大人オリジナル小説

大好きだったお兄ちゃん。。。
日時: 2010/10/29 23:01
名前: 麗華ちゃん♪

私の“大好きだったお兄ちゃん。。。”

○人物紹介●


■佐田莉那  さだりな   中学2年生
侑と慧の妹。

■佐田侑  さだゆう  高校2年生
慧の弟。莉那の兄。

■佐田慧  さだけい  大学2年生
侑と莉那の兄。

■佐田奈津  さだなつ  40歳
佐田家の母。

■佐田恵  さださとし  40歳
佐田家の父。

■波江奈央  なみえなお  中学2年生
莉那の親友。

■矢吹翔  やぶきしょう  高校2年生
侑の親友。

■友枝大樹  ともえだだいき  大学2年生
慧の親友。

■菜々瀬瑠璃  ななせるり  高校1年生
佐田家の近くに住んでいる優しい女の子。一番に莉那を守ろうとする。

次から――

本題です^^

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44



Re: 大好きだったお兄ちゃん。。。 ( No.25 )
日時: 2011/01/28 18:17
名前: 奈留樹 ◆hjAE94JkIU

△第16話▲

「また侑か…」
「ぇ?」
「これ莉那にぶっ掛けたの侑なんだろ。」

空のグレープフルーツジュースが入っていたコップを手にもつ

「ぇ…あの…」
「なんで侑をかばおうとする?アイツは莉那をずッといじめてたんだぞ?こんなに莉那を傷つけて…」

莉那の腕を持ち上げる

「それでも…いくら私を侑にいがいじめても、傷つけても、それでも…私の大好きな、大好きな侑にいだから…ッ」
「…」

まさか莉那がこんなことを言うなんて思ってもいなかった。
侑が莉那を嫌う理由は他にあると思った。

「とにかく今日は学校行かなくていいから。お風呂入ってきな。そのまんまじゃ気持ち悪いだろ。このことは、奈津さんにも恵さんにも慧にも瑠璃さんにも言わないから。」
「ありがとうございます…」

私はお風呂に入っている間、シャワーの音で泣き声を隠しながら泣いた。
前まであんなに優しくて、あんなに仲が良かったはずなのに…
そんなことはもう遠い昔の何かのとても幸せなおとぎ話ような思い出だと思うととてつもなく悲しかったから。

それでもまだ私は侑にいが大好きだということを侑にい本人にちゃんと伝えられないということ…

自分は惨め…
惨め…
惨め…
惨め…
惨め…
惨めなんだ。。。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。