官能小説(オリジナル18禁小説)
- 逃げる嶋西くん〜追われる最強王子とヤバスギシンデレラ〜♯0
- 日時: 2019/01/20 14:28
- 名前: 悪寒
プロローグ
僕の名前は嶋西界。高校二年。市立高校の普通科で、充実した高校生活を送れている。成績も彼女も問題ないし、幸せだと思っていたのに・・・!
あの日から、僕は怯えて暮らすようになった。
周りの女性がヤンデレになって僕を追ってきたんだ!
そうなったのには理由があって、ぼくがとある日の朝に起きて、だるいなと思い病院で診察してもらったときのこと。
椅子に座った医師は、画面を見て1つため息をつくと、椅子ごと界を向き直り、こう告げた。
「この病気は、最初は熱があるのですが、すぐに解熱します。身体に異常は起きにくい病気ですよ。」
それを聞いた界は、ほっと息をはいた。
しかし、すぐに医師の口が再び開いた。
「ですが、この病気が恐ろしいのはそこからです。」
「えっ?」
それを聞いた界は一気に不安のどん底に突き落とされた。
「そのあと数分もたたずに、患者さんの中にある病原菌が特殊なホルモンを生成し、周囲にまき散らすんです。」
「そ、そうなったらいったいどういうことに・・・?」
「それを吸収した女性の大半があなたに好意を寄せ、性的に興奮しながらあなたをどんな手を使っても手に入れようとするでしょう。」
「ええええええええ!?」
それを聞いて界は立ち上がるほど驚いた。
「じゃっ、じゃあ・・・」
そういって医師に界が困惑しながらも口を開いた途端、診察室のドアの向こうからハアハアという荒い息の音が聞こえた。それも男性ではない、女性の息の音。
界はものすごいいやな予感をひしひしと感じながら、後ろをおそるおそる振り向いた。
案の定。
ナースの女の人たち(それも美人で巨乳の)が、界に抱きつこうとしていた。
「うわああああああああっ!」
界は、持ち前の身体能力と反射神経でそれをかわすと、病院から出て全力で逃げ出した。
そして界は全力のBダッシュで走りつつ、自分の悲痛な思いを吐いた。
「僕、これからどうなっちゃうの?」
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