官能小説(オリジナル18禁小説)

エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ]
日時: 2017/08/14 20:07
名前: 雪見まりも

初めまして♪雪見です。ぷよぷよ知ってる人いるかな・・・
へたくそですがよろしくお願いします!!

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Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.1 )
日時: 2017/09/18 08:31
名前: 雪見まりも

先輩はすごい・・・

学生でありながらもすでに魔導士としてみんなを笑顔にしている。

みんなに平等に接していて優しい。

「フェーリは笑ったほうがいいよ」

アタシがクラスでいじめられた時は助けてくれた。私を助けてくれた後あと、先輩は私の頭をなでながらそう言ってくれたっけ・・・

その時に、胸がキュッ・・・っと締め付けられた感じがして、それが恋って分かった時はさらにドキドキした。



アタシは、本当にそんな先輩が大好きなんだ。


Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.2 )
日時: 2017/09/18 08:30
名前: 雪見まりも

アタシが通っている学校はエリートが多いことで有名。先輩が活躍したことでさらに有名になっている。

アタシは教室では独りぼっち。「先輩と馴れ馴れしい」と陰口を言われているが先輩が助けてくれる前も今も悪口だけであって殴られたりするようないじめはない。

「この問題は・・・・・・・・・・です。では、時間ですね。これで授業を終わりにしましょう」

今から4時間目が終わりランチタイムだ。私はこの時間が好きだ。なぜなら・・・

「フェーリ♪一緒にご飯たべよ」

ランチタイムになると先輩はアタシのクラスまでわざわざ来てくれる。

「レムレス先輩、フェーリよりも私と食べませんか?」
「ちょっと〜ぉ、レムレス先輩と食べるのは私よ!」
「ううん、私なんだから!!」

クラスの女子たちはアタシと同じで先輩のことが好きだ。たまにアタシと先輩が話している時にも話に割り込んでくる。けど、アタシは先輩の「特別」じゃないから別にいい。特別にもなれなくていい。話せるだけで幸せだから。

「ごめんね、フェーリと二人で食べたいんだ。また今度ね」
「えぇ〜?そう言って私レムレス先輩とランチ食べたことないんですよ〜ぉ」
「ずるい〜」
「じゃ、フェーリ行こう♪」
「は・・・はい」

アタシは教室を出る。背後から「何?フェーリうざーい隠キャのくせに調子乗りすぎ〜」「まじでぶりっ子かよアイツ」「絶対フェーリってレムレス先輩脅してるよね〜♪レムレス先輩は優しいから仕方なくフェーリとランチ食べてるんだよ」とさっきのクラスメートたちの声が聞こえる。

ようやく屋上に着きアタシたちはお弁当を食べ始めた。先輩の話はとてもおもしろくてお弁当を食べる手が止まってしまいそうになる。

しばらくして私たちはお弁当を食べ終わった。

「ねぇ、今日も一緒に帰れる?」
「はい・・・」
「じゃあ校門の前で待ってて」
「分かりました」

アタシは放課後も先輩と帰っている。アタシを助けてくれた時からずっと・・・

けど、なんでアタシだけランチに誘ってくれるんだろう?なんで「一緒に帰れる?」って聞いてくれるんだろう?

アタシは先輩になにもしてないのに・・・




Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.3 )
日時: 2017/08/14 23:50
名前: 雪見まりも

>>2
「・・・・調子乗りすぎ〜」
で「お前だよw」って思ったやつは私意外に絶対いるよね?

Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.4 )
日時: 2017/08/15 01:29
名前: 雪見まりも

放課後、アタシは先に校門に行き、先輩を待っていた。

「先輩まだかな・・・」

アタシがそう思った瞬間

「フェーリ!」

振り向くとクラスメートの女子が立っていた。

「どうしたんですか?」

「とぼけんじゃないわよ!!アンタいつもレムレス先輩と馴れ馴れしくてウザいのよ!」
「いつもは見逃してやったけどもう限界!目障り!」
「ぶりっ子してんじゃないわよ!ブスのくせに!」

突然の言葉にアタシはびっくりした。

「ねえ、もしかして今レムレス先輩のこと待ってるの?」
「はい・・・そうですけど・・・」
「えーーー!マジでーーー!チョーウザーーーい」
「レムレス先輩が汚れるんだけど〜ぉ」

するとクラスメートの一人がニヤリと笑った。アタシは背筋がゾクッとした。

「じゃあさ〜、今日はレムレス先輩と帰っていいよ♪その代わり〜レムレス先輩とは明日から関わらないでよね」
「え・・・?」
「レムレス先輩はアンタのモノじゃないしいいでしょ?あとこのこと先生に言ったり明日レムレス先輩と関わったらアンタを学校に行かせないようにするから」

