大人雑談掲示板
- パンドラの箱/BL 小説連載中
- 日時: 2024/04/13 19:22
- 名前: 主 (ID: joMfcOas)
ただ設定とキャラ候補を垂れ流していくだけの。何れは募集掛けます。
【機関×バディもの×異能】要素。
あらゆるバディ像一覧>>1
世界観/舞台について>>2
キャラクター候補Part1>>3
キャラクター候補Part2>>4
一部の簡単なPFじみたもの>>5
プロフ例Part1>>6
プロフ例Part2>>7
- Re: パンドラの箱/BL ( No.6 )
- 日時: 2023/12/16 18:44
- 名前: 主 (ID: cS6Tqpe7)
扱い易くデフォルト指名は以下2人になります。
Name… アーネスト・ブラッドフォード
Old/Height …30歳/180センチ
Looks…鴉のごとき黒髪を肩まで伸ばして、適当なゴムで尻尾結びしている。吊り上がった細く目付きの悪い隈付きの目と眉間の皺が特徴。瞳の色はアルマンダイトのような、覗くほど深みの広がる赤。太い黒縁眼鏡(伊達)を掛け、前髪を顔の前に垂らしているが、戦闘中は眼鏡を外して前髪を上げて留める。機関では一応前線担当の為筋肉はそれなりだが、基本的に猫背で人を睨め付ける目付きのせいで、周りからの大体の第一印象は“鎌首を持ち上げた蛇”。しかし、顰めっ面と目の下の隈が剣呑さを増しているだけで、じっくり見れば目鼻立ちは結構整っている。普段着は飾り気一つ無い黒のハイネックに黒パンツ、その上から足首まで丈のあるオーバーサイズ白衣を着るのが一番多い。
Personality…一言で言うならば偏屈者。口を開けば皮肉毒舌、愛想の一欠片も見当たらない捻くれぶり。誰と接しようがそれは変わらず、そもそも人との関わり合いより関心事(薬と毒、及びそれらを有する動植物)への追究が優先で、他人には“話し掛けられたら答える”程度しかしない。そんな彼が自分から話しかけ、毒を用いながらも想いを持って会話を成り立たせるとしたら、その相手には余程の信頼と情を注いでいる事の何よりの証拠となる。ちなみに、ちゃんと接していれば案外表情は豊か。本人の中での優先順位は、「相棒>>>関心事への追究>>自分>その他」である。
Others…幼少期は能力の制御が上手く出来ず、感情によって性質が変わった血が体のあちこちから流れ出ていく事が何度もあった為、“毒蛇”と忌まれ家族からすら触れる事を拒まれた。15歳の時に生まれ故郷を離れ、現在の特殊機関に所属した。本人は機関内の薬品開発・研究部門を希望していたが、所属初日の襲撃騒動で、特殊個体からの攻撃回避とその辺から取った銃射撃での援護(どちらも自衛のつもりだった)でうっかり目立つ活躍をしてしまった為、現在は前線で戦う羽目となっている。掛けている眼鏡は張りぼてで、本来は動体視力と反射神経が飛び抜けている…が、いかんせん日頃の不摂生が祟って、少し走るだけで息切れと筋肉痛を起こすレベルで体力が無い。なお、生活能力も皆無な為、自室は本や紙で散らかり本人はソファーや並べた椅子で電池切れ状態で寝てる、という事がしょっちゅう。
異能力『フィロソフィーズ・ブラッド』
自らの血液に毒や薬の特性を加え、皮膚(主に指先から)を通して体外に排出する。数滴で死を招くものから致命的な病や傷を治す薬、化学薬品まで、本人の意のままに変化する。毒や薬の摂取方法も、経皮、経口、粘膜接触まで自由自在。身体から切り離されても固まっても、何かに混ざっても一月前後は効果が残る。……この性質を利用し、事前に専用マガジンに濃縮された毒性血液や薬品血液をストックしておき、戦闘時、それを薄めて調整し銃弾状に固めて撃つ特殊専用武器が基本武装。その場で専用マガジンに補充も出来るが、マガジン二つを満たした時点で歩く事もままならない貧血に見舞われる為、余程の緊急時のみ。なお、本人の血液から精製された毒や薬品は効かないが、その代わりに同じく精製した薬も全く効果が無い。ちなみに、毒性を変えても色や匂いは変わらない為、マガジンが混ざれば本人以外に見分ける術は無し。
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容姿及び性格はBの偏屈学者系、戦闘スタイルはAで異能力は血液を変化させる。
皮肉も毒も吐く偏屈者が、いざという時には「相棒だけは絶対に生かす」という決意で危険に飛び込むような無茶をする図…が見れる。
