大人なりきり掲示板
- 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ]
- 日時: 2023/10/03 16:06
- 名前: 主 (ID: 49hs5bxt)
目が覚めたのは、見慣れない暖炉の側だった
「ねえねえ、目が覚めたでしょう?」
「…目が、覚めたでしょう」
「そうよね、目が覚めたのだわ!おはよう!」
「……あのね、初めまして」
現れたのは鋭い牙を持つ何者か
「帰りたいの?でも帰れないわよ!」
「……ほんとは帰れるけど…」
「ああもう!勝手に教えちゃダメでしょう!」
「……ごめんなさい」
何者かは、貴方を離しはしないだろう
血の味を覚えた吸血鬼は、貪欲にソレを求めるようになるのだから
>暖炉に薪が焼べられ火が灯るまでお待ち下さい
>>1 世界観
>>2 終わり方、PCについて
>>3 ルール、テンプレート
>>4 提供吸血鬼
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.16 )
- 日時: 2025/02/18 21:25
- 名前: マイルズ・モートン (ID: 9uo1fVuE)
ありがとうございます、よろしくお願いします!
ーーーーー
諦めたように座り込む。暖炉をぼんやり見つめれば、火はオレンジ色の粉をあげて揺れている。それが空色の瞳にも映り込んで、夕焼け色に染まっていた。
不意に声をかけられて顔をあげる。若い男だ。影になった顔に眼帯がつけられている。怪我をしているのだろうか。その青年はどうしてだか苛立っていた。
──なぜ、と考えて。"不法侵入"の4文字が脳裏をよぎる。
「俺は、マイルズ。マイルズ・モートンという。……落ち着いて聞いてほしいんだが、気づいたらここにいたんだ。えっと、何か知らないか?」
警官の法律違反。恐ろしい展開を回避すべく身振り手振りで怪しい者じゃないのを伝えれば、伝わったのだろうか。納得した様子で青年はしゃがみこんだ。
「はぁ?首??」
青年の発した単語に、今度は自分が怪訝な顔をする番だった。
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.17 )
- 日時: 2025/02/18 22:48
- 名前: イヴ (ID: XGjQjN8n)
(大人しく首を貸さない目の前の彼。ここまで来て反抗かと目を細め、舌打ちを堪えて小さく溜め息を吐いた。ただそうしている間にも体は血液を求め、欲も募る。流石に待ちきれない。もう面倒だから無理矢理にでもやってやろうかなんて考えも頭を過ぎったところで弁明するような訳の分からない言葉が耳に入っていたことで、今までの不思議且つ不審な言動の訳を一瞬で理解した。……この直感が正しければ彼は素直に首を貸さない輩より面倒で、己に自然と仕事を課してくる傍迷惑な存在だ。…まあでも見つけてしまったものは仕方なく、ギルやビビに怒られたら何より怠い。空を思わせる彼の瞳を捉え、面倒だけれど取り敢えず言葉は返してやることにした。)
何を勘違いしてる。言っとくが夢でもねぇよ。…ほら、感情も感覚もある。
(手取り早く物を分からせるには言い聞かせるより体に教え込んだ方がいい。そんなことはもう何年も前から知っていて、もう何年も前から種族問わずやっていることだ。今回も例に漏れずその必要があるらしく、その面倒さにやっぱり溜め息を吐く。渋々、といった様子ではあるが教示の言葉を述べて手を伸ばしてやり、痛覚を感じさせるよう彼の首元に人差し指の爪を立ててやった。触れた首元に特徴的な牙の痕はなく、疑惑が確信に変わる。彼は間違いなくここに来て間もない人間だ。「…運が悪りぃな。送り込まれたんだ」全く残念だとも可哀想だとも思わないけれど。運が悪いと言った己の表情はきっと無表情で。)
−−−−−
此方こそ宜しくお願いします。読み応えのあるロルですね、助かります。
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.18 )
- 日時: 2025/02/20 00:07
- 名前: マイルズ・モートン (ID: 1UTcnBcC)
>>17
納得した様子だった青年は、何故かまた苛立っているようだ。耐えるように小さな溜息を溢して思案しはじめた。ぶっきらぼうにみえるが、きっと根は優しいのだろう。
