官能小説(オリジナル18禁小説)
- [BL][オリジナル][短編][未完] 無題
- 日時: 2024/11/14 02:28
- 名前: 細胞くん
朝っぱらから憂鬱に襲われる。
「あ゛ー!!!もう無理!!死ぬ!!」
「どうした」
「擬態時の俺の顔がイケメンすぎる」
「どうでもいい。」
「なんでだよ!!!」
もっと俺の悩みを聞いてくれてもいいじゃないか。
「そうじゃなくてだな、擬態してると性の減りが早まるんだよ。でも擬態してないと俺の顔醜すぎんだよ!!!!」
「知らないよ」
「……無愛想にも程がないか、セディよ。」
「腹立つ」
「なっ……なんだと!?」
「というか我慢しろよ。最近ここら一帯の女性人口が減りすぎてお前も辛いだろ。」
「そうだよその通りだよ、マジなんで人間って食ったら死ぬのかなー……」
「当たり前だろ」
いつものようなやり取りの中、セディがいつもとは違う表情で口を開いた。
「……お前って女にしか欲情しないのか?」
「あれ?言ってなかったっけ?味が女のが好きってだけで、別に男もいけるよ。
ガチでしたことは無いけどさ。」
男がどれだけマズいか。それは知らないけど、人伝にマズいって聞いたから。
「……つーか擬態解けよ!!」
「嫌だよ!こっちの顔のがイケメンなんだもん!!
……擬態状態でぐちぐち言ってたからまた性が足りなくなってきた……お前のせいだからな!」
「なんでだよ……でも、そうとなれば責任取らねぇとな?」
突然の事だったので驚いて硬直してしまい、押し倒される。
「……は?ちょ、冗談……くははー……w…」
そのままセディの顔が降りてきて、俺の唇を優しく奪う。
「……なんでこうなってんだよ!俺はお前とヤるだなんて一言も言ってねーぞ!!!」
「でも男とシたことがないっていうなら、きちんと教え込まなきゃいけないし?」
「なんでそうなんだよ……」
「………っ,てか,なんか,体熱い……,お前なんかした?」
「さっきの口付けの時に軽く俺の唾液を注いだ」
「お前の唾液って……媚薬成分が含まれてるとかなんだとかのヤツじゃねぇか……」
「おん。」
「おんじゃねーんだよ……」
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- Re: [BL][オリジナル] 無題 ( No.1 )
- 日時: 2024/11/12 00:53
- 名前: 細胞くん
「……ん,っ,なんでっ……,」
「お前……感じてんのかよ……」
「引くっ,…な,!俺だって,感じたくて,こうなってんじゃっ,……」
腹に沿う指の感覚,それだけで気分がおかしくなりそうだ。
「……,お前細くね?」
「ほそくっ,ない……,かわいくもない!!」
「読まれたか」
「お前の考える事なんて全部お見通しだよ!!!」
「……,じゃあ,今俺が考えてること当ててみて?」
……難問だ.
外せばどうなるか……
「……………俺の事を食べたいくらいに愛してる」
「違う.」
ハズした.
「でも,じゃあお望み通り」
「な゛っ……!?」
熱く細い感覚が,俺の中に入る.
瞬間指だと確信したが,快感が抑えきれない.
「ここかな」
「ん゛な゛ァっ……!?」
痛い,そして気持ちいい.
中でこり,こりと蠢くその指が,俺をおかしく染めていく.
「なんで……おれ,感じて……,」
こんな事で快感を覚える俺に,嫌悪感を覚える.
「……いつの間に擬態解いて?」
セディがくす〃と嗤う.
「…………へ,?」
「可愛い」
「可愛くない,醜いっ,やだ……!!」
醜い顔を晒してしまった.
俺は……六つ目に,一つの目が潰れた姿をしている.
そんな顔を可愛いだなんて,気が狂っているんじゃないか.
「感じている顔が,可愛い.俺の指で,感じてくれてるのが,嬉しい.」
「……,ん゛あ゛ッ!?」
そんなことを言う中,指が2本に増える.
あたまが,ぐるぐる,ちかちかする.
奥に,突いてくる,ただの指なのに…….
「……もういい?」
「……は,なに,なにもよくないっ……,!!」
セディの指が抜かれると同時に,その場にはベルトを外すカチャカチャとした音が響く.
「カギはしっかり閉めておかないとな.
…こんな失態,見られては可哀想だし……
……俺だけの顔がいいから,はは,」
固いものが身体に触れ,違和感と期待に満ち溢れていく.
「じゃ……ゴメンだけど,教えてあげっから……」
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