- Re: パンドラの箱/BL ( No.7 )
- 日時: 2024/02/09 16:30
- 名前: 主 (ID: tDifp7KY)
Name…イヴ・アレクセイ
Old/Height…23歳/182cm
Looks…手櫛でも整えられるほど真っ直ぐな、時折濃い紫のメッシュが入ったブロンドの髪をポニーテールに束ねている。細く形の良い眉と、目の下に入った青緑色のタトゥー(蝶)が特徴的。雲一つ無い、澄んだ青空に一匙の夕暮れを溶かして良く混ぜたような、表現し難く繊細な色の瞳。その瞳を覆い隠すのはレンズがカラフルな金縁の丸サングラスであり、戦闘中でも外さない。体格は色白で細身かつ華奢、猫のようにしなやかな体躯。顔立ちはどちらかと言われれば中性的な美形ではあるものの、口元と目元には常に軽薄な笑みを湛えている為、美形より先に「軽そう」「女遊びしてそう」といった印象が先行する。普段のスタイルは上は白い革ジャンに黒の開襟シャツ、下はダメージジーンズと黒の編み上げピンヒール、ジーンズにはチェーン+キーホルダーやストラップを大量にぶら下げている奇妙なもの。シャツは固定だが、革ジャンは季節に合わせて着たり脱いだりする。
Personality…テンションのメーターが常にMAXに振り切れている。口を開けば適当な言葉が飛び出し、軽薄な笑みと共に自由奔放に振る舞う。誰にも別け隔てなくそのテンションで接している…ように見えて、実は多少ではあるものの人を選んでいる。意味不明な言動が多いが、相棒の前では普段よりさらに意味不明になる。行き当たりばったりの生き方をする、根っからの享楽主義者。物事の優先順位は「楽しいこと>相棒>>仕事>>その他>>>自分」。
Others…能力に気付いたのはやんちゃ盛りだった子供の頃。色々な遊びに使えるものだったので、面白いしまあいっかくらいの感覚で捉えていた。機関にやって来たのは高校卒業後(18歳)。理由は相も変わらず面白そうだったから。前線でも後方支援でも面白そうな方を進んで務める。運動能力は比較的高く、特技はパルクール。本物の猫のように、狭い隙間にも首さえ入ってしまえばするりと潜り込める。生活能力は至って普通。簡単な料理なら自炊できるし、洗濯物も回して干すくらいはできる。
異能力『スレンダー・ペーパー』
自身の肉体を無数の紙片に変化させる。その際、手に触れているものであれば自身と同様に紙片化可能。例え紙片化した肉体を自身とは別の場所で復元したとしても、復元後数秒間のみであれば自由に動かせる。任意のタイミングで任意の紙片を元の形に戻すことが出来るため、敵に紙片を飲み込ませ、体内で紙片化していた自身の手と銃火器を元の形に戻して引き金を引き、再びどちらも紙片化した後に自身の手元で紙片を元に戻す…という神がかった芸当も可能。…とまあ、ここまで書いた通りちゃんと使えば強いのに、本人は自販機の下に落ちてる小銭を拾うときとかによく使う。ちなみに紙片の状態でも痛覚等は残っているので、踏まれたりするとめちゃくちゃ痛い。悶絶して床を転げ回るレベルで痛い(本人談)。言うても所詮紙なので耐久力はあんまりない。トリッキーなだけ。圧力を掛け、弾丸型に圧縮した紙片を弾代わりに撃ち出す40mm口径思念式誘導ハンドガンを支給されている。が、本人は「見た目が好き」という理由で、刃が青い高熱レーザーの日本刀型近接武器を使用している。
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因みにイヴは普段はすっごい軽く誰にでも好きとか愛してるとか連呼するくせに自己評価は最底辺なので、本気の感情を向けられると「オレみたいなヤツなんて止めといたほうがよくない?」みたいな反応をします。それでも来られた場合は色々考えた後に真面目に答えてあげるタイプです。愛自体は知ってる子なんです…ただ自分に愛を受ける価値なんて無いって思い込んでる子なんです…我が子ながら相棒のことを好きになってから自己評価が改善されてくの見たい…。
負傷時に骨折、流血よりも服が汚れたり破れたりする方にブチギレかまします!!自分の怪我<服な優先順位。
- Re: パンドラの箱/BL ( No.8 )
- 日時: 2024/02/09 16:48
- 名前: 主 (ID: tDifp7KY)
ロルの方は中〜長の部類に当たります。文体は小説的な部分や独特な喩えも多いので、好き嫌いが別れるかもしれませんが…
ご興味がありましたらお声掛け下さい!募集開始致します!
