官能小説(オリジナル18禁小説)
- 【歌い手短編集】威風堂々【曲パロ】
- 日時: 2017/05/08 16:48
- 名前: あんころもち
#1 となりの坂田×うらたぬき
坂田side
左手をうらたさんの頬に添えると、慣れたふうに彼は目を閉じた。
わざとリップ音を響かせ、その行為に意味を持たせる。一旦口唇を離した。
さ「どうする?先に進めますか?」
しばらくふたりで視線を繋ぎ合う。うらたさんは僕の首に腕を絡めつけ、言った。
う「その気がないわけじゃないけど」
彼の口唇にかじりつく。むさぼるようにキスを続けた。
酸素を取り込むため、わずかに開いた瞬間を狙い、下唇に吸いつく。うらたさんが小さく吐息を漏らす。彼はねだるように、口を開いた。熱くなった舌を絡めとる。うらたさんが混ざり合った唾液を飲み込む。同時に僕の舌も吸われた。恥ずかしそうに目を細める。僕は小さく笑った。
う「…笑うんじゃ、…ねーよ…」
瞳を隠すように彼は手を顔の前にかざす。僕はその手首を掴み、ベッドに押し倒した。手首を押さえつけたまま、優しくキスをする。
う「あ…」
それを首筋へ移し、舌を這わせた。筋を舌でなぞり、皮膚に吸いつき、噛みついた。いつもより高い声を出す。舌を離し、うらたさんの目を見つめる。綺麗な目に映るW欲望WとW期待W。
う「いまの……もう一回」
僕は悪戯に微笑む。欲望はもっと熱く、欲求はもっと重く。
う「もう一回、ね?坂田…」
彼は笑う。
う「ちょうだい?」
耳たぶに噛みつく。満足そうに喘ぐ。
う「 もっと…坂田が欲しい」
う「いいでしょ?だーいすき」
噛みつくと理性を失ってしまうあなた。痛いのが好きなんだって。
噛み殺してしまおうか。
“時には噛んだりして 痛みを覚えさせて”
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