官能小説(オリジナル18禁小説)
- anon.
- 日時: 2016/03/06 21:53
- 名前: 極秘事項
おはようございます。
極秘事項です。何度かカキコのほうでは色々とお世話になっていたのですが、
じ、19だし……色々経験してたし……(笑)
せっかくなのでここに作品を置いていこうと思いまして……。
短い作品って感じで終わると思うので、まあよろしくお願いします。
あと、こちらの話は実体験を少々混ぜてはおりますがフィクションとなります。
ではでは。
登場人物
・秋田 未空(あきた みそら)
18歳の女子大学生。見た目は地味な眼鏡っ子。
人見知りであること、未空自身が思うよりも変わり者であるために、あまり友達がいない。
オルガン演奏が得意で、演奏会等で頼まれることも。
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- Re: anon. ( No.1 )
- 日時: 2016/04/23 23:07
- 名前: 極秘事項
1人の少女はぼうっと真っ赤な光を見つめていた。
ここは夜の街『歌琉伎町』。
その入り口にたたずむ1人の少女は客引きに足止めを食らわないようにと、
ゆっくりと歩みを進めていく。
そして、今日も彼女はとある小さな雑居ビルの小さな部屋≪バイト先≫へと向かう。
少女は当時18歳、本当ならば大学の友達と仲良くゲームセンターやカラオケで遊んでいてもおかしくはない年齢。
そんな彼女は「今日も働くぞ!」という気合とほんの少しの罪悪感を抱えながら扉を開いた。
「おはようございます!」
「エッタちゃん、出勤でーす!」
デリバリーヘルス『アマデウス・シンデレラ』へと。
1.灰をかぶるような日々
ここで働く自分自身の姿勢を例えてみれば唯のアルバイトだと思う。
本気で生きるために働いている子たちと私は多分違うだろうから。
ただ、その本気で生きるために働いている子たちと同じ想いを私は抱けている、はず。
待機場所の部屋へとまっすぐ向かおうとしたが、スタッフさんに呼び止められた。
私の担当スタッフさんだ。若々しくて爽やかなイケメンだから、何か声をかけられるたびにどきどきする。
別に惚れはしないけども。
「あ、エッタちゃん。今日はスタートから予約入ってるので、もう移動お願いできますか?」
「はい、承知いたしました。」
にっこりと微笑み、スタッフさんがたくさんいる部屋へと移動する。
狭いから、大して移動はないんだけども、パーテーションがたくさんあって何かぶつかれば倒れてしまいそうで不安だ。
ふらつかないように移動してから、お客様データと車の番号を受け取った。
急いで車が停まっている場所へと向かうと、珍しくによによと機嫌のいいドライバーのおじさんがいた。
「今日は大漁だよ、エッタちゃん。」
「そうなんですか?」
「もう最後まで売れちゃってるみたいだし、今日は人気者だねえ。」
デリヘルにいないような、いわゆる『不細工』な容姿の私は初日から2週間で待機場所の常連のようになった。
掲示板では叩かれ、待機場所にいる可愛い女の子からは嘲笑の対象にされていた。
出勤中はにこにこしている私だけども、心の中は灰だらけだ。
なんで、こんなところではたらいているんだっけな。
身体を隅々まで見られるのが好き,気持ちいいことが好き,コスプレが好き そして何よりもえっちが好き
自分から働きたいと思って来た此処は思ったよりも灰だらけ、まさに地獄。
……
今日最後に向かうホテルは火災が起きたばかりの向かい側……ではなく、もう少し奥のようだ。
最近ここ周辺では火事が多くてSNSでも何処でも騒ぎっぱなしだ。
ホテルの前にたどり着くと、少ししっかりしたような場所で驚いた。
こんなところあったっけな。
白くまぶしい光がホテル名をよく照らしていた。
「エッタちゃん、206号室ね。」
「はい。ありがとうございます。頑張ります!」
仕事に慣れてきた私だけども時折部屋番号やお会計を忘れてしまう。
この前なんて出勤直前にお手洗いへ行ったときにイソジンを水に流してしまった。
風俗じゃなかったら、クビだろうな。
もうすでに風俗が日常の一部となっている私にとっては、慣れたことだ。
キスも、身体を嗅がれたり触られたり、時にストーカーされたり。
これが終われば、今日はあともう寝るだけ。
いわゆるラブホテルって、白くもやのかかった窓みたいなので店員が隔たれている。
しかし、このホテルは違った。
白髪の初老っぽい、まるでお嬢様に付いている執事のような男性が窓のない≪フロント?≫に立っていた。
「いらっしゃいませ。お客様、おひとりさまですか?」
「あ、1人じゃないです。……206号室に1人追加でお願いします。」
「はい。いってらっしゃいませ。」
扉の前まで歩くと、どきどきしながらインターフォンを探す。が、見つからない。
これはドアトントンパターンか?
