官能小説(オリジナル18禁小説)
- 和泉一織くんと初夜。
- 日時: 2018/02/25 01:29
- 名前: 沙菜
・同級生
・突然始まる
・何でも許せる方のみ
和泉一織くん。
アイドリッシュセブンのメンバーで、格好よくて頭もよくて何でもそつなくこなす、クールなパーフェクト高校生。
…だから、絶対近付けないと思ってた。
けど、運良く同じクラスになって。
糸で惹かれるように恋をして。
溢れる想いを彼にぶつけたら。
「…実は私も、貴方に惹かれていました。こちらこそ、…よろしくお願いします」
夢だと思った。
それから、恋人になって勿論皆には秘密で、今日の今日まで純粋なお付き合いをしてきた。
キスもまだしたことない。
まだ手を繋いだだけ…
最近、触れたくて、触れてほしくてたまらない。
「………ひかれちゃうかな…」
今日はデートで、両親不在の私の家でお泊まりする予定だ。
……触れてほしい。
彼に、一織くんに触れてほしい。
夜。
結局それらしいことは切り出せず、せめても、と同じベッドで寝ることになった。
「………じゃあ…お、おやすみなさい」
「おやすみなさい」
心臓がうるさい。同じベッドに、一織くんが、いる。
当の一織くんはいつもと変わらない顔。
………触れたい。
好きな人に触れたいって思うのはおかしいかな?
私だけかな?一織くんはどう思ってるのかな?
……触れたい。
私は、背中を向けていた彼に抱きついた。
途端、彼の体がピク、と反応する。
「……な、何ですか急に」
「……っごめん、嫌…?」
「………嫌じゃないですけど………」
暗闇の中だけど、彼の顔がほんのり赤く色付いているのが分かる。
それが嬉しくて抱き締める手に力がこもった。
「………!…あまり、そうやって男を煽るような真似、しないで下さいよ」
「……あお…!?………あの、一織くん…」
「何ですか」
「…………キス…!してほしい………です」
言った。…言ってしまった。
心臓が爆発しそうだ。それと、不安。嫌われるかな、ひかれちゃうかな。
「………全く、困った人ですね」
彼は、はぁ、と息を吐くと私に覆い被さった。
「…どうなってもしりませんよ」
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