大人なりきり掲示板

腐猫丸さんと文ストでいちいち!
日時: 2018/06/19 18:41
名前: 刹那 (ID: DNCcZWoc)

題名通りです!

文ストのポオ乱で一対一をします!
誹謗中傷も行わないでくださいっ

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Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.8 )
日時: 2018/06/25 23:40
名前: 腐猫丸 (ID: RGtt012g)

ポオ「……ぁ、いや………これは……」
乱歩君の少しだけ見開かれた目から、彼の翡翠の瞳が見えた。どう見ても驚いている。屹度『どう』とは我輩の云った其れとは違っていたのだろう。
なんとか言って誤魔化さなければ。世間一般では同性が好きなんてことは “異常” とされる。此の儘では乱歩君に嫌われかねない。乱歩君に嫌われるなんて事態になったら、我輩は屹度立ち直れない。
震える口唇から漸く言葉を吐き出した其の時、又しても彼と言葉が重なった。驚いて言葉を飲み込むと、見る間に乱歩君の頬が紅潮していった。何故、と混乱を始める我輩の頭にふと、以前オルコット君との会話が想起した。

『オルコット君、何故此のヒロインは好きだと言われた後に友達としてでしょうと言っているのであるか?ヒロインはずっと此の男に恋焦がれていたのではないのか?』
『ふふっ、それはですね、友達としてではなく恋人となる対象として自分を好いているのであって欲しいという、願いや恥ずかしさが混ざり合った乙女心から言っているのですよ』
『うーむ…我輩には、女性の心情というのはイマイチ理解が難しいである……』
『あら、乙女心の分からない男は女性に嫌われますわよ?』

そう、モンゴメリ君もやって来てトウェインやスタインベックやラヴクラフトまで来て…最終的にフランシスさんまで来てカオスになったのであった。

……真逆…いや、でも、そんな筈は……でも若しかしたら………
我輩の中で期待が渦を巻く。何度もそんな訳は無いと否定するが、それでも抑えきれない程の期待が我輩の中で廻る。
グルグルと考えを巡らせていると、乱歩君より声がかかった。此方へ来て欲しいということだった。断る理由がある筈もなく、従って近寄った。

……………………………………???……………………?

何かが唇に触れた気がした。息がかかる程近距離で乱歩君の翡翠色が瞬いた。
状況を理解出来ない儘呆然としていると乱歩君は何かを言い、足早にリビングを出て行った。我輩は飯を食わせろとカールに頭を齧られるまで、微動だにせず唯々呆然としていた。

彼は突風のようだと我輩は例えていたと思う。然し其れは訂正したい。彼は、嵐のような人である。

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.9 )
日時: 2018/06/26 23:56
名前: 刹那 (ID: DNCcZWoc)

 忙しない日々が続き、先日ポオ宅に行ってから一週間が経ったある日
今日も署からの事件解決願いの依頼に出向いていた。

事件解決して全て終わった頃には陽が傾いていた為丁度近くにあるポオ宅へと一週間ぶりに行った。
ポオの宅についた頃には空は更に暗くなっていた。着いたはいいが、鍵が開いているだろうかとドアノブを捻ってみるとまたもや開いたためくすり、と笑みを零す。
今回はインターホンもノックをすることも無く、侵入した。
奥まで入り込み、ポオの姿を捉えると咄嗟に倒れ混むようにポオに抱き付いた。

乱歩「はぁあ…疲れたぁ、さっきまで事件解決していたんだけどね分らず屋な警官が一々煩かったよー、いやぁね僕としてはさぁ事件解決すること事態はいとも簡単な事だったんだけどさ、その警官僕の異能を疑ってるのか説明しろだのしつこくて中々帰して貰えなくてこんな時間になったものだから泊まらせて呉よ。」