インターフォンのない中、あまり力を入れずにトントン、と扉をたたくと以外にもすぐ扉は開いた。
「こんばんは。……えっ。」
「こんばんは。」
背は決して高くはない、いや私と同じくらいの男がそこに立っていた。
その男は高校時代の社会科の先生に顔立ちがそっくりで、びっくり。
もしかして、先生かな、なんて思いながら部屋へと踏み入れた。
少しどころじゃないけど全体的に狭いこの部屋はベッドが占拠しているように見えた。
電話して、お会計して、少しだけお話。
「エッタちゃんは俺でおしまいって感じ?」
「あ、はい。」
「お母さんとかお父さんは厳しくない?この1時間後に帰ると門限ギリギリじゃないかな。」
「いえ、そんなことないです。母も父もすでに眠っていますから。」
お客様にはあまり聞かれたことのない家族の事を聞かれて驚いた。
門限とか考えてたら、風俗なんてやってない。
もっと他のことをやって、もう少しだけ幸せになれていたかもしれない。
お客様の服を全部脱がして、私の番。
たいてい、ブラとパンティを外されればそのままプレイがはじまることもある。
お客様の場合は淡々と脱がせて、そのままシャワー。
もうすでに私のことを期待していたのか、お客様の細長いきゅうりのようにしっかりとした肉棒がそこにあった。
「ねえ、なんで風俗やってるの?」
シャワーで体を流していると、ふと聞かれた。
こんな質問はもう何百回も聞かれているような気がする。
私が真面目そうで地味な黒髪少女だからか?それは分からない。
「自分で入りたいって思ったんです。」
普段は留学のためだと嘘をつく私だが、何故か今日は違った。
全て真実を語るには短すぎる60分、その一言だけで済まそうとしたが、お客様はどんどん聞いてくる。
コイツ、本当に私とえっちなことしたくて来たのかな?!少し、いらいら。
でも、私の口も今は何故だか止まらない。
珍しい日だよね、全く。
「失恋して、友達をみーんな失って、家族が嫌になった私は一度どん底に沈もうと思ったんです。」
「誰よりもこういうことが好きだったんです。だから、自分に合うかなって。」
「全然合わなかったんですけどね……。」
「それなら、辞めたほうがいいんじゃないかな。」
優しい口調,優しい瞳。
お客様は意外とイケメンかもしれない。
こんなこと言うお客様は正直いないし「辞めたほうがいい」なんて普通は言わない。
たいてい、無理強いのような応援をされるだけだ。
「あ、そろそろ出ようか。60分はあっという間だろうし。」
「はい。」
私のほうが先に出て、タオルと共にイソジンを渡す。
ここからプレイ開始。
いつもの、少しえっちな私が花開く時。
柔らかいCカップの胸の先をとんとん、と突かれて、舌で弄られる。
あんまり気持ちよくはない。
でも、営業だから気持ちいいふり。頑張ってお客様を悦ばせなくちゃ。
「肌、真っ白いね。」
「あ……あっ、ありがとう……ございます……っ。」
一生懸命ぺろぺろするお客様に対して気持ちよさそうな演技をしている私はなんだか不自然。
もしかすると結構若いお客様なのかな?
