官能小説(オリジナル18禁小説)
- 楽園の咆哮
- 日時: 2022/02/11 19:15
- 名前: 冨平新
第一話 邪気を放つ教会
第一章 歓喜
山脈が見渡せる、豊かな田園風景の景観に、
不気味な邪気を漂わせているダレム教会。
このダレム教会は、キリスト教の亜流、
ダレム教の信者たちが集う、ニュウベラス県ピュク町にある教会である。
クリスマス前のこの時期、
イエス・キリストを唯一の神として崇める教会関係者は、
クリスマスの飾りつけに、いそしんでいた。
「今年もいよいよですね」
「1年のうちで、最も喜ばしく幸せなときが、今年もやってくるのですね」
「神の御生誕の喜びに奉仕できることこそが、人生最大の幸福ですわね」
シスターやボランティアが口々に喜びを口にしながら、
ダレム教会周辺の通り沿いや、教会内外のあらゆるところに、
クリスマス用の飾りつけを行っている。
電飾付きのクリスマスツリーをはじめとして、
幼児から大人にまで人気のある可愛らしい電光キャラクター、
経済的に貧しい生活感が滲み出ている表情の人々の木彫り人形、
シスターが作ったアクリル人形やクッキーやパウンドケーキなどが、
教会全体を満たしていた。
クリスマスムードを完全なものにして、幸福をそこに連れてきていた。
第一話 邪気を放つ教会
第二章 洗礼
ニュウベラス県のピュク町の住人たちのほとんどは、
このダレム教会を忌み嫌っていた。
なぜ、忌み嫌われているのか。
世界的権威とされるキリスト教を笠に着た亜流だからなのか。
それとも、忌み嫌われる理由が他にあるからなのだろうか。
ダレム教会は、朝の礼拝を終えると、いつものように洗礼をしていた。
この洗礼は『楽園天国』と神父や教会関係者の間では呼ばれていた。
そしてこの洗礼『楽園天国』が、ダレム教会が忌み嫌われる
最大の理由なのではないか、と思われた。
ピュク町のダレム教会の教義によると、神が降りてきて合一できるのは、
神父と性交したときに絶頂に達した瞬間で、その瞬間から、恵まれない生活に
苦しむ信者の世界は一変するのだ。
ダレム教会に初めて訪れて洗礼を受け信者になった時から、一切の悩み、苦しみ、
痛み、争いごと、経済的困窮などから解き放たれ、生活が幸福に満ちたものになる。
信者になった後も同様である。
日常の苦しみが増してきたときには、洗礼をして浄化することにより、
信者を取り巻く世界が一変し、幸福感に満ちた生活が再び始まる。
しかも、絶頂を迎えた回数に、幸せの量と質が比例していくのだ。
悩み、傷つき、苦しみに満ちた生活を送っている人々は、
信者となるための洗礼を受けたいと、次々とこの教会にやって来る。
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- Re: 楽園の咆哮 ( No.1 )
- 日時: 2022/02/20 03:56
- 名前: 冨平新
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第一節 磔
クリスマスイブ直前の12月23日。
一人目の信者がダレム教会にやってきた。
「今日はどういったご相談ですか?」
ベム神父は来訪した中年女性信者に尋ねた。
「…私は、主人に嘘をついてしまいました。
…職場の上司と不倫関係になってしまい
…土曜日の夜に…一線を越えてしまったのです」
「今後は、どのようにしていきたいのですか?」
「主人が居なければ生きていけないので、
不倫相手とは職場内だけの仕事仲間としての付き合いに戻り、
主人とよりを戻したいのです」
「神様に願ってください。願いが叶うように」
「着ているものを全て脱いで、そちらのかごに入れてください。お荷物も」
『楽園天国』と呼ばれる洗礼が始まる。
ベム神父はいつものように指示を出していた。
女性信者に目隠しをし、十字架の前に案内した。
「あなたの素行を反省し、懺悔してください」
ベムはそう言うと、中年女性の右腕を持ち上げ、
十字架の手枷の位置にもっていき、施錠した。
左腕も同じようにした。
中年女性信者は、全裸で磔の刑に処されるのだ。
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第二節 鏡の中の全裸
バイアグラを中年女性信者の恥部にたっぷりと塗る。
女性は腰をくねらせて喘いだ。
上司との不倫など、作り話なのではないだろうか。
最初から、このような甘美な罰を受けたかっただけではないのか。
この信者の言動から、そのようなことが感じられた。
ベムは大きな鏡を女性信者の目の前に置いた。
だらしない三段腹の中年女性の全裸が鏡に映っている。
女性信者の目隠しを取り、鏡に映った全裸の姿を見せた。
「あ…」
女性信者は、美しいとは言えない全裸の自分が磔にされた姿を確認して恥じた。
ベムは神父の制服を着たままであった。
「今のあなた自身を、しっかりと目を開けて見なさい。
そして、あなたがご主人に対してしてきたことを、全て思い出して、
懺悔しなさい」
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第三節 鞭打ち
バシッ!
ベムの鞭が、磔にされた全裸の女性信者の白い肌に弾む。
「アアッ!」
バシッ!
「アアッ!」
鞭で鋭く打たれる度、被虐志願の女性信者の白い肌は、
赤い蚯蚓腫れを増やしていく。
痛みで自分自身を忘れ、恍惚とした表情になる。
「しっかりと、前を見なさい!」
バシッ!