突然、盛大な溜め息を吐き出してぺらぺらと文句を並べて云った。精神的にそうとう疲れたのだろうそのあとも「眠い、お腹空いたー、御風呂入りたい、あ、そうそう疲れにはお酒が効果的って云うし久し振りに飲みたいかも。あ、でも…ちょっと仮眠させて。」と喋り続け、ふとポオから離れるとふらふらと若干覚束無い足取りで彼の寝室に行き、ボフッと音をたててベッドに横たわり、はぁ~ふかふかで気持ちが良いねぇ。と云ったきり無防備に寝てしまう。
疲れが溜まっているせいか、悪夢をみているようでー過去によるものなのだがー時折うぅ…。と魘されているようで唸り声をあげ眉を潜め、額には汗が浮かび目元には幼児を想わせる様にー普段から幼染みた言動をしているのだが…ーうっすらと涙が浮かんでいた。その刹那何かから逃げるように寝返りを打つものだから、段々と衣服が乱れていく。

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.10 )
日時: 2018/06/28 21:05
名前: 腐猫丸 (ID: RGtt012g)

書室にて、小説の執筆作業をしている時であった。一階に居たカールが慌てた様子で我輩の居る書室へ飛び込んできた。
「カール……どうやら、招かれざる客が来たようであるな」
我輩の相棒カールには、とあることを教え込んでいた。其れは、インターホンを押さずに玄関内へ侵入した人物が居たらば我輩へ伝えるというものだ。当然庭にも玄関にも監視カメラは設置しているが、執筆を没頭すると周りが見えなくなる我輩には役に立つとは言い難いものであった。そこでカールに報せてもらうことにしたのである。
今回の来訪者は誰であろうか。組織が解散し、最早組合員ではなくなった我輩の元にも、何度か刺客を差し向けられることがあった。それなりに重鎮の置ける地位であったし、世界各国嘗ての仲間に散らばってしまった状況では情報の流出が止められる筈もなく我輩の頭脳やら資産やらを目当てに仕掛けてくる者が居るのだ。
机の下に置いている音の鳴らないように手を加えた銃を手に取り、気配や足音を殺して階下へ降りた。其処には気配も消さず間抜けな刺客が…って、乱歩君?

「乱歩くn_ グホッ」
乱歩君に声を掛けようとした其の時、腹部に衝撃を食らった。乱歩君の体当たりだ。
どうやら乱歩君は疲れきっているらしい。話している間もズルズルと我輩の腰からずり落ちていく。転んでしまってはいけないと思い、手を差し伸ばした瞬間には眠そうに我輩の寝室へ侵入しベッドに倒れ込んだ。そして、程なくして寝息が聞こえてきた。……相変わらず嵐の様な人である。

……確か、眠い、空腹、お風呂、お酒と言っていたであるな。ここは要望に応えるべきなのであろうが、恐らく要望に応えるべきなのは我輩ではないだろう。我輩は通信端末を取り出しとある場所へ電話をかけた。

『はい、武装探偵社です』
「あ、えっと…」
『ん?其の声はあの時の根暗探偵だねェ?』
「ねく…エドガー·アラン·ポーである……」
『そうだったねェ。で、如何したンだい?』
「あの……今乱歩君が我輩の家に来ていて……」
『乱歩さんアンタの家の行ってたンだねェ。先刻敦を探しに行かせちまったよ』
「そうであるか。乱歩君は疲れきっているようで、眠ってしまったのである。其の敦とやらを迎えに来させて貰って良いであるか?」
『あァ、構わないよ』
「有難う。あ、それと、乱歩君は空腹らしいである。あと、お風呂に入りたいとも言っていたである。お酒を飲みたいとも」
『そうかい。それじゃ用意しておこうかねェ』
「それじゃあ……」
『ハイハイ』

受話器を下ろし、一息吐いて寝室へ乱歩君の様子を見に行った。
___!??……ら、乱歩君…な、なん………
乱歩君は子供のように膝を抱えて丸まっていた。悪い夢でも見ているのだろうか、額に脂汗を浮かべ苦悶の表情を浮かべていた。いや、表情もそうであるが……恐らく心配すべきなのは苦しそうにしていることである。然し、然しである。我輩だって男。目が行ってしまうのは矢張り、肌蹴た服の隙間から見える陶器の様に白い肌や、赤く条規した頬で……
苦しそうな乱歩君を少しでも楽にしてあげる為、と自らに言い訳を繰り返し乍ら、乱歩君の其の散切り頭へ手を伸ばす__

