官能小説(オリジナル18禁小説)
- 女の子
- 日時: 2019/05/12 17:15
- 名前: 斎藤ロベール
ワーリャは片手に持ち上げた男性器を次々と写真に撮っていった。柔らかに、ひやりと重い陰嚢を乗せた掌が汗ばんでくる。陰嚢の裏を写したとき、プラムのような睾丸が二つあるのを指で確かめたワーリャは、一つ一つ摘まんでは、その様子もまた撮影した。
おとといからワーリャの家に寄宿している日本人、菜虫健児(なむし けんじ)は大学院生だった。半年間の留学をワーリャの国でするのだと言う。
ワーリャは十二歳。聡明で物静かな、この家の子供だった。両親の仕事の関係で、一年ばかり祖母と二人で暮らしている。
菜虫は初めてワーリャが見るアジア人だった。菜虫と握手をした瞬間、ワーリャは不思議な激しい性欲に襲われた。侮蔑と憧れの混ざった奇妙な感情をワーリャは菜虫に抱いて、このアジア人を辱めたい、また同時に辱められたいと心に思った。無論、温厚そうな菜虫にワーリャが甘えたくもなったのは、少女の年頃から無理からぬ事だった。
カメラを仕舞ったワーリャは、両手にそれぞれ睾丸を握り、形を指でなぞってみた。今、このアジア人の男の命が、文字通り自分の手中にある。それを思うと、強い尿意に似た痒みがワーリャの股間に走った。
「あ、素敵。」
しかしワーリャは、片手に再び陰嚢を置き直して、亀頭の観察に気を移した。
汗と尿のにおいのする男性器にワーリャは鼻を寄せた。それから、心を込めて丁寧に、実に丁寧に、舌先を亀頭に這わせ始めた。
「こんな所からおしっこが出るのね。穴の中がしょっぱい。」
菜虫はゆっくりと勃起した。形の変わっていくアジア人の陰茎を眺めるワーリャは感嘆した。勃起ということを少女は知らなかったが、自分の体の造りは知っていた。この硬く変形した尖った器官が、男女の秘密を少女に解き明かした。
「だから女に穴が開いてるのね。だからパンツがこんなに濡れるのね。」
その穴にワーリャは指を触れて、菜虫を収める気持ちを固めた。
「でも、もうちょっと」
時間はある。菜虫は深く寝入っていた。
ワーリャは陰茎を下から亀頭へ軽く噛みつつ舐め上がってみた。先端だけは柔らかな事に気が付いた。
「強く噛んだら痛いんだろうな。あたし、汚いことしてる。これって、あたしが虐めてるのかしら。それとも虐められてるのかしら。」
少女の喉に違和感があった。何か生ぬるいものが舌に溜まっていく。
「おしっこ、漏らしたの?」
しかし、はっきりと味が違っていた。知らないにおいが鼻むろへ抜け、思わず嘔吐しそうになるのをこらえた。少女は直感した。
何か男性の最も大事な神秘を、自分は盗み取ったのだ。
舌の上で勢いよく脈打つ陰茎は、ワーリャの口中をぬめりのある液体で一杯にした。
「ごぼっ!」
白いものが少女の唇から溢れ出た。しかし残りは喉を通っていった。陰茎は途端に縮み、柔らかくなった。
こんなものを出してしまって、この男はこのまま死んでしまうのかもしれないとワーリャは思った。すると、意地悪な気持ちがまた沸き起こり、萎びた男性器を侮蔑の目で眺めながら、パンツの中に手を押し込んだワーリャは女のところを激しくこすり回した。
全部吸い尽くしてやる。陰茎を呑み込むほど喉まで吸い込んだ少女は、白い汁の残りがなくなるまで吸い出そうとした。
「あ、あ、あ!」
声を殺しても、下半身に込み上げてきた快感が、呻きを少女に上げさせる。やはり、硬いうちに入れておくべきだったとワーリャは後悔した。
やがて天にも昇る心地に浸った少女が、失禁しながら感得した事があった。
男も女が欲しいに違いない。
ワーリャは、これ以上ないほど臭く汚れた片手の指を、菜虫の口に差し込んだ。まだ股間から垂れ落ちてくる透明な自分の汁を、少女は繰り返し男の顔に塗りつけていった。
無意識に口の周りを菜虫が舌で舐めとった。
「ううん」
菜虫の声を聞いたワーリャはどきりとしたが、それは、再び勃起した陰茎に対する胸の高鳴りでもあった。
ワーリャは迷わずアジア人の腰へ跨った。虐めているのか、虐められているのか分からない感覚が、倒錯の喜びとなって少女を恍惚とさせた。穴を割られた初めての痛みも、却って興奮をいや増した。
男女は体で一つになるという命の神秘をワーリャは知った。腹の中に、男の白い汁がいま注入されていることを明確に感じ取った。
ワーリャは、決して抜けられない恋に自分が落ちたと思った。しかも、もう体は結ばれてしまっている。両親がいなくても、伴侶のある自分は全く大丈夫なのだ。深い安心感にワーリャの心は満たされた。
差し込まれたまま、菜虫の胸の上にワーリャが身を横たえると、菜虫は目を覚ました。
ヨーロッパ人の美しい少女の顔が、菜虫の目と鼻の先にあった。薄桃色の柔らかな唇が、菜虫の口にしっとり被さった。唇から静かに幼い声で
「あたしと結婚してください。」
目覚めの勃起にきつい肉の肌触りがあった。菜虫は言葉を返さず、杭を打ち込むような腰の動きで、ヨーロッパ人の少女の依頼に思いの丈を表した。
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