官能小説(オリジナル18禁小説)
- 裸のつきあい
- 日時: 2015/11/09 18:14
- 名前: 斎藤ロベール
<はじめに>
こんにちは。
「人生のつらさ」と「官能」を結びつけて、ハッピーエンドで終わらせるものを書いているつもりです。
途中、下品な描写(表現は下品にしないつもり)がありますが、最後までお付き合いいただけると、下品に終わっていない印象を持っていただけるのではと念じています。
筆力ついたらBLとかにも挑戦して世界を広げていきたいと思っています。
よろしくお願いします。
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- Re: 裸のつきあい ( No.7 )
- 日時: 2015/11/15 19:07
- 名前: 斎藤ロベール
ジャグジーのある所では、プールでも浴槽でも女はオナニーする者がいることを蓮田は発見した。明らかに穴の中に水流を入れている中高年や、カエルのような格好で股をそこへ当て動かしている子供を蓮田はかなり頻繁に認めた。女の秘密を知ったようで蓮田は嬉しかった。
その一人に、あの金髪の女の子がいたのである。
水中メガネを使ってジャグジー観察をしている所へ例の女の子が来た時、蓮田の心は躍るようだった。水上では何気ない顔をし、水面下では柔らかく腰を動かし味わい続ける女の「生態」を蓮田は複雑な思いで眺めた。何気ない顔と言っても、心ここにあらざるその目つきで、分かるものには分かるのであった。
ところが、観察している側の嘘くさいさり気なさも同時に人には分かるものであることを蓮田は失念していた。蓮田の視線は女の子に見事に捉えられた。そして記憶の中にある男であることさえ知っていると、その目付きは蓮田に物語った。
- Re: 裸のつきあい ( No.8 )
- 日時: 2015/11/15 21:27
- 名前: 覗き魔 ◆zavRD7sGLI
おお…こんにちは覗き魔です←
文才が…凄いっすね。
読んでて楽しいです。
続きが楽しみです頑張ってください!
- Re: 裸のつきあい ( No.9 )
- 日時: 2015/11/17 06:51
- 名前: 斎藤ロベール
覗き魔さん
もったいないお言葉、どうもありがとうございます。
恥ずかしながら頑張ります。
斎藤
- Re: 裸のつきあい ( No.10 )
- 日時: 2015/11/17 07:05
- 名前: 斎藤ロベール
狼狽した蓮田に先回の復讐をするように、女の子は行為を見せつけてきた。蓮田の反応を感じ取った女の子は、首に掛けていたゴーグルを嵌めると、一直線に蓮田の元へ泳いできた。蓮田は勃起した所を両手で隠したが、その時には女の子に抱きつかれていた。
自身の行ないのほうはすっかり意識から漏れ、年齢に関係なく変質者はいるのだろうかと蓮田は女の子の度胸に怯えてしまった。
口に長いキスを女の子にされてから、ここを出ようと蓮田は呟いた。勃起した所は女の子に力強く握られていた。
人の心の強弱は年齢に関係しないらしい。女の子は、着替えのあいだも蓮田が逃げられないような威圧感を以て側にいるのだった。蓮田が完全に自分の管理の下にあることを知っている余裕を見せていた。しかも、自分は裸で待っていた。
服を着た二人は外へ出た。蓮田の具体的な恐れは、実際には少女による通報だったが、相手の考えはそんなところにはなくて、とにかく弱みをうまくあしらいとるのに長けている少女だった。蓮田は女の子の青い瞳に思いの襞まで分析されている感覚だった。
- Re: 裸のつきあい ( No.11 )
- 日時: 2015/11/18 06:59
- 名前: 斎藤ロベール
川に架かる大橋の下に蓮田は導かれた。少女が蓮田のズボンを下ろすと、そこは義務のように勃起していた。
「お兄さん、やりたいんでしょ? あたしとやろうよ。」
迫る気迫に蓮田は圧倒された。だが、内心わかっていたのは、状況を楽しんでいる自分の一部がいることだった。
気持ちの高ぶりの充分なのを知って、握った少女が何か言う前に蓮田は、好きだと叫びながら思い切り射精した。少女は不意を突かれて、髪から胸まで蓮田の精子を被った。少女はよけることなく見つめていた。声に続いて蓮田の目から涙がこぼれた。一週間、射精していなかった蓮田から、その量を浴び尽くした小学生の態度は急変した。
- Re: 裸のつきあい ( No.12 )
- 日時: 2015/11/19 20:54
- 名前: 斎藤ロベール
「ごめんなさい。漏らしちゃうなんて思わなかった。」
急速にしぼんだ蓮田のものは離さず、少女は
「ちゃんと入れてあげる。大丈夫よ、大丈夫よ。」
と言いながら、掛かった精子を空いている手で集めては自分の股の奥に塗りつけていった。
それから、辛かったねと言った女の子は蓮田の包皮を上手にまくり、まだ残っている分を口で吸い出し始めた。
