官能小説(オリジナル18禁小説)
- crazy-bullets
- 日時: 2019/08/02 17:26
- 名前: 恋唱池 常陸
部屋に流れているのは英国討伐歌。
『我ら英国に進軍す』。
ドイツかぶれの私が唯一聴く曲だ。
流行曲などは聴かない。
聞いていて耳が痛くなるから。
「ただいま」
ドアが開き、女の声が聞こえてくる。
その女もこの一体感の中に取り込まれる。
「おかえり、ナキ」
「ただいま、ユース」
「ドイツは第二次世界大戦で蹂躙した。人命も大地も関係なく」
「今夜はアナタが私を蹂躙するの?」
「今夜も、だ。もう私の砲頭は君を蹂躙したくてしたくて仕方なさそうだ」
と言いながら、ソレを露にする。
別に面白くもないのに、この女は笑ってくれる。だから好きだ。完全に私の色に染まるまで、攻め続けてやるのだ。
この退廃的な街の寂れたビルの一室で乱れるのだ。
誰も止めはしない。
このビルに住む異常者どもは全て例外なくブチ殺した。
第三次世界大戦が終わり、それでも日本にバラ撒かれたウイルスはまだそこらを漂っている。
「どこ……見て………あっ、太い……っ」
いつの間にかナキは準備し終えていた。
そしていつの間にか騎乗位。
挿入の段階まで来ていた。
「準備…早いな…ぁぁ…お前っ…。しかもいきなり本番か…ぅお…」
ナキの性器が私の性器を喰らう。
「アナタが剥き出しだからよ…ぁは……あぁ…あ……」
確かにそうだが。
「は、はは。これじゃあまるで私が蹂躙されてるみたいじゃあないか」
ナキの性器。
それが私のを優しく包み込む。
「だが、まぁこれも悪くない、か」
ナキの体は汗で濡れている。
その体に触れる。
柔らかな乳。
白く、柔らく、まるでマシュマロのようだ…という比喩を聞いたことがある。
全くその通り。
柔らかなそれを乱暴に貪る。
「んっ、……く…ふぅ……んん……」
「くっ…おお…」
ナキが情けなく喘ぐものだから、釣られるように変な声を出してしまう。
自分でも間抜けだと思うくらいの変な声。なら、ナキはもっとそう思ってるかもしれない。
「ああっ!あっ、ぅぁぁ……あっ、ああぁ!」
私もナキも絶頂を迎えようとしている。
「もうイキそうか?なら、一緒にイくぞッ」
激しく突き上げる。子宮を突き破りそうな程。突き破っても構わないという覚悟で。
「あ、は…ぁッ、ああぁ……あっ!」
性器が震え、熱い液体をそのままナキの奥にブチ撒ける。
ナキが腰から崩れ落ち、覆い被さってくる。
その美しく長い黒髪が顔にかかる。
ナキの体が密着し、その温もりを感じる。
私の体もナキの体も汗で濡れていて───それが妙に快感だ。
「はぁ……はぁ……ゅ……ユース……はぁ……はぁ……」
ナキが耳元で囁く。吐息が耳たぶにかかり、何とも心地よい。
「はぁ…はぁ…良かったよ、ナキ」
そのままナキを押し倒す。
真上で喘いでいたナキの顔が真下に来る。それだけでも興奮する。
だが、まだ蹂躙し足りない。
「ナキ………私が満足するまでだ」
「うん……うん……」
ナキは嬉しそうだ。
火照って赤い顔を、汗と涙が濡らしている。
まだだ。もっと汚く乱れさせたい。
そのまま性器を挿入し、先程より激しく強く突き上げる。
「…かはっ……」
首を絞める。すると、ナキの性器がより強く私のを包む。
「あぁぁぁ…ぅぁ……ぁ…ぁぁ……」
苦しそうな声。実に興奮する。
「くっ……」
一度。
体位を変更して、上下関係は入れ替わった。
「ほれ、気持ちいいだろう?」
呼吸は苦しそうだが、体はそれでも興奮し、欲情している。
情けなく唾液を垂らす。
それを舐める。
「…ふ、……もう完全に私の方が蹂躙してるなぁ…」
乳を先程より激しく揉む。
「…がっ……ぁ……」
舐めても舐めてもナキの涎は止まらない。
「くふぅ……っ」
その間にも何度も射精する。
死にそうなほど。
***
あれから何度膣内に射精したか。
ナキは汗と涙と涎で顔中が汚く濡れている。
息も乱れたままだ。
その様をずっと見ていると、また興奮してくる自分がいた。
かつてこの日本を襲い、尚もウイルスは残留していると言うが………彼女はその抗体を持つ貴重な存在。
で、私は?
まさか性欲無限のバケモノにでもなってしまったのだろうか。
ウイルスに負けて、このビルにいた連中のように。
***
次の日
とある廃ビルで一人の女性の遺体が発見された。
名前は天崎 ナキ。
あの『バケモノ』は巨大化した性器で一突き。
その性器はナキの性器を突き破り、五臓六腑をも貫き、喉を通して口からはみ出した。
それでも性欲がおさまらなかったのか、体は滅茶苦茶にされ、およそ人のモノとは思えない量の精液を彼女一人にかけていた。
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