- Re: パンドラの箱/BL 小説連載中 ( No.9 )
- 日時: 2024/04/13 19:23
- 名前: アーネスト・ブラッドフォード (ID: joMfcOas)
( 翻る白衣のポケットに両手を突っ込み、まだ朝の残る陽が当たる機関の廊下をカツカツと革靴を鳴らして歩く。その音には不機嫌のリズムが含まれて、それを察知した他者達は己に進路を譲るように端に避けて目を逸らし。だがそんな事を意に介する気は欠片も無く、真っ直ぐに向かった先は、来客も機関内の人間も利用可能となっている、待合室を兼ねた一階ロビー。其処の壁際に設置された自販機にて、カップタイプの熱い珈琲を注文すれば、数分足らずで出来上がったそれを左手に傍のテーブル席にドカリと腰を下ろし。そのまま脚を組んで右手で頬杖を突き、何も入れず苦いだけのカップの中身に口を付けた後に、液体が波打つ乱暴さでそれをテーブルに置く。「……あの身勝手な、お上どもめが…っ」直後に元より刻まれた眉間の皺を更に深めて吐き出したのは、午後出動だった筈の己がこの場にいる、今は離れた原因に対しての苛立ち孕みの文句。その先にも幾つかの恨み言を歯軋りの隙間に流しながら、少しの憂さ晴らしのつもりで口に運ぶカップの縁に歯を立てて )
- Re: パンドラの箱/BL 小説連載中 ( No.10 )
- 日時: 2024/05/25 02:55
- 名前: イヴ・アレクセイ (ID: W2jlL.74)
(歩を進める度、機関の廊下にピンヒールの高い音が響く。背筋を伸ばし、楽しげに鼻歌を歌いながら歩くその奇抜な姿に他の職員達は一瞬ぎょっとしたような表情を浮かべた後、右側を歩く自身を避けるように左へと歩く道を変更する。それを気に留めるでもなく、相変わらず鼻歌交じりにロビーにやって来てみればテーブル席に腰を下ろす、目に見えて苛立っている様子の、近寄り難い雰囲気を放つ相棒が座っているのが目に入った。取り敢えず自身も自販機でアイスココアを注文し、備え付けのシュガーとミルクを混ぜたカップ片手にそのテーブルへ向かい、隣に腰を下ろす。「やっほ〜、相棒!今日何か機嫌悪いじゃ〜ん、どしたの?」
いつもの軽い笑みと声色を湛え、甘ったるくなったカップの中身を一口啜ってはうえっ、と人工的な甘味に態とらしく舌を出しつつ眉を顰め)
- Re: パンドラの箱/BL 小説連載中 ( No.11 )
- 日時: 2024/08/18 19:51
- 名前: アーネスト・ブラッドフォード (ID: ACwaVmRz)
( 元が出動予定であった以上、帰る事も出来なければ私用での外出にも制限がかかる。その状況にも腹が立ち始めれば、最早あらゆる事に苛立ちを覚え、珈琲を支える己の手すら睨み付け。その為、自分の視界の端に揺らめく人影の正体に気付いたのは、それが隣に座った時。「……ああ。貴様か、イヴ。」顔を少し上げて視線を合わせ、普段通り見目も言葉も賑やかしい彼の名を呼べば、ほんの僅か眉が和らぐ。「なに、今日の半休を使って、郊外の本屋に行く予定だったのだが…ご覧の通り、『話がある』などと宣ったお上の方々から、それはそれは“有り難いお説教”を聞かされる為だけに、朝一から呼び出しを食らって此処に来たのでな。」それから隣から漂う甘味に過ぎる匂いに無意識とカップを持つ指先で鼻を擦りつつ、現状とその原因を皮肉たらたらに彼へ説明する。――しかし、それでも文句があるからと、用があるからと、そう機関の幹部らを言葉や行動で切ってしまわないのは、とある一つの権利ゆえ。「全く、あんなもの…機関内蔵書の閲覧権が無ければ応じなどしないものを…」そう、前線を担当する己が交渉を粘り、不利な条件を呑んでまで手に入れた、その特権を盾に出されたが故。世間知らずの若い時分に交渉した悔いと、収まりきらぬ機嫌に深々溜め息を吐き出した後、頬杖を外して椅子の背凭れに寄りかかり、「……貴様こそ、何時だろうと上機嫌に見えるが、何か不満は無いのか?」飲まずとも解るその甘いカップを口にした彼のリアクションに、フッと噴き出すように鼻を鳴らした次に、会話前よりは幾分マシになった低音で問い返し )