__ピンポーン
「は、はぃい!!何もしてないであるですよっ!!???」
バッと手を引き、飛び上がって直立した。
どうやら、探偵社のお迎えが来たようである。
「あのー、エドガーさん?乱歩さんのお迎えにあがりました」
「あ、は、はい。えっと、此方である」
「はい!お邪魔します」
ぺこりと頭を下げて家に上がった探偵社の人…敦君は寝室まで来ると若干ギョッとした顔をした後、乱歩君を姫抱きにして探偵社へ帰っていった。

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.11 )
日時: 2018/06/29 01:48
名前: 會羅 (ID: DNCcZWoc)

敦に姫抱きされているなかでも乱歩は敦の腕の中で苦悶な表情で魘され無意識に何かにすがるようにきゅっと敦の服を握っていた。その際_誰かの名を呟くように紡いでいた。


ー父上、母上僕を置いていかないで…。どうして僕は独りなんだよ!…
  誰か…僕を、僕をもっと誉めて、愛してよっ。…ー

 何故だか未だに過去の事が蘇る。涙が頬を伝っていった。

乱歩「……っ?あれ、僕は…。」

パッと目を覚ますとよく見慣れた天井が映る。乱歩は目を開いてそのまま暫く天井を見詰める。
軈て、きょろきょろと社内を見回す。僕は応接間のソファに寝かされていた。

乱歩「うぅ…頭いたい。僕、ポオ君宅で寝てた筈なんだけど…。誰か…敦君辺りが迎えに来てくれたのかな…ああ、ポオ君にも敦君にも格好がつかないなぁ…」
額に掌を宛てて呟く。
魘されてて、無意識に何かをやらかしてはいないだろうか、と少し心配になる。
その頃、ポオは何時もの乱歩と違い弱々しいまた新たな一面を目撃して、見え隠れする白い肌や熱に浮かされたような紅潮した頬をした乱歩が彼の脳内には記憶されてしまっているのであろう。

うわぁっ!なんか凄いですね!
与謝野さんや敦くん有難うございます!

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.12 )
日時: 2018/06/30 09:44
名前: 腐猫丸 (ID: RGtt012g)

ポオ「_ うわぁっ」
ポオ「_ 熱ッ」
ポオ「_ ん!??まっくろけっけ!!???」

……………………いけない……乱歩君の姿がチラついて動揺が収まらないである……
乱歩君が敦君に連れられて帰ってから我輩は動揺しっぱなしで、何をしても失敗してカールに呆れ顔を浮かべられていた。カール…そんな顔をしないでほしいである……

乱歩君は、一体どんな夢を見ていたのであろう。涙を流す程の夢とは、一体どんなに恐ろしい夢だったのであろう。我輩にあの涙を止める術があったなら、どんなに良かっただろう。



いえいえ。ポオ君ならこうするだろうなと思ったのでw

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.13 )
日時: 2018/07/01 23:26
名前: 會羅 (ID: eOjA2Rpu)

そのまま寝てしまいたかったけれども、なんとか体を起こして何時ものオフィスに行く。行ってみて顔を出すと、案の定社員が残っていた。その一人に声を掛ける。

乱歩「…嗚呼、善かったまだ居た。僕を迎えに来てくれたの、君だろう?敦君。悪かったね、有難う。」
と、後輩に礼を云う。

国木田に大丈夫何ですか?と、問われ うん、まぁ…なんとか。大丈夫、報告書(調査書)は今から書くからと云った。国木田に心配そうな顔をされるが自分の机に行き、椅子に座れば机上に報告書と駄菓子を拡げる。

