官能小説(オリジナル18禁小説)

愛が足りない配信者と愛が要らないリスナーの話
日時: 2020/02/16 01:45
名前: ジョウロ駒崎

「こーんばーんはーっと!今夜もみんなをドキドキさせるよー!」
とあるライブ配信アプリのR系ASMR配信者界隈でまだ新人にしてトップの【リク】はいつも通り配信をしていた。
彼はイケボで、音がリアルということで大人気。
その上演技力もプロの声優並み、即興の台本も小説家並み、顔は俳優並み、現在中2の期待の神人なのだ。
「初見さんいらっしゃい!毎週月曜と金曜と土曜と日曜の23時ごろから配信してまーす!イヤホンつけて、1人だけのところで聞いてね?音がリアルなのが売りなんでねww
あーお茶爆ありがとっ!愛してる?ありがと。」
今日も彼はリスナーからの愛をもらう。もらった愛は、彼の14年間の中で貰えなかったぽっかりと空いた愛の穴に埋めていく。
深い深い穴に埋めるから、リスナーからもらったまだ愛は返せない。
溢れるくらいになれば返せるけれど、まだ愛が足りない。
「お願い、もっと愛してよ…」
流れるコメントは、愛してるばかり。気持ち悪いほどの愛してるを見て、彼は微笑む。
「ありがとう」

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