もうすでに大きくなっているソコをそっと手で弄ってあげると、少しだけガマン汁が出ていた。
お客様は私の深い茂みの中にあるそっと敏感な部分に触れた。
そのたびに小さな喘ぎが出てしまう。
そっと、お客様の指が湖に沈んでいく。
「お……お客様……ぁあ……。」
「エッタちゃん、いっぱい濡らしてあげるよ。」
完全には濡れていないそこから、少しずつ、ゆっくりと奥へと指が進んでいく。
そして、私の敏感な部分、一番奥に指がふれた瞬間、身体がびくんと跳ね上がった。
「ここ、いいの?」
「う……はい……っ。」
そのまま、一番奥を突かれていると、ぴちゃぴちゃっ、と音が出ているのが分かった。
びしょぬれになったそこを、もうすでに硬くなったソコにこすりつけてあげた。
このときが実は一番気持ちいい。テクニックとか正直必要ないし。
「あっ……あ……っ……あの……そろそろ……。」
「うん……いいよ……ぉ。」
その瞬間、私は身体中に力が入るのが分かった。
身体の中の『気持ちいい』がじわりと、出ていくのが分かる。
「どうしよう、あ、あ……イっちゃう!!」
そのまま、ソコから体がふわりと離れた瞬間、お客様がしごいて果てているのが見えた。
えっちなことが全部終わって、シャワーもした後、お客様は携帯電話を取り出した。
「もしよかったら、その……デートしてくれませんか?」
恥ずかしそうに、お客様はうつむきながら言っているのを見ると、なんだかかわいいなーなんて。
このときは仕事がしんどくて、何をしようがクビになろうが辞めようとしていたから投げやりな感じで頷いてしまった。
そして、これが私が変わるきっかけになるとは思いもしていなかったのだ。
続く
- Re: anon. ( No.2 )
- 日時: 2016/05/09 08:42
- 名前: 極秘事項
2.魔法使いが用意したわけじゃない出会いとか運命とかなんとか
そんなこんなで私とそのお客様は連絡をとることとなった。
仕事が終わって今流行りのSNSチャットアプリを開くと、お客様のチャット欄に連絡が来ていた。
『今日は楽しかったよ。ありがとう。
もしよかったら電話しませんか?』
もう12時なのにいいのかな。
終電を過ぎてしまったので、友達の家に泊まるフリをしながら漫画喫茶でゆったりと漫画を読もうと思っていた。
携帯電話を持って、電話が出来る個室へと向かった。
あんまり緊張はしない。
とりあえず今は電話するしかない。
通話ボタンを押すと、お客様はすぐに出てくださった。
「もしもし、未空ちゃん……だね。」
「もしもし、昨日はありがとうございました。」
そうだった。
私のSNSチャットアプリでの名前は本名であったのだ。
私が風俗嬢という殻から抜け出せば、秋田 未空といういかにも地味で生真面目そうでつまらない女しか残らない。
久しぶりに本名で呼ばれた。
「お客様が満足してくださればそれで私はうれしいです。」
「……そういう仕事だもんね。
あ、ねえねえ、デートする前に1回会ってみない?
イルミネーション、綺麗なところがあるんだよね。」
親以外とイルミネーションなんて見たことがなかった。
とりあえず承諾すると、彼は嬉しそうに話を続けてくれた。
私も初々しそうな感じで色々と話してみる。
「わあ、嬉しい。そんなところ連れてってくれるの?」
なんて言いながら
嗚呼、気だるい。
どうせ、セックスしておしまいだ。
そんなことを思っていた。
―当日
私とお客様は青い光の中で再会した。
光というか……イルミネーション。
思ったよりもロマンティックな場所って感じだ。
思ったよりもあんまり覚えていないけれど、お客様はおどおどしながら私をリードしようとしていた。
そういえば何かの講義で名前を知ることは仲良くなるきっかけになると知っていた私は本名を聞いてみることにした。
「俺?冬彦っていうんだ。」
「冬……冬彦。」
なんだか時代劇に出てきそうな名前。
私は下の名前を全部フルで呼ぶなんて、正直恥ずかしくて『冬さん』と呼ぶことにした。
「冬さん、これからどこへ行くんですか。」
「ごはん食べよっか。」
「……はい。」
冬さんは私がご飯を食べていないことを察して、おしゃれなバーに連れてきてくれた。
なんだかもっともっと成熟した大人が来るようなところに居るのが不似合な感じがして、変に緊張していたが冬さんと話しているうちに気にならなくなった。
お酒を飲むのは冬さんだけ。私が小さなオムライスを平らげたころには、冬さんの様子が少しだけおかしかった。
顔がほんのり紅い冬さん、私の身体をチラチラ見る目は何を考えているんだろう。
「ホテル行こうか。もう予約してあるんだ。」
連れてきてくれた場所はオフィス街といっても過言でない。
正直ググってもラブホは遠くまで行かないといけない場所だったりする。