──そういえば、俺もクールキャラに憧れていた時があったなぁ。
ここが吸血鬼達の餌場としらず、ほろ苦く微かな痛みを伴う記憶を掘り起こしながら、慈愛に満ちた目を青年に向ける。その微笑みは、夢でもねぇと告げられた事により固まって。
サァと顔が青く染まる。
「…一介の地方公務員だから、金はそんなにないぞ」
一呼吸おいて、重なるように続けられた青年の言葉に弾かれるように目を合わせた。赤い目だ。こんな色の月が浮かぶ夜を、俺は知っている。不法侵入を黙るかわりに金をせびられるかと思っていた。でも、何処かでそっちの方がマシなのだと直感した。
ピリッとした痛みが首元に走り、現実に引き戻される。
「いッ、……こら!人を引っ掻いちゃダメだって習わなかったか?」
首元に注がれた視線を振り向いて遮れば。人が悲しんだり嫌がったりすることはしちゃダメだ、と成程確かに街のお巡りさんらしい顔で青年に告げる。
響いてくれただろうか。そんな期待と不安混じりの気持ちで青年の言葉を待った。
「送り込まれたって、どこにだ?」
目の前の青年は感情の抜け落ちたような無表情でこちらをみている。失言をしてしまった気がした。だとしても、自分より若いだろう青年の、こんな表情をみたら放っておけなかった。
ーーーー
ありがとうございます、そんな風に仰っていただけるなんて感無量です。
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.19 )
- 日時: 2025/02/20 00:59
- 名前: イヴ (ID: tVX4r/4g)
(警戒心は十分、彼のような性格も苦手なわけではない。儚げな印象を受ける髪も好ましい。面倒でかったるくてパスすべきだと思っていた初対面への説明業務だけれど、こんなに個性がある者だらけなら定期的にやるのも暇潰しにはなるだろうか。少なくともここに突然来たことへ過剰な驚きを見せようとしない者はわあわあ泣き喚く餓鬼よりかは珍しく、興味を惹くものだった。
胸の奥がくすぶり、彼の首元に触れていた手を左頬に移動させた。にやりと笑ったのは無意識で、彼の非難する言葉が、態度が何処と無く気に入ったからだろう。笑った口元から覗く特徴的な八重歯は久方ぶりに肌を裂く感覚を求めている。そして未だ血液を欲せんとしていて、対象は言わずもがな目の前の彼になった。「いいか?」頬にやった手で彼を軽く引き寄せ、空色の瞳には自分だけしか映させない。ただの仕事を課す存在だった者は興味がある者になり、吸血鬼は日常の退屈さから興味を持ったものには良くも悪くも構いたがる癖がある。館の人間共はおどおどして女々しい奴ばかりで面白味がなく、己もそれに飽き飽きとしていた吸血鬼の1人であるわけで。)
…お前はな、俺に血を吸わせるためにここに来た。帰れはしない。
(端的に、ほんの少しの自己満足と捏造を加えて。彼はどうするだろう。ほんの少しでも興味を持てば構い過ぎると呆れられたのは何年前だろうか。きっとそれは悪癖なのだろうけれど、結局は楽しいからの一言で終わらせてしまうのも悪癖だ。)
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.20 )
- 日時: 2025/02/22 08:40
- 名前: マイルズ・モートン (ID: s7LFEWvL)
>>19
ヒンヤリとした手が頬まで移動してくる。
あ、青年が笑った。
──これはきっと反省してないな。
呆れたように青年を見据え、威厳を出すために腕も組む。そこでふと、ようやく青年の、人のものらしからぬ八重歯に気づいた。ほんの僅かに身体が強張る。青年は細っこい癖をして軽々と俺を引き寄せた。前のめりになり咄嗟に床に手をつく。燻んだ銀髪が顔の上に影を落としている。空には赤い目が一つかかっていた。もう一つは痛ましい眼帯で覆われている。
俺は目の前の青年が、吸血鬼とほぼ気づきながら返事をした。
「……腹が減ってるのか?」
その顔には恐怖など浮かんでいなかった。青い瞳の片方に赤が差し込んでいる。どこまでも庇護すべき対象として向けられる視線からは、気遣いと観念じみた落ち着きが見て取れるだろう。その優しさはむしろ狂気だ。
凪いだ水面の瞳は、帰れないと投げ込まれた小石によって少し揺れる。
「それは困る。明日も仕事なんだ。…上官に怒られちまう」