- Re: パンドラの箱/BL 小説連載中 ( No.12 )
- 日時: 2024/09/19 12:40
- 名前: イヴ・アレクセイ (ID: sNU/fhM0)
(何気なく問いかけてみると、隣の相棒からは想定以上の皮肉混じりな愚痴が返ってきた。言葉尻どころか言葉の端々からも苛立ちが滲み出ているようで、ああ、今でこの怒りっぷりならその時はよっぽどご立腹だったんだろうなあ、なんて考えながら、手元にある明らかに甘くしすぎたココアをどうしてくれようか、と苦々しく見つめる。
「わ〜、朝一とか頭おかしいんじゃないの?アイツらマジ老害だよね〜」
果たしてそう思っているのかいないのか、相変わらず嫌そうな表情のまま─明らかに先程より飲むペースは早まっていたが─甘ったるいココアを啜りつつ、言葉だけはしみじみと実感を伴いながら相棒の愚痴に言葉を返す。その後は疲れ切った様子で続けられる言葉にうんうん、と適当に相槌を打ちながら聞いていたが、ふと自身に投げ掛けられた問いかけに一瞬相槌が止まり、考え込むような様子を見せた。「無〜い無い!オレ、楽しいことしか受け付けないからさ〜。ヤなことは一瞬で忘れちゃうんだよね!人生楽しまなきゃ損だし!」これ幸いと半分程まで減らしたココアを一旦テーブルに置いて大きく手を広げ、相棒に向けて普段よりも一際軽く見える笑顔を浮かべてみせる。その拍子に、腰のチェーンに大量にぶら下がっているストラップがガチャガチャと擦れ合う音を立てた。最後に思い出したかのように「逆に聞くけどさ〜、アーネストは楽しいこととか無いの〜?いっっつも眉間にシワ寄ってるじゃん。オレみたいに生きろとは言わないけどさ〜、もうちょっと気楽でも良いと思うんだけど!」と相棒の顔を覗き込んでみて)
- Re: パンドラの箱/BL 小説連載中 ( No.13 )
- 日時: 2024/10/31 01:29
- 名前: アーネスト・ブラッドフォード (ID: RGrKDPzX)
( 愚痴に返ってきた彼の言葉は、語彙は違えど概ね自身が思っていたものと同じであり、それに満足げに口の端を微かに上げる。その後、此方からの質問に詰まるような素振りを見せた彼に、あるのか、と更に問おうと唇を動かしかけ、けれどもそれが形になるより先に飛んできた声と広がった両手に、避ける真似はせずとも目は見開き。「っ……それはまた、随分おめでたく出来ているんだな、貴様の頭は。」すぐに落ち着きを取り戻してから、彼が動く度に鳴る音と仕草の派手さに、けたたましく鳴く南国の鳥を誰知れず想起しつつ、向かう笑顔に低音の毒で包めた滑らかな褒め言葉を返す。だが、此方を覗く目には、顰めた表情は変えずとも頭を僅かに引いて、返事を数秒詰まらせて。「…したくもない仕事をしているのに、機嫌良く、気楽に出来る訳がなかろう……が、そうだな、楽しい事か…」視線を右へ泳がせて、そもそもの根底から生き方の違いを歯噛みしながら伝えたその後、それでも思う所を感じて少々思案を巡らせる。「ルイス博士の新書を入手した時、夜通し本を読み耽る時、新種の毒性を発見した時……あとは…」ダラリと体の横に垂らしていた右手を胸元まで上げ、親指、人差し指、中指と順に折って細やかな楽しみを数え、「……餓鬼が下らん事でも仕出かして、阿呆な姿を見ているのも、まあ悪い気分ではないな。」その最後、己の珈琲が入ったカップの底で、テーブル上の彼の甘ったるいそれを小突き、薬指の数えに入れた“楽しい事”の意味を示して、改めて視線を重ねニヤリと悪どく目を細めて。――しかし、それも束の間。はたと思い至った記憶にまた眉を寄せる。「ん……時にイヴ。貴様、こんな早出だったか?」共に同じ休みを貰っていたような、けれども目の前に確かに居る相棒へ、今度は訝しむ色を言葉に乗せて尋ね )