自分がなぜ幼児のような気持ちで泣いているのか蓮田には分からなかった。更に、これが本格的な演技なのだと、まるで関係ないことを突如得心して、人間の意識の得体の知れなさに蓮田は呆れた。
- Re: 裸のつきあい ( No.13 )
- 日時: 2015/11/21 07:29
- 名前: 斎藤ロベール
口の中で勃起し直した蓮田に女の子は喜んだ。蓮田を座らせると、指で支えながら、小学生は体重をかけてその上に腰を下ろした。
童貞の蓮田は、空想していたのと異なるその狭さと中のざらつきとに激しい痛みを感じて呻いた。女の子も驚きを隠さず、苦痛に美しい顔を歪めたが、気の強さから、二人の体が最後まで重なったことを確かめ、自分で腰を動かした。
「もう安心して出していいよ。」
その言葉のまま、子供の腹に搾られた蓮田は何度か射精した。途中、起き上がって蓮田のほうから女の子を突き上げる形に変わったが、女の子は逆らわなかった。
女の子ももう済んだと見えた頃、蓮田は自分を抜いて、丸く穴の開いている少女の腫れた溝を眺めた。光の加減で、穴の奥に溜まる蓮田の命の跡が分かった。ふと思いついた蓮田はそこを口で塞ぎ、風船を膨らますように息を入れた。それからまた穴を覗くと、白いものは女の奥の奥に仕舞われたらしく、もう見えなかった。
- Re: 裸のつきあい ( No.14 )
- 日時: 2015/11/23 11:54
- 名前: 斉藤ロベール
蓮田の態度も演技なら、少女のそれも同じであった。演技にかこつけて二人は欲望の行為を果たしたのである。子供のような蓮田と、包み込む大人のような少女との関係ができあがった。
少女はエリザベータという名前だった。五年生だと言った。
蓮田はエリザベータと約束してロイツへ行くようになった。友人とも滅多に外出などしない蓮田としては、異例のことであった。しかも、二人でいる時間が苦にならなかった。
他人から二人の関係がどう見えるか想像するのも楽しかった。
大抵、ロイツへ行く前に二人は蓮田の下宿で好きな行為をした。
エリザベータは蓮田の裸の下半身に鼻を付けて嗅ぐのが気に入って、そういう自分を変態女だと言っていた。おしっこのにおいが好きだし、男のにおいは少し違うのだという。
「今もらってもいい?」
答えに蓮田はすぐ射精した。エリザベータは蓮田のものが歪むほどしつこく指と口とで吸い出しながら
「あたし、験ちゃんがあたしに出してくれるときが一番好き。なんでこんな短いんだろう。験ちゃんの精子で溺れて死んじゃいたい。」
と呟いた。
- Re: 裸のつきあい ( No.15 )
- 日時: 2015/11/25 07:06
- 名前: 斎藤ロベール
「僕もエリのお腹に頭から入ってエリになっちゃいたいと思うことある。」
「頭から? 広げてみて。あ、もうやめて。裂ける。なんであたしなんかになりたいの?」
「エリは明るくて元気で羨ましい。」
「あたしは自分が嫌い。だから、験ちゃんとこうして、験ちゃんのことだけ思っていたいの。」
「僕も自分がいやだ。人と付き合えないし、でも付き合わないといられないし。こんな自分が本当じゃないと思う。」
蓮田はエリザベータの、子供らしい造りの溝に話しかけている気分だった。
「あたしとこんなに喋ってるじゃん。あたしにはこれが本当の験ちゃんだけどなあ。験ちゃんはあたしの変態なとこ気にしないから好き。ねえ、中、入りなよ。そこからあたしになれるかやってみたら?」
笑ってエリザベータは言った。四つ這いに準備してくれたエリザベータの後ろから蓮田はそのつもりで入ってみたのだが、男のほうからは、女を突き刺している感が強く、いよいよ自分を意識してしまうのだった。
- Re: 裸のつきあい ( No.16 )
- 日時: 2015/11/26 22:25
- 名前: 斎藤ロベール
ロイツに行けばいつも楽しかった。裸で遊ぶ蓮田とエリザベータは共に時間を忘れていた。屋根のないプールさえあったから、走って騒ぐこともしょっちゅうだった。
それでも、三時間も過ぎれば日常が恋しくなってくる。そろそろ帰ろうとどちらかが言い出す。
次の約束をして二人はロイツを出た。ロイツにはいつでも来られるし、来れば楽しみが常にあるのだ。
エリザベータと道で別れてから、言われたことを思い返して蓮田は考えた。
エリザベータにとっての自分、これは被った仮面でなく、寧ろ隠れた何かが表れたものだろう。演技とはまた本来そういうものらしい。別人になるのではないのだと聞いたことがある。ならば、普段の苦しい自分もまた演技の一つなのかもしれない。
お守りにエリザベータがくれた、昨日抜けたという綺麗な奥歯を蓮田はしゃぶってみた。突然エリザベータの明るさが乗り移ってきたような気がした。まず、エリザベータと演劇を軸として生きてみようと蓮田は強く思った。
終わり
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