眉を寄せて幼い子供に諭すような口振りでそう口にしてから、ふっと笑った。
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.21 )
- 日時: 2025/02/22 23:16
- 名前: イヴ (ID: jWLR8WQp)
(手を頬に移動させて、此処で漸く気付いたようだ。その言動からして導き出される結論は一つ。そう、空想上伝説上の生物とされる吸血鬼だ。一瞬光を放った八重歯が垣間見得る刃はイヴの不自然な行動と相俟って酷く不気味だった。「…嗚呼、非常に減ってるな。」思うより穏やかな表情が浮かび問い掛けられた事には、随分素直に認め肯定し。然し少しばかり揺れた瞳でまるで幼子に対峙し諭すような対応へは「今の俺には知ったこちゃあないな。」今の彼と俺の間柄な段階では、関係ない事だ。あまり己が天真爛漫な者を好まないのは、大抵において面白みがないから。行動が率直で素直なのは素晴らしく良いことだけれど、話し相手としては足りない。話すのならとんでもなくぶっ飛んだ奴だったり、行動や感情が読めない意外性のある奴が良い。そんな己だから館にやって来る女々しい奴では不足する。次第に面倒になって新しい奴の迎えは他のに任せていたけれど、優しさを向ける余裕そうな奴は他のどんな吸血鬼でも多くは迎えていないのではないのだろうか。そんな者の諫言とも聞こえる発言。彼の苦痛に変わる瞬間を、普段は隠れた一面を。そんな言葉には強く興味を惹かれる。掌の上でくるりとひっくり返すような、そんな感覚を堪らなく好むからだ。ふっと笑う彼の表情にはまだ余裕が見える。すぐくたばるような柔いものではなく、それはつまりまだ遊び甲斐があることを示している。最後に頬に当てた手を離し、彼の首筋に顔を寄せた。その首筋に小さく軽いリップ音、舌を這わせて熱を与えれば、今度は吸い付くように唇を重ねて。遂に口を開いて牙を立たんとしたところで彼を見上げ「…なあ、責任は取んねえよ、」返答や拒絶の間を与えるはずもなく、鋭い牙でその肌にキズを付けた。)
−−−−−
え、うっま、2度目になりますがロル上手過ぎないですか?
人外相手ならグランギニョルか銀河鉄道のスレをお勧めしたくなりますね。
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.22 )
- 日時: 2025/02/25 06:54
- 名前: マイルズ・モートン (ID: EugGu6iE)
素直だ。それだけ腹が減ってたんだろう。"非常に"とまでつけてるし。それに。
──こいつの、細さも怪我も心配なんだよなぁ
頭上では爛々と赤が不気味に輝いている。そんな色の月が、森で迷子になったあの日にも浮かんでいた。優しい"誰か"が助けてくれた。その赤い月の夜。
「そうか。…なら仕方ないな」
息を一つ吐いて、目を閉じた。月は追ってこなかった。代わりに、先ほど見た青年の牙が暗闇の中で鋭く光っていた。湧いた恐怖を瞼に押し込んで、再び青い瞳が開かれる。
「噛むなら一思いにやってくれ」
シャツの襟に指を掛けて、噛みやすいよう首元を晒す。目を閉じるのはもう諦めたらしい。そうして覚悟した所で、知ったこっちゃない、なんて無責任で若々しい言葉を投げかけられれば気が抜けて吹き出す。
「そうだなぁ。……じゃあ。bad boyを指導してた、とかなら上官も許してくれるかもな」
揶揄うように目を細めて、今の俺ならどうだ?と言いたげに青年の様子を伺う。
首筋に顔が寄せられる。とうとう、血を吸うのか。無意識に指に力が入り、床に爪がぶつかった。傍らで軽いリップ音が響いた。少子抜けしたところを熱を持った舌が這わされる。羞恥から涙が滲む。食事に関係ないだろうそれらに、いらないと首を振る。ようやく吸い付いた唇が離れる感触がした。
ふいに、声をかけられたことで青年の方を見る。牙を覗かせながら、赤い目が今度はこちらを見上げていた。
「ッひ……、はやく噛めよ、」
肌を牙が裂く。見るつもりのなかったその瞬間が目に焼きついて、遅れて顔を背けた。肩がドクドクと熱く脈打っている。これで青年の空腹は、少しはマシになるだろうか。
ーーー
ありがとうございます、年中うまくなりたいと叫んでるので嬉しいです…!
今ちょっと書きたいものが色々あるので、次のお話の時にまた覗きにいきますね!
