官能小説(オリジナル18禁小説)
- 悪魔の口づけ
- 日時: 2016/07/09 19:12
- 名前: イチゴミルク
どうも、イチゴミルクです
恋愛もののエロが書きたいと思いまして思いきって投稿させていただきました
暖かい目で見てくださると嬉しいです
感想もお待ちしております
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- Re: 悪魔の口づけ ( No.1 )
- 日時: 2016/07/09 22:05
- 名前: イチゴミルク
「えーと...ここ?」
私は、手元にある地図と目の前の建物を再度見比べた
うん、あってるみたい...
私はほっと胸を撫で下ろし、玄関へとつづく道を進んだ
ここは、私の住んでいる県内にある大きな屋敷
外観は洋風で、まるで外国の屋敷みたいだ
「それにしても、おおきい屋敷」
その大きさに圧倒されながらもおそるおそるインターホンを押す
ピンポーン
と音がした後に
『どちらさまですか...?』
気だるげな男の人の声がした
私は緊張しながらも口を開く
「あ、えっと!橘 結愛です!今日からここでお手伝いす『あぁ...玄関開いてるから適当に入ってきて』
私の声を遮り、そういい残してインターホンは切れた
む、むかつくーーー!!
私はムッとして、さっきの仕返しにとドアを乱暴にしめようとしたが見るからに高級そうだったからやめた
「お、おじゃまします...」
なかに入ると、広い玄関に長い廊下、キラキラと輝くシャンデリアがすぐに目に入った
す、すごすぎる...!
本当にこんな庶民なんかが立ち入ってもいいのかと恐縮しながらゆっくりと長い廊下を進む
壁には所々に高級感漂う絵画が飾られている
私の親はどこでこんな屋敷にすむほどの人と繋がりをもったんだろ
そもそも私が夏休みの間、ここでお手伝いすることになったのは親がここの人と知り会って深い仲になったからだ
なんでも仕事の都合で奥さんと海外に行くそうで、給料を払うからなんにも出来ない息子のために手伝いに来てほしいとのことらしい
もちろん、金欠の私は快く引き受けた
そして今に至る...
「っていうか...ここどこ?」
適当に歩いてきたせいで完全に迷子だ
回りを見ても似たようなドアばかり
廊下も四方八方にのびていてなにがなにやら
「ど、どうしよう...」
一人で不安になっていたその時
「なんであんたこんなとこにいるわけ?」
後ろから声をかけられ振り向けば、同い年くらいの男の人が立っていて、その綺麗な顔立ちに思わず目を奪われた
「なに?」
見つめすぎたのか男の人は怪訝そうな顔で私を見る
「あ、いえ!ごめんなさい...!」
私は、はっとして慌てて謝った
「てか、部屋の位置とか知らない感じ?」
私が頷くと、男の人は大きなため息をつく
それから
「ついてきて」
とスタスタと歩き始めた
「あ、はい...!」
私も慌ててその後を追う
だるそうにしてたけど、なんだかんだで丁寧に全ての部屋を案内してくれた
でも、悪いけど一回じゃこの数の部屋全てを覚えることは無理そう...
まぁ、これから徐々に覚えてくしかないか...
そんなことを思っているとある部屋の前で男の人が立ち止まる
「ここがあんたの部屋」
言いながら、ドアを開けて中を見せてくれた
「わぁ...!!」
普段の自分の部屋の3倍はあるであろう大きな部屋が目の前に広がった
大きなベッドにクローゼット、豪華なソファー
小さい頃から憧れていたお姫様みたいな部屋
「本当にここが私の部屋なんですか!?」
天にも上るような気持ちで男の人を見上げる
「そんな喜ぶことか?こんな部屋いくらでもあるけど」
そっけなく言って男の人は部屋を出ていった
ちーん
笑顔のまま硬直した私だけが部屋に取り残されていた
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