アタシは状況が分からなくなって頭が混乱した。けど、アタシは先輩の特別じゃないし二度と会えないわけじゃない。自分が先輩になにかしたわけでもない。

「分かりました・・・」

もう、これでいい・・・

クラスメートたちが去って行き少しすると先輩が来た。

「ごめんね、遅くなっちゃった」
「大丈夫ですよ」
「じゃあ帰ろうか」

私たちは歩き出すと、いつものように話した。もう明日からはできない。今日が最後・・・そう思うと少し寂しいけどこれでいい。

「じゃあ、僕はこっちだから・・・また明日ね・・・」
「先輩・・・」

言わなくちゃ・・・

「あの・・・もう、アタシに関わらないでください・・・」
「フェーリ?」
「正直・・・迷惑です・・・だから、もう・・」

嘘ついてでも、言わないと・・・

「そうか。ごめんね、フェーリ」
「せんぱ・・・」
「じゃあね」

先輩はそう言って真っすぐ歩き出した。私はそれをただただ見つめていた。

「これで・・・いいの。私のせいで先輩に迷惑がかかっちゃうから・・・特別にもなりたいわけでもないし」

あれ?あの時と同じように胸がキュッとする・・・

Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.5 )
日時: 2017/08/15 08:25
名前: 雪見まりも

次の日、アタシは本当に一人になってしまった。ランチは一人、下校も一人。先輩はクラスメートたちとランチを食べて放課後はクラスメートたちと下校している。

「そっか、先輩は優しいもんね・・・」

いつのまにか一週間が過ぎ、アタシは独りぼっちの学校生活に慣れてしまった。胸がキュッとするのはいまだに治らないけどけど、これはきっと恋じゃない。まだ心が少し慣れていないだけ・・・

ある日突然下校中に、

『フェーリは占いが好きなんだね』
『フェーリと話してて楽しいよ』

やだ・・・なんで先輩の言葉が・・・まぁ、先輩には恋してたけどもうオワリなのよ。関わることもない。

「あれ〜?君って・・・」

突然後ろから声がした。振り返るとそこには見慣れた女の子が立っていた。

「あなたって・・・」
「ほらほら〜クルークと同じクラスの・・・」

あのメガネと・・・もしかして・・・

「アミティ・・・さんでしたっけ?」
「そうそう!君ってレムレスのことが好きな子だよね?」
「先輩のことは好きじゃないです!」
「え〜ホント〜?ねぇ、少し話さない?」
「別にいいですけど・・・」

アタシたちは近くの公園のベンチに座った。

「フェーリはいつも一人で帰ってるの?」
「そうですけど」
「レムレスとは?」
「帰ってないです」

なんか・・・すごく先輩のこと聞いてくる・・・

「あの、アミティさん、アタシは先輩のことは好きじゃないです!」
「え〜恋バナできると思ってたのに〜」

恋バナする気だったのね・・・

「けどフェーリ!やっぱり、好きだったら好き〜って言ったほうがいいよ♪」
「どうしたんですか?」
「いや〜なんか嘘ついてるっぽかったから・・・あっもうこんな時間!?私帰るね!バイバイっお話してくれてありがとっ!!」

そう言ってアミティさんは走って行った。

「好きなものは好き・・・」

アタシが好きなもの・・・占い、おまじない、そして・・・

「先輩・・・」

やっと気づいてしまった。私は心に嘘をついていた。

「うわぁぁん・・・・」

アタシの目から大粒の涙がこぼれた。ずっと、ずっと好きだったんだ。胸がキュッとするのはやっぱり恋なんだ。そして、アタシは・・・・・・「特別」になりたかったんだ。

「どうしよう・・・アタシ、思っていたよりも先輩のこと好きだったんだ・・・」

けど、もう手遅れなんだ。



Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.6 )
日時: 2017/08/15 09:15
名前: 雪見まりも

「なんで・・・こんな時に・・・」

先輩のことが好き。だけど、関わったらいけない。この気持ちは捨てないといけないんだ。そう思っても涙は止まらない。なんでクラスメートたちに逆らわなかったんだろう。

「自業自得・・・だわ」




次の日、アタシは学校で先輩を見るたびに心が苦しくなった。

「もう昨日のレムレス先輩ヤバかった〜」
「今日のランチタイムが楽しみだよねぇ」
「好きな人いるか聞いちゃう?」

先輩の好きな人・・・誰なんだろう

「けどさ〜いないって言ったらもっとアピールするよね〜」
「え〜レムレス先輩と付き合うのは私だよぉ〜」
「ウチだし!」

そうだよね、気にしちゃいけない。私と先輩は二度と関わることはないから・・・



そして、ランチタイムが始まり、アタシは教室で一人で食べていた。

「ごちそうさま・・・」

お弁当箱を片付け、アタシは次の授業が始まるまでに読書をしていた。

「ちょっとフェーリ!」

びっくりして声がしたほうを見ると、そこには顔が今にも爆発しそうなほど真っ赤なクラスメートのうちの一人だった。

「ちょっと来なさいよ!!」
「はい・・・」

どうしたんだろう?

アタシはクラスメートたちに連れられ、人が少ない場所に行った。

「・・・で、どうしたんですか?」
「アンタって最悪!!目障り!」
「意味が分からないです・・・」
「この媚売り女っ!」

媚売り?アタシが?

「だから、何を言っているのかが・・・」
「レムレス先輩が汚れちゃったじゃない!」

先輩が?