そういえば、少しだけ気になっていた少し高そうなホテルがあったなあ。ラブホではないが。
バーの窓から、指を指す。
「もしかして、あれ?」
「うん。」
「うん!?」
これには驚いた。
勝手にサプライズとか感じちゃう。
なんだこれ。
なんか、心臓が勝手にどきどきしてしまう。
「じゃあ行こうか。明日、早いんでしょ?」
2人で足早にバーを出て、ホテルへと向かった。
……
ふかふかのベッドで私と冬さんは交じり合おうとした。
キスをする度に、身体がびくつくのが分かった。
唇がふれる度に、其処が性感帯だからか、声が出てしまう。
「んぅ……あぁあ……ぁぁ……んんっ。」
冬さんは夢中になって、私にそのままな下半身をこすりつけながら唇をむさぼる。
どんどん冬さんのモノが硬くて大きくなるのが分かった。
「冬さん……もっと、えっちなこと、教えてください。」
冬さんはその言葉を聞いてからそのまま、胸の愛撫へと移した。
ぺろぺろするのはちょっと下手かも。
「先っぽを舐めて……。」
先の先端をべろべろと舐められて、悶える。
「あぁぁっ……ああっ……あああんっ……すごい……上手だよお。」
胸の愛撫をされながらも、私もやりかえす。
冬さんが舐め疲れたころ、私もつんと乳首に触れた。
「……ぁんっ……あ……っ……乳首……気持ちい……ここ、弱い、のっ。」
気持ちよさそうに喘ぐ冬さんにふとときめく。
こんなに初々しいなんて……、可愛らしい冬さんに私はもっと喘がせたくなってしまう。
冬さんの乳首の先をそっと舌で弄ると、声が増える。
なんだろう。
この人……こんなに可愛いんだ。
「はぁっ……はあぁ……あ、あぁ……ち、ちゅー……ちゅーしてぇ。」
甘えた声でもとめられ、冬さんの乳首から口へと私は顔ごと移動する。
ぎゅっとしながらキスされて、暖かい気持ちになる。
こう、なんだか、気持ちがぽかぽかする。
次はねっとりとフェラチオをしてあげた。
彼のモノは敏感らしく、歯が少しでもあたると痛がる。
亀頭から玉まで、モノすべてを愛でるような行為に冬さんはすぐに挿れたがった。
「……私も、早く挿れてほしかったの……。冬さんの、頂戴。」
こくり、と頷いてキスされながら冬さんのモノに挿入先を探られていた。
とてもどきどきする。
でも、ゴムでセックスだから痛くないだろうか、少しだけ不安。
「……嬉しい。」
冬さんが入ってきて、最初に言った言葉だ。
とにかくうれしい気持ちでいっぱいいっぱいになった。
なんだろう、いとしさみたいな……ぽかぽかした感じと気持ちのいい感じがたくさん入ってくる。
「はぁ……っ……ぁああん……はああ……っ……。」
「あんっあんっ……ああああ……はあああぁん……!!」
嬉しさが喘ぎ声と共に、響いていく。
冬さんも気持ちいいからか一緒に喘いでいる。
こんな時に、ごく普通の存在物質であるかのように喘いでいる彼が、珍しく、愛おしく感じた。
「こんなのはじめて……っ!」
「そう……?こ、こっち向いて……キス。」
彼と共に目を瞑り、口づけを交わす。
深くて濃厚な其れに、私は2つの穴を交互にいじわるされているように感じた。
こんなに気持ちのいいセックスははじめてだ。
新しい美味しそうな果実を手に入れ、食味しているような感覚。
嗚呼、でも果実と例えるならば、このセックスは甘味良好でみずみずしい美味な禁断の果実だろうか。
ハマってしまう。このまま、脳味噌が溶けてしまいそう……
「はぁ……っ!はあああぁぁんっ!」
「気持ちいいよ……未空ちゃんのおマンコ気持ちいい……。」
ただ、彼にはとてつもない秘密があった。
この彼、なかなかイカない。というかイケない。
快楽に身を任せ乍ら、イクのを待ってみてもイカない。
「……わ、私、そろそろイっちゃいそう!」
待っていたら、ふと私がイってしまった。
全身が揉みこまれるように気持ちよくなっていた私は我慢ができなかった。
ナカがたくさん収縮して、冬さんの其れを抱きしめるかのように締め付けていた。
「はぁ……イク……イクイク……イクッッ!!」
ぎゅっと冬さんを抱きしめていた。
あまりの快楽にどうすればいいのか、分からなくなっていた。
でも、こんな快楽を生み出してくれる人に出会ったことがない。
「未空ちゃん、イった?」
「うん……。」
「僕の……ふにゃふにゃになっちゃった。」
「……えっ。」
分からないけど、多分運命なんだと思う。
ただし、彼の其れがセックスにおいてあまり機能しないことには驚いたが。
私はコンドームからユムシのようになった彼の其れを取り出して、再びしゃぶり始めた。
まあこれが、朝の5時まで続くとは思わないよねえ……。
続く?
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