出かけるんだ。イリーナ」
イリーナのメールは、兄がする恋愛ゲームの選択肢に似ていた。その模範解答よろしく、イリーナがしたいならどんな格好でも好きだよと書いて送った。大事なのは服ではなく、その下に隠れたものなのだ。そもそも、この二人の付き合いが、恋愛から始まった訳でもなく、哲夫にとっては性欲がまず本人を動かした元である。行為があってから確かに哲夫の気持ちも変わってきた。しかし、基本的には性欲が哲夫をイリーナに結びつけていたのだったから、それ以外のことには、あまり関心が持てないでいた。
イリーナからの返信は、笑顔の絵文字だけで瞬時に届いた。
哲夫はヨガをすることにした。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.7 )
- 日時: 2015/10/27 06:55
- 名前: 斎藤ロベール
三年生に、オレーシヤという美しい先輩がいた。テニス部の部長でもあり、女子の間でも人気があった。栗色の長い髪をしていて、体つきも女らしかった。勉強もよくできたが、男子と付き合ってはいなかった。噂では、言い出せる男子がいないのだとか、テニスにしか興味がないのだとかの、悪気のないものから、レズビアンなのだとか、サディストなのだとかいう意地の悪いものまであった。
哲夫はオレーシヤと関わる機会は全く無かったが、オレーシヤの体を想像して自慰したことは何度となくあった。イリーナと付き合ってからも、イリーナのにおいとオレーシヤの大きな胸とを共に思い浮かべて射精することがあった。
哲夫は今日もそうすることにした。美人のオレーシヤに対する自慰は他の男子もしているに違いない。それを思うと、オレーシヤは毎日男子の切ない苦しみを向けられ、精子にまみれているのである。アイドルが正にそうなのだろうと哲夫は思いながら、聖母マリアと大衆の関係も、きっとこんなものなのだと連想された。もちろん、聖母に向けられる苦しみは性欲ではないし、オレーシヤは男に何も報いてくれない。
聖母など脳裏に突然出てきたのは、ヨガのせいでインドに興味の湧いている哲夫が、マザー=テレサの存在を身近に感じており、そこから瞬時に浮かんだことだった。
その直後、哲夫がオレーシヤの裸を思った時である。見たこともないオレーシヤの性器がありありと眼前に迫り、哲夫の顔を包み込んだ。嗅覚の全てと味覚の全てがオレーシヤのそれだけに奪われた。目ではなく、頭に直接、女の性器のどんな細かい溝のあいだまでもが映像として現れた。目では同時に部屋の様子を見ているのである。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.8 )
- 日時: 2015/10/28 18:50
- 名前: 斎藤ロベール
オレーシヤのそこは茶色がかっていて、二枚の長いひだのようなものが開いて伸びていた。そして周りを濃い毛が包んでいた。毛の生えた所では、イリーナの腋の下と同じにおいが、その何倍もの強さで鼻を突いた。肛門にもやはり毛が濃く生えていた。鼻の奥に哲夫はそのにおいを感じた。尿道と膣の位置が分かるばかりでなく、その中に哲夫の舌が据えられるようだった。何より哲夫に辛く感じられたのが、オレーシヤの性器の至る所に白いかすのようなものが沢山付いていて、その味とにおいとが襲ってきたことだった。
哲夫はむせて嘔吐しかかった。ふとイリーナのことが脳裏をよぎった。今度は別の女性器にたちまち包まれた。哲夫には、それがイリーナのものだと直感的に分かった。しかしそれはオレーシヤのものと違っていた。毛は前のほうに薄くしか生えていず、二枚のひだは桃色で、外側がどちらもひどく垢だらけだった。オレーシヤよりにおいは弱めだったが、左右の形は歪んでいた。膣の中に鼻汁とその塊のようなものが溜まっていた。
哲夫が聖母のことを思うと、その感覚はたちまち収まった。
その晩、哲夫はどうしても自慰することができなかった。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.9 )
- 日時: 2015/11/01 13:12
- 名前: 斎藤ロベール
翌朝、登校中、哲夫には何も起こらなかった。学校の女子には幾人も会ったし、当然、歩いている見知らぬ女性など何人もいる。
「名塚、おはよう!」
声を掛けられて振り向くと、小学校から一緒のナースチャであった。ナースチャとは長い付き合いだが、スタイルも顔も良い明るいスポーツ少女で、哲夫は一度告白じみた事をした経験があった。ナースチャは優しく哲夫を振った。しかしそれからもナースチャは変わらず哲夫に声を掛けてくるのだった。
突如、哲夫の前のナースチャの笑顔からナースチャの性器が迫ってきて、哲夫を取り込んだ。暗い金髪が前のほうに集まっていて、そこのにおいは薄かった。しかし、全てが血まみれであった。やはり垢も溜まっているらしく、垢と血の混じった味とにおいとが哲夫を襲った。
「うわっ、臭い。何だお前、血 !」
ナースチャは驚いて、何の話かも聞かずに咄嗟に答えた。
「うそ、ごめん! 生理なのわかるの!?」
ナースチャは顔を両手で押さえて走り去った。
哲夫はすっかり学校へ行く自信を無くし、そこから帰宅した。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.10 )
- 日時: 2015/11/02 18:27
- 名前: 斎藤ロベール
気分が悪いと親には伝え、ベッドに哲夫は身を横たえた。オレーシヤ、イリーナ、ナースチャのことが自然と思いうかんだ途端、三人の女性器が一度に「襲いかかって」きた。更に、オレーシヤの今現在の状況、つまりトイレで用を足している様子が、重なって見えるのだった。美しい先輩の大小の便が合わせて口に入ってきた。あとの二人もほぼ同じ時間に用を足した。三人とも、実にいい加減に紙で拭いていた。ナースチャの紙には、固まりかかった血がピザのチーズのごとく糸を引いていた。
