官能小説(オリジナル18禁小説)

百鬼夜行の思春期少女
日時: 2018/08/20 14:51
名前: りりあんぬ

私の名前は諫山こはる。
もう立派な中学3年生です!
友達も沢山できたしいい感じの女子グループに
入れたし、なんとかやってけると思ってたんですけど…
起きたらなんか…こんな所に…
「おう、やっと起きたかクソガキ」
「なっ、く、クソガ…!?」
突然耳に飛び込んでくる 男性の声。
ってか、初対面でクソガキなんてちょっとありえないんですけど!
「誰ですかあな…たっ…」
振り返ってすぐ目に見えたのは、二足歩行の、しかも服を着た真っ黒の狼。
「何だよその顔。笑わしてえのか?」
狼は私を見てニヤリと笑う。
ちょっと動揺と混乱が…
「申し遅れたな。俺は”ベラクネ”だ。」
「べ、べら???」
あ、名前でしたか!
「私は諫山こはる、と申しまして…」
「ンなこたぁ分かってんだよ。」
「へっ?」
ベラクネが私の頭に手をあてる。
「お前は俺の婚約者だ」
「…………はい?」
ポンっと一気に熱くなる顔。
恥ずかしくて何も言えなかった。
しばらくしていると、今度はベラクネみたいな白い狼が現れた。
「ベラクネ、何嘘ついてるの?」
「あっ!あの私、諫山こはるです!」
「知ってるよ。僕はネステラ。ベラクネったら何を言ってるのさ?」
「こはるは俺の婚約者だ。決まってんだよ。」
「はあ?まだそんなの決まってないでしょ?」
あわわ、どうしよ、2人とも喧嘩してる…
「あっ、あのっ喧嘩は駄目ですよっ」
「…そうだな」
「ふふふ…」
思い切って言えた、良かったです…
「とにかくこはるは俺のモンだ」
「僕に勝てるかな?」
2人とも仲良くしてくださいよ〜…
「…こはる、とりあえず俺の屋敷に来い。」
「あっ、はい」
行くあてないし、行きましょうか、
「じゃ、僕は山に行ってくるよ!まったね〜」
ネステラは私に手を振って向こうへ去っていった。
「ッたく、面倒な奴だ。」
「あの…ベラクネ、ここはどこなの?」
「ここは妖の住む世界、”百鬼夜行”だ。」
百鬼夜行?絵巻…?
「へ〜…そうなんですか…」
「あらぁ、ベラクネ様お出かけですかぁ?」
「ああ、ちょっとな。」
「んん、その人間はぁ?」
「俺の婚約者だ。」
ま、また意味のわからないことをハッキリと…
というか、このカエルみたいな化け物は一体…
「こっ、こここ、婚約者ですってぇ!??!」
「ああ。そうだろ、こはる。」
「え?あ、っはい、」
よく分からず返した返事。
いつの間にか私とベラクネの周りには沢山の化け物が集まっていた。
「嫌だ、あんな人間がベラクネ様の婚約者?」
「私の方がまだマシよ」
「あら、小さくて可愛い!」
飛び交う沢山の言葉。
「こはる」
「っは、はい!」
「コイツらの言うことは気にすんじゃねぇぞ」
ベラクネ様はそう言うと私を持ち上げて空を飛んで行った。
「ぎゃ〜っ、なんですかその持ち方ぁっ!」
「うるせえ、飛行機気分でも味わってろ」
「ぎゃあああああああああああっ!」

着いた…のかな、?
そこは大きなお寺みたいな所で、屋根がキラキラ光っていた。

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