官能小説(オリジナル18禁小説)
- アリサの伯父さん
- 日時: 2016/02/16 18:51
- 名前: 斎藤ロベール
「おじさん、あたしのパンツまた持ってった?」
隣の部屋にいる伯父に、風呂上がりのアリサはドア越しからさり気なく聞いてみた。
「え? あ、ごめん。ちゃんと返すから。」
ドアの向こうでティッシュペーパーの音が聞こえる。アリサは溜め息をついたが、勢いよくドアを開けて中に入った。
「うわっ!」
伯父は驚きの声を上げた。
「いや、もう!」
ドアに向かってあぐらをかいた伯父は、何も穿いていず、上を向いた男の部分を右手で擦っていた。アリサが入ったとたん、そこから白い液体が小分けして飛び出し、アリサの足にかかった。
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- Re: アリサの伯父さん ( No.1 )
- 日時: 2016/02/18 07:16
- 名前: 斎藤ロベール
男の、恐らく一番の秘密を見てしまったアリサは、心で咄嗟に反省した。足をどかすのも悪いと思ったので、濡れていく足を寧ろ差し出した程だったが、自分のパンツが裏返しに敷かれ、そこを目掛けて出すために広げてあったのを見ると、やはり腹が治まらなくて
「いい加減にして!」
と、手で取り去ろうとした。これで何枚目になるか、思い出せない位の数を汚されていたのだった。
思わず伯父が少し仰け反った拍子に、濡れたアリサの片足が滑った。アリサは転ばぬよう、伯父の肩に手を掛けたが、下ろしたもう片方の足は、まだ硬い伯父のそこを上から勢いよく踏みつける形になった。その時、アリサの体の重みが、ほとんど伯父のその上にのしかかった。
足の裏で、ぽきんという乾いた音がした。それから、柔らかく丸いものが二つひしゃげてぬるりと動くのをアリサは感じた。伯父は声も出さずに倒れて丸くなった。
- Re: アリサの伯父さん ( No.2 )
- 日時: 2016/02/20 18:19
- 名前: 斎藤ロベール
翌日、冬の日の早い夕焼けの中をアリサは速足で大股に歩いていた。アリサの背中で、長い金髪のポニーテールがぷらぷら揺れた。本物の白馬の尻尾のような長い髪は、遠くからでもよく目立つのだった。
それを見つけた友達のソフィヤが追いかけて付いてきた。ソフィヤは、アリサのいる六年生のクラスで一番頭がよく、美人でもあった。濃い眉に整った目鼻立ちが、癖の強い赤毛によく調和していた。髪を適当に束ねただけでもモデルのようだったし、眼鏡をかけると、聡明そうな美しさが一層引き立って、高学年ならどんな男子にも一目置かれていた。
ただ、ソフィヤは一人の読書を好み、性格も変わっているという理由から、女子の友達は少なかった。
「アリサ、どこ行くの? 珍しいね。寄り道なんて。」
アリサはちらとソフィヤを横目で見ただけで、足は速いまま、
「伯父さんのお見舞い。」
「伯父さん、病気なの?」
「恥ずかしくて言えない。」
「恥ずかしい所の病気なの?」
ソフィヤは興味深げに尋ねた。
「病気じゃなくって、怪我。」
「もしかして、大事なところ打ったとか?」
ソフィヤの目が輝いた。続けて
「どうなっちゃうの?」
アリサはそれへ煩わしそうに
「一緒に来る? 伯父さん、あんたのこと好きそうだから。あのね、あたしが潰しちゃったの!」
「蹴ったんだ。」
「踏んだの。わざとじゃないけど。あたし、もう女やめたいよ。」
ソフィヤは喜んで付いてきた。
- Re: アリサの伯父さん ( No.3 )
- 日時: 2016/02/22 07:33
- 名前: 斎藤ロベール
病室は個室だった。手術の後、ここには数日いるだけだとのことだった。
親が外出しているから来ていた伯父だったので、事態の都合は悪かった。親への連絡は、アリサでなく、伯父が電話で今朝したところだった。あいにく、アリサの両親は外国へ旅行中であった。もう六年生なのだし、一人でも大丈夫だろうと言うかたわら、数日だけならアリサのほうで病院に泊まればよいなどと、楽天家の両親は言っていた。とにかく、怪我が怪我である。アリサが電話したとしても同じだったろうが、伯父にとっても、事故について詳しく話すことは憚られてできなかった。
アリサと一緒に入ってきたソフィヤの姿を伯父は認めて、喜んだ。だが、視線をすぐ逸らせると、俯いた。ソフィヤも事を知っている様子で、美しい瞳が好奇心に満ちているのが恥ずかしく、伯父もいつもどおりには振る舞いかねているようだった。
アリサはこれまで、ソフィヤを幾度か家に連れてきていた。そして、その度に伯父がソフィヤの容姿にいたく惹かれているのを承知していた。
- Re: アリサの伯父さん ( No.4 )
- 日時: 2016/02/24 19:59
- 名前: 斎藤ロベール
「それで、どんな具合?」
アリサは、聞くのさえ堪らないといったふうの、怒ったような顔をして言った。
「玉は両方腫れちゃってるけど、片方に傷がついただけで、取り出さずに済んだ。竿はしばらくだめみたいだな。袋が夏みかんみたいに膨れてるよ。見るか。」
横でソフィヤがごくりと唾を飲み込んだ。それを聞いたアリサは一瞬、鋭くそちらを睨みつけた。
「見たってなんにもできないから、いい。あたし、今日はうちで寝るからね。」
伯父と話そうと考えていたことが、ソフィヤのいるためにできなくなったアリサは、座って林檎を剥き始めた。ソフィヤは体を硬くし、伯父に質問したいところを強いて我慢している様子だった。
結局、あまり話すこともせず、果物をさんざん食べて二人は病院を後にした。
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