- Re: パンドラの箱/BL 小説連載中 ( No.14 )
- 日時: 2024/12/15 19:51
- 名前: イヴ・アレクセイ (ID: BEaTCLec)
(相棒が概ね想定通りの反応を返してくれたことに内心胸を撫で下ろす。広げていた手を引っ込め、相棒は相変わらずインドア派だなあ、たまには外に出ればいいのに、なんて思いながらまだ中身の残るココアのカップに渋々手を伸ばしかけたところでようやく、先程の言葉に包まれた毒に気付いたらしい。
「あ〜!最後のやつ絶対バカにしたでしょ?オレ、ガキじゃないし〜!」
わざとらしく、子供のように頬を膨らませるとガタン、と音を立てながら椅子を立ち、ココアのカップを中身が溢れるのも気にせず乱暴に掴んで、一気に飲み干した。ダン、とテーブルに空のカップを叩きつけるのと同時に…まっず、と実感の籠もりすぎた苦々しい声が漏れる。再び椅子に腰を下ろすと、ココアのついでに購入していたらしいスティック状のスナック菓子をボリボリと齧り始め、新たに投げ掛けられた疑問へ時々咀嚼音混じりに答えを返した。「ん〜…実はさ、なんかオレも呼び出されたんだよね〜。久々に有給取れたから遊びに行くつもりだったのにさ〜…なんでだろ?」最後の言葉を口にした後、怪訝そうな表情で首を傾げる。仕事とか?絶対嫌なんだけど〜、と付け加えた言葉を言い終わるか否か、「仕事」の開始を知らせるサイレンが鳴り響いた。「うえ、ホントに仕事じゃ〜ん。サイアク!」そう言いつつも自身は椅子から立ち上がり、空になったカップをゴミ箱にシュートする。軽い音を立て、ホールインワンしたのを見届けると小さくガッツポーズをし、「お仕事ヤダ〜」と駄々をこねてみて)
- Re: パンドラの箱/BL 小説連載中 ( No.15 )
- 日時: 2025/02/27 01:26
- 名前: アーネスト・ブラッドフォード (ID: OZDnPV/M)
さて、そう聞こえたか?( 飲みかけのココアに指が掛かる前、遅れて此方に向いた反論に飄々と言葉を返す。その後、彼が思い切った勢いで甘いカップを仰ぎ――搾る苦い声の顛末に、クッ…と堪えきれずに顔を背けて笑いを逃がし。「ふむ……まあ、考えたくはないが十中八九…」一通りのやり取りを終えて、疑問に答えた相棒の不満そうな音に重ねて予想を告げるその途中、鳴り響く忌々しいサイレンに眉根を指先を押さえ俯く。「……仕事、だろうな。」それから彼の文句と同時に気落ちの色で吐き出した予想の続きの後、舌まで一つ打ってから、珈琲の残りを一息に呷って立ち上がり。彼のカップが飛ぶ先を見届け、自身は丁寧にゴミ箱に近寄って手放し、さてまずは管理室に、と通路に目をやった所で相棒の声が耳に届く。「貴様…よくその口で『ガキじゃない』などと抜かせたな。」呆れ半分肩を落として、悩むように唸った後、「嫌だ、でしたくない事を避けられるのは五歳児までだ。貴様にその権利は無い。」ガリガリと頭を掻き乱し、己自身も仕事嫌悪の苦々しさを顔にはっきりと描きながらも、その駄々を弾き返す。「行かねば置いていくぞ。」突き放す言葉通り、上着のポケットに両手を突っ込みながら数歩は彼から遠ざかって、しかしすぐに足を止めて顔だけ相棒に向き直り、共に来い、と言葉にはせずともジトッと細めた催促の視線を彼に送ってその行動を待ち )