官能小説(オリジナル18禁小説)

からんころん
日時: 2020/06/18 18:23
名前: 離宮

短編えっち小説

めがねっ子 百合
>>1 >>2 >>3

Page:1



Re: からんころん ( No.1 )
日時: 2020/06/17 09:02
名前: 離宮

めがねっこ 百合 @





あの子をめちゃくちゃに抱く夢を見た。
必死にもがくあの子を馬乗りになって押さえ込んで、シーツにぎゅっと押し倒して、たくさんたくさんキスをした。味は覚えてない。舌を突っ込んだら少し噛まれて痛かった。
服を無理やり捲り上げて、やわらかいお腹を、きれいな肋を、小さな胸を、夢中で愛撫した。

あの子がいやいや首を振るたびに、切羽詰まった声で喘ぐたびに、私の中で何かが癒えていく。
わたしはあなたが好き。大好き。でも大嫌い。

鎖骨の隆起が綺麗で何度も舌で舐る。細い首に柔く噛みつきながら、今すぐ絞め殺してやりたいと心から思った。






Re: からんころん ( No.2 )
日時: 2020/06/17 08:04
名前: 離宮



めがねっ子 A






「ほんっとに、めがね、似合うよね!」


夢は、夢。
夢から覚めた私にはいつもどおり、朝ごはんを食べて、制服に着替えて、すさまじい余韻で頭の中がボコボコ沸騰したまま登校した。
現実はなにもかもいつも通りだった。
休み時間、夢の中で私に8回いかされたあの子は、いつもどおり私の席の前にやってきた。

わたしはめがねを褒められた。
嬉しかった。

「そ、そう?」
「うんー!ぴったりハマってるっていうか…なんか、雰囲気に合ってる、文学少女ってかんじ」









Re: からんころん ( No.3 )
日時: 2020/06/17 10:12
名前: 離宮

めがねっ子B おわり





「勉強、できるし」
「大人しいし真面目だし」
「優しいし」

私はたくさん褒められた。
いつものことだ。この子は純粋に、私のことが好きなのだ。

「わたしが知ってるめがねっ子の中で、あんたは、いっちばん____」

言いかけたところで、誰かが横からおーい、とこの子を呼んだ。

あ、ごめん。
ちょっと行ってくる。

すっと、私の机を離れていく。
あの子はいい子だ。人のいいところを見つけるのが上手だ。褒め上手だ。私にだけじゃなくて、みんなに対して。だからみんな、あの子のことが好き。

教室の中、私はひとりきりになった。
向こうの机の島で、他の子に混じって、無邪気に笑い声を上げているあの子を見て、心臓が絞られたような強烈な寂しさがこみ上げた。

時計を見た。休み時間がまだ数分残っていたから、私はそっと教室を出た。
騒がしい。教室の入り口でたむろして話をしている子たち。廊下の真ん中をわーっと駆けて行く子たち。
ぼろっと涙がこぼれたけれど、誰も何も気が付かなかった。

めがねを外して、そっと目尻を拭う。
今すぐ教室に戻ってあの子のそばへ行きたい。行って、みんなに見せつけるようにキスしてやりたい。
涙が溢れて止まらない。
夢でしたキスはなんの味もしなかったけれど、今、あの子の唇を奪ったら、きっとしょっぱい味がするんだろうな。










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