追伸:マイルズの"誰か"なんですが、ざっくり人外としか決めてなくてですね……
主様が良ければ、主様のキャラの誰か(イヴさん含む)をお借りしても面白そうと思ってるのですが、よろしいでしょうか?
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.23 )
- 日時: 2025/02/25 20:47
- 名前: イヴ (ID: 10J78vWC)
(やはり余裕そうに見える、bad boyを指導、だとか。舌を這わせ、唇を重ねたその首は十分な暖かさを持ち、濡れた皮膚は吸血鬼からして非常に魅力的になる。ただの食事としての吸血ではなく遊びを入れて自分自身をも焦らす余裕があるのも良い。本能的に牙を立ててやるのもいいけれど、やはりこうしてゆっくりと楽しむのが本来の吸血だ。牙を立て、血液を求める最中視界の端に見える背けた彼の顔が赤みを帯びているのも己を煽った。__そうだ、その顔が良い。照れではない何か、恐らくは高揚で牙は更に皮膚を裂く。)
…ッ、は、…ッん、
(力を入れるごとに血液は喉を潤し、叫び出しそうなほど求めていたソレを体内に入れ、急激に体内のボルテージを上げる。環境、悪戯、血液。どれをとっても素晴らしく最高の舞台で、比例するように赤く鮮やかな血液は酷く良い味だった。時折酸素を求めるように呼吸が荒くなり、その度彼の首筋や鎖骨に血液が流れる。それもどこか艶やかに見えて仕方がなく、自分でも目がギラリと輝いたのが分かった。そんな艶めかしい状況に牙を立てることを止められるはずもなく、腹は満たされ喉は潤っても心が満たされぬ歯痒さに無意識に牙に力が入る。と、口に入る血液の量が急に少なくなった。理由は考えなくても明白、単純に体内の血液が少なくなったのだ。さすがに血液がなくなれば、どんな生物であろうと動きを止めてしまう。それは流石にマズイ。無意識に皮膚を噛み千切る勢いだった口から力を抜き、牙を首筋から離し残った傷跡を慰めるように舐める。彼にとって初めての吸血痕になるモノだ。)
…どーすんの?逃げんの?お前。
(血を余すなんて勿体無いことはしない。舌舐めずりで唇に付着した血を舐め取り、手の甲で口元を拭った。その様は酷く様になっていて、そして妖艶さを含む。次いで彼に視線をやり、随分痛みに耐えていただろう彼を思い返して上記を淡々と口にし。大抵初めての吸血を終えた人間共は放心するか泣き喚くかがほとんどで、その大半が走ってどこかへ逃げて行く。この館には終わりも出口もないのだから結局主にビビに捕まって、それでも逃げ出そうとする奴は始末要員が体内の血を全部吸って始末だ。どうせ逃げたって怯える時間を増やすだけだし、結局最後まで抵抗すればこの暖炉に亡骸を放り込まれる。「…どーせ逃がさねーし。馬鹿共と暮らす?」何より生き延びることができるし、先ほど自分が逃がさないと言ったばかりだけど気が変わったら帰ることもできるやもしれない。己がお勧めできるのは間違いなく後者だ。それでも楽になりたいと言うのならもう一度牙を立てるだけだけれど。)
−−−−−
貴方様が紡がられるロルを沢山見てみたい気持ちでいっぱいですよ。
検討して下さるだけでも有り難いです。
P.S. 是非!歓んでお貸しします。何卒お好きなようにお使い下さいね。
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.24 )
- 日時: 2025/02/26 23:43
- 名前: パンの端 (ID: 8.dPcW9k)
お世話になっております。
突然ですが、引っ越すことになりました。
そのため、私事で大変申し訳ないのですが、およそ1週間ほど来れなくなります。
落ち着いたらまた、なりきり再開していただけると嬉しいです。
何卒よろしくお願いいたします。
- Re: 傷口の悦楽[ 指名制/3L/吸血鬼 ] ( No.25 )
- 日時: 2025/02/27 01:07
- 名前: 主 (ID: OZDnPV/M)
急にキャラ名じゃなくなったので吃驚しました。笑 スレを開く前は悪い事したかな、取り止めかな、と思いましたが杞憂でしたね。
実は此方も一週間程付き添い入院でして、ゆっくりで良いですよ。また、続けて下さる事が嬉しいです。落ち着きましたら、声を掛けて下さい。