明日、ポオ君宅に行って御礼と…謝罪、しに行こうと考えていた。
報告書を書き終えれば、与謝野さんに色々と饗してくれた。


翌日

 僕は仕事を終えてポオ君宅に御礼と謝罪を名目に向かった。
着いて、ドアノブを捻ってみるも開かず(なんだ、今日は開いてないのか)と思い仕方なくドンドンとノックした。

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.14 )
日時: 2018/07/06 18:27
名前: 腐猫丸 (ID: C2h0WdVv)

ポオ「ん…んん……ん?頭…痛い………」
昨日の乱歩君絡みの諸々のムシャクシャが収まらず、昨夜は自棄酒をしてしまった。飲み慣れてない酒を自棄になって飲んでしまえば、当然二日酔いになる訳で、我輩は過度な頭痛にベッドの上で頭を押さえ悶えた。
暫く眠っていたらしい。ドンドンとノックをする音で目が覚めた。インターホンを無視してノックをするのは我輩の知る限り一人しか居ない。我輩は慌てて出迎えようとベッドから降りた。…のだが、足に力が入らず倒れてしまった。
嗚呼、本当に、情けなくて涙が出そうである………。

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.15 )
日時: 2018/07/07 13:04
名前: 會羅 (ID: GHOy3kw9)

ポオが昨夜、自棄酒をしたなんて当然乱歩は知らない為暫くしても中々開かない扉に待てずに声を出した。

乱歩「ねぇ、まだなのー?」

待っている間外出中かな?や、やっぱり昨日は迷惑だったからかななんて脳裏に浮かぶが鍵穴を覗いて
お茶の子さいさいだから開けてしまおうか、等と思案していた。
生憎僕は待てるような人物では無いので、予備の鍵をクルクルッと指で廻せば、鍵穴に射し込んで廻せば難なくカチャッと音が鳴り、鍵が解除された事が示されればドアを開き
「入るねー。」と一言入れて淡々と足を踏み込む。
入り込めば何処かなー?と思いながら捜すも、直ぐに寝室に居ることが判れば

乱歩「なにしてんの。おおよそこんな時間にまで寝てた様だけれど、昨夜寝られなかった?」
とベッドの傍に倒れ伏している彼を捉えれば真逆僕のせいで寝れていないとは思いもしない為、若干呆れながらも彼の目の前に屈んで目線を合わせて問う。

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.16 )
日時: 2018/07/11 00:35
名前: 腐猫丸 (ID: C2h0WdVv)

ポオ「あぁ…お早うである乱歩君………」
乱歩君が寝室に入ってきた音を聞きつけ、油の足らない機械のようにぎこちない動きで彼を見上げた。乱歩君は少し不満げな様子で、恐らくさっさと出迎えなかったことが不服だったのだろう。

「申し訳ないである…実は昨夜、葡萄酒を嗜んだのであるが、少々飲み過ぎたようで……」
謝罪の言葉を述べ、斯様な次第となっている原因を話す。乱歩君は、はぁ?なにやってるのさ、となんとも彼らしい呆れ顔と言葉を残し部屋から出ていった。
…こんなに情けない我輩に呆れて帰ってしまったのであろうか………

Re: 腐猫丸さんと文ストでいちいち! ( No.17 )
日時: 2018/07/15 14:47
名前: 會羅 (ID: GHOy3kw9)

僕はそんな彼をはぁ?なにやってるのさ、と言葉を残し一旦寝室から退出した。

乱歩「ん…。ほら、水。はぁ~君は莫迦だねぇ。普段飲まない君がそんなになるまで飲むなんてさ。」
少々言葉はキツいかもしれないが、僕なりの優しさでコップ一杯に水を汲んで彼の目の前に差し出す。
「まぁ、僕も御酒はあまり好んで飲んだりはしないけど。」と付け加え乍ベッドにポスッと小さく音をたてて座り
「あ、そうだ。僕が口移しで飲ませてあげようか。」と思い付いたように冗談めかして発言した。

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