大人オリジナル小説
- 問題発生チュウイホウ
- 日時: 2011/03/13 18:41
- 名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2
どうも初めまして、九龍と申します。
いや、はじめましてじゃない方もいるかもですね。元クロウです。
うん、名前を漢字変換しただけです。
今回は、学校生活で、割と身近な問題について書いてみようと思います。
身近な問題。例えば、不登校とか詐欺とか……ね!
卓球部が、そんな人たちについて話し合うお話です。
ここで、注意!
僕(クロウ、作者)が嫌いな方は、まわれ右です。
あと、ギャグ交じりの社会系が苦手な方も、まわれ右。
最後に。荒らし、チェーンメール張りはお断りです。
では、本編始まり始まり……。
目次
お客様
- Re: 問題発生チュウイホウ ( No.2 )
- 日時: 2011/03/15 20:53
- 名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2
第一話『迷惑電話対処法、その一』
「なぁ、クロウってさ、迷惑電話とか来たことある?」
駿先輩が、唐突にそう聞いてきた。
なるほど、今日の部活での話題はそれか。
先生もまだ体育館に来ていないし、先輩たちは用意された卓球台の前で輪になって話してるし。
今日も、先生が来るまで、喋り続けるんだろうな。
「ううん、こないよ。駿君の家には来たの?」
俺は駿先輩にそう聞いてみた。
俺の学校は、先輩に敬語を使わない奴が多い。
多分、二年の先輩が優しすぎるからだろう。
特に、卓球部の