思い出すように哲夫は聖母を観想した。すると女性器は消えてしまった。
ずっと願っていたことが叶ってみると、むしろ泣きたい辛さであった。
ドアが開いて、兄が入ってきた。テスト休みで自宅にいたのであった。
「何してんだ、お前。」
哲夫は兄に、起こったことを隠さず話した。兄は
「お前は才能あるんだよ。」
と言った。偏った超感覚が目覚めたのだと兄は説明した。
兄は面白がって、自分の彼女のあそこは今どうなっているのかと尋ねた。哲夫が釣られて兄の恋人を思ったら、毛もなく、あの二枚のひだもない、桃色の性器が現れた。不思議とこれは清潔で、普通のおしっこのにおいしかしなかったが、膣は口を開いていた。その中を辿ると子宮に入った。まだ子供のものだと分かった。
「兄ちゃん、したの?」
「愛があるからな。会ったらしてるよ。」
「何で聞いたんだよ。」
「自慢するために決まってんだろ。」
「で、これ、どうしたらいいんだろう。」
「自己流でした罰だ。師匠を見つけるか…」
「見つけるか?」
「今どうやって止めてんだ。」
哲夫は聖母のことを話した。兄はふうんと頷き、ひたすら祈るしかないだろうと言った。
「だいたいお前みたいなムッツリ助平に聖母が出現するだけで恐れ多いと思え。」
「ヨガは?」
「瞑想がまずいんだろ。因みにこうなったのはヨガのせいじゃなくてお前のせいだぞ。効果が出たんだからな。」
兄は出て行った。雑学も馬鹿にならないものだと哲夫は思った。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.11 )
- 日時: 2015/11/05 06:56
- 名前: 斎藤ロベール
イリーナからメールが届いた。
「名塚くん 今日どうしたの? 心配してるんだよ。かぜとか?」
読んだ途端、イリーナの性器が迫ってきた。一面、鼻水に似た汁でいっぱいだった。上の出っ張りが赤く腫れたように膨らんでいた。
哲夫は聖母を思い浮かべた。メールが続いた。
「いまトイレでオナニーしてたんだよ。ホントはまだ途中。今度、恥ずかしいけどあたしのも見せてあげる。いままでゴメンね。」
女の汁が哲夫の鼻と喉とを満たした。哲夫は聖母を強く念じながらメールを返した。
「悪いけど、寝る。明日ね。土曜日が楽しみ。」
すぐに笑顔の絵文字が帰ってきた。
「兄ちゃん、ちょっといい?」
哲夫は兄に頼み、インターネットで聖母マリアの祈りを調べてもらった。画像も印刷してもらうと、早速、壁の高いところに貼りつけた。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.12 )
- 日時: 2015/11/06 20:15
- 名前: 斎藤ロベール
土曜日、イリーナと部屋で二人きりになった哲夫は、イリーナに自分のものを触らせる前に、イリーナを四つ這いにさせ、下着を下ろさせた。こんな格好は恥ずかしいとイリーナは嫌がったが、抵抗しなかった。
頭にいつも浮かぶ通りの、ある意味、馴染みのある形と色とにおいだった。大きさはずっと小さかった。哲夫が溝を広げると、まず二つの針の穴ほどのところから透明な汁が出るのが見えた。強くにおう尻の穴を上に向かって押すようにしたら、女の穴が口を開けた。片方だけが長いひだの裏は、日が経って前より垢も多く、古い分が溶けてまとまっていた。
哲夫にはある単純な発想があった。ただ「慣れること」である。そして哲夫は覚悟してイリーナの尻の穴から舐め始めた。しわを掻き分けるように舌でしごいた。イリーナが大きな声を上げるたびに、少しずつおしっこが噴き出した。顔に掛かるのを我慢しつつ、この子は漏らしやすい体質なのかもしれないと、最初から冷静な哲夫は思った。
何度かイリーナは姿勢を変えて、哲夫のものを掴んでみたけれども、硬くならないことが不満でならず、ついには口に含んで吸い始めた。ここの刺激に対して哲夫は反射的に硬くなる習慣ができていた。もう剥かれても痛くはなくなっていた。
哲夫はイリーナに自分を差し込み、痛がりながらもよく動くイリーナの腰の中で、何度も射精し続けた。
- Re: 男子中学生の憂鬱 ( No.13 )
- 日時: 2015/11/08 03:36
- 名前: 斎藤ロベール
その後、哲夫は女性器にすっかり慣れてしまい、イリーナに対しても、ほかの三人についても、まるで自分のもののように感じているのだった。焼けるようだった性欲は落ち着いていた。
落ち着いた余裕は、ヨガと聖母への祈りに哲夫をますます向かわせた。哲夫はこうして自分の道徳的な傾向を裏切らずに済んだのだった。善へと向かう傾向を、信頼と愛とを育てる傾向を、いわば恩恵として身に受けたのだった。
「おはよう、生理探知機!」
ナースチャが明るく肩を叩いてきた。
「あんた、分かるんだったら、こっちはおなか痛いんだから、優しくしてよね。なってるほうが大変なんだから。」
「もう終わってるじゃないか。」
「あんた、ほんとに分かるのね。犬なんじゃないの?人の役に立てるかもよ。」
ナースチャは普段の会話の通り哲夫にそう言って
「分かっても知らん顔してなさいよ。あんまり失礼な顔したら、女子トイレでこわーい思いさせてあげるぞ。」
と、おどけてから走って行った。
あれにも慣れておくべきかなと、ナースチャの優しい態度に感じ入った哲夫は思いながら、アヴェ=マリアの祈りを唱えた。
(おしまい)
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