「アアッ!」
鏡に映し出された、鞭で打たれ続けて喘いでいる惨めな自分自身を、
中年女性信者が視覚的に確認する。
恥ずかしさが、快楽の扉を開ける。
自分の運命の全てを、このダレム教会にお任せしていればいいんだわ。
肩幅に開いた脚の付け根の内側に、
だらしない三段腹の下の裂け目から出てきた白い液体がつたっていた。
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第四節 飴と鞭
30回ほど鞭を浴びせ、ベムは呼吸を荒げていた。
ベムの下半身は隆起していた。
「ロン神父」
「はい」
ベムは中堅神父のロンに指示を出した。
ロンが、中年女性の恥部に顔をうずめ、流れ出てきた液体を、丁寧に舐めた。
そして、再びバイアグラをたっぷりと塗ると、指を使って愛撫しだした。
「目先の快楽の誘惑に負けて、ご主人を裏切りました。
あなたが感じている痛みは、ご主人の痛みです」
再びベムが鞭を振り上げた。
ハンサムなロンは、中年女性信者の陰部を愛撫し続けている。
バシッ!
「アアッ!」
ベムの言葉は、少しだけ女性信者の耳に入った。
しかしそれよりも、鞭で打たれる痛みと、それを慰める甘美な愛撫は、
神様によって、自分だけに向けられたものであることが、
何よりも嬉しかった。
バシッ!
「ウウゥ」
女性信者は時々腰をひいたり、くねらせたり、回したりしていたが、
ロンの右手は、本能のままに動き回っている彼女の恥部を常に捉え続けた。
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第五節 肛門と肉棒
「これで、あなたの罪は消え去りました。
あなたは、ご主人と、どのように関係を取り戻しますか?」
「おわびのセックスをします」
ベムの問いかけに、女性信者は即座にこう答えた。
ベムは目隠しを持ってきて、女性信者に装着した。
「まだ反省が必要なようです。四つ這いになりなさい」
女性信者は十字架の手枷を外され、ベッド上で四つ這いにされた。
「ご主人の心の痛みを、もっと深く感じ取ってください」
ワセリンを塗ることもなく、肛門に無理矢理棒状のバイブを突っ込んだ。
ベムは、何度も何度も、女性信者の肛門から、抜いては刺す、抜いては刺す、
を繰り返した。
「痛−い!」
ぐっと奥まで突き刺すと、バイブのスイッチを入れた。
かなり激しく、肛門が振動している。
「目の前にある男神を、咥えなさい」
ベムは新人のコタを促し、四つ這いにされた女性信者の顔の前に
避妊具を付けた肉棒を出させた。
命令通りに、涎を垂らした女性信者はコタの肉棒を咥え、頭を前後させる。
信者はコタの次に、ベムのお気に入りであるパレの肉棒をしゃぶった。
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第六節 絶頂
女性信者がパレの肉棒をしゃぶっている間、ロンは、女性信者の体の下にもぐった。
女性信者のパレへの奉仕が終了すると、女性信者を下から抱きしめ、
体幹の位置を調整ながら、右手を使って男根を下から熟した割れ目へと挿入した。
「ハアアーッ!」
やっと、待ち望んでいたものが入ってきた喜びを、女性信者は表現した。
液体が溢れ出過ぎていたので、
粘膜との間に空気が入るとブシュッと音を立てた。
熟女好きのロンの熱い男根が、快楽と神とを混ぜ合わせる魔法をかけると、
女性は絶頂を迎えた。
「いっかーい」
信者以外の全員で絶頂の回数を唱和した。
ロンのゆっくりとした心地よいリズムで突き上げ続けられ、悦楽の世界へ。
「にかーい」
中年女性信者は、2度の絶頂をごく短時間で迎えた。
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第七節 二穴
ベムが肛門に突き刺していたバイブを抜く。
ロンは、自分の限界が近かったので腰を動かせず、深刺ししたまま止めていた。
ベムがコタに合図を出した。
頬を紅潮させた新人のコタは、
女性信者の肛門に、興奮していきり立っていたものを突っ込んだ。
「痛−い!」
悦楽直後の苦痛に、信者は顔を歪めた。
悲鳴とともにキューッと膣と肛門が締まった。
深刺ししていたロンの陰茎は膨張し、ロンにさらなる忍耐を強いることになった。
挿入したてのコタは目をつぶり、軋む穴にゆっくりと出し入れして、
緩みきった笑顔で快楽に耽った。
肛門の中の満たすのは、感触を楽しみながら蠢く温かく柔らかい肉茎。
苦悶の表情をみせていた信者が、快楽を感じ始めた表情をみせはじめた。
再び快楽に溺れはじめた熟女に、ロンもたまらなくなって赤面し、
腰を上下に動かしだした。
横で直立していた全裸のパレは、勃起したまま目を見開き、
情事の一部始終を見つめながら祈り、胸の前で手を合わせていた。
第二話 12月23日の洗礼
第一章 不倫妻
第八節 一択
「痛い…」
長時間擦られ過ぎた肛門が痛み出し、女性信者がすすり泣きを始めた。
ベムがコタに肛門から陰茎を引き抜くよう指示した。
ロンが女性を気持ちよくさせようと、速く激しく腰を上下に動かした。
「イクッ、イクッ!」
女性信者は固く目を閉じ、紅潮したハンサム顔のロンの上で身をよじった。
ロンが深刺しをして、温かなうねりを確かめた。
「さんかーい」
「神様の御名のもとに、アーメン」
ベムは、簡単に儀礼を済ませた。
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