「アタシは先輩とは関わっていないです・・・」
「今日、ランチタイムにレムレス先輩に好きな人聞いたらあきらかにアンタだったのよ!」

先輩がアタシのこと・・・?

「あ、そうだ、アンタさえ消えれば・・・」

そう言って、一人の女子が服のポケットからカッターナイフを出す。

「フェーリ、死になさい!」

カッターナイフがアタシの胸に刺さろうとする。アタシは怖くて体が動かなかった。

「もう・・・ダメなんだ・・・」

すると、アタシの体がよろめいた。アタシは誰かに押されたと気づいた。

「誰・・・?」

アタシはなにも分からなくなった。そして、そのまま気を失った。

Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.7 )
日時: 2017/08/15 09:44
名前: 雪見まりも

「ん・・・」

目が覚めると、そこは保健室だった。

「あれ?アタシって・・・」
「目が覚めたかい?」

聞き覚えのある声とふわっとお菓子のいいにおいがした。

「先輩・・・」
「突き飛ばしてごめんね、フェーリ」

あの時突き飛ばしたのって・・・もしかして、先輩!?

「だ・・・大丈夫です・・・」

「フェーリ、本当にごめんね」
「え・・・?」
「突き飛ばしちゃったし、僕が好きな人を言ったせいで殺されそうになっちゃったし・・・」
「先輩が謝ることはないです!悪いのはアタシです!嘘ついて関わろうとしなかったし・・・」

アタシの目から涙があふれる。悲しいんじゃない。先輩と話せて幸せすぎて泣いちゃうんだ。

「フェーリ?」
「アタシは先輩に迷惑をかけてばっかりです。けど、先輩は今日みたいに助けてくれたり・・・こんなアタシの話を聞いてくれるし・・・先輩と話さなくなって一週間くらいたった時、アタシは自分の気持ちに気づいてしまったんです」

今度こそ、自分の想いを伝えないと・・・後悔する。

「先輩、ずっと前・・・最初に助けてくれた時から好きでしたっ・・・」

恥ずかしい・・・けど、言った!

「フェーリ・・・僕も・・・好きだよ」

先輩が目をそらして言う。保健室がしばらく静かになる。

「嬉しい・・・」
「僕もだよ。ところでフェーリ、今授業中なんだけど・・・」
「え?じゃあ先輩戻らないと・・・」
「気を失っている生徒の看病してきますって言って授業は休んでるよ」

これって・・・先輩みたいにエリートだからこそできることだよね・・・

「だから、授業が終わるまで少し時間があるんだけど・・・どうする?」
「えっ・・・それって・・・」

もっと二人きりで・・・?

「フェーリ、何がしたい?」

先輩がアタシに顔を近づける。アタシは恥ずかしくて顔が真っ赤になるのを感じた。

「せっ・・・先輩の好きなようにどうぞ・・・」

アタシが照れながら言うと、アタシの体はベットへ押し倒された。




Re: エリートな先輩とその後輩。 レムフェリ[ぷよぷよ] ( No.8 )
日時: 2017/08/15 23:08
名前: 雪見まりも

「先輩・・・」
「嫌だったらすぐに言ってね」

そう言って先輩はアタシにキスをした。

すごく・・・恥ずかしい。

先輩は何度も角度を変えてキスをする。

「チュッ・・・」

辺りに恥ずかしい音が響く。

先輩が唇を離すと、透明な糸がアタシたちをつないでいた。

「先輩っ・・・」
「フェーリ、しんどくない?」
「いえ・・・・続けてほしいです・・・」

すると先輩はまたキスをしてきたと思うと、口の中に舌を入れた。

「・・・・ふぁ・・・んぅ」

体が熱い。とけてしまいそうだ。

先輩の舌がアタシの舌を絡める。

「やぁっ・・・」

本当に・・・恥ずかしい・・・

先輩は舌を絡めるのをやめ、唇を離した。

「もう・・・オシマイですか?」
「そろそろ授業が終わるからね」
「そうですか・・・」

もう少しだけ・・・キスしたかったな

「あの・・・先輩、最後にキスしてください」
「そんなに焦らなくてもいいのに・・・」
「嬉しくて仕方ないんです。大好きな先輩とこんなことができるなんて嬉しいですもん」

私がそう言うと、先輩は私を強く抱きしめ、

「僕だって我慢してるのにそんなこと言ったら我慢できないだろ?」
「先輩・・・」
「一回だけだよ?」

そう言って先輩は軽く私にキスしてくれた。

「先輩って本当に優しいですね」

そういうところが好き・・・

「ありがとう。じゃ、今日からランチも、放課後も一緒にいてもいいかな?」
「もちろんです・・・」
「良かった〜」
「では、アタシは教室に戻ります」
「うん、じゃあ・・・放課後」

私・・・先輩の彼女なんだ。「特別」なんだ・・・

教室に戻るとアタシを殺そうとしたクラスメートが睨みつけてくる。アタシは少し怖かったので目をそらした。

本当に先輩が来てくれなかったら私、死んでいたのかな?でも、なんで先輩は私がここにいるって分かったんだろう?でも、助かったし・・・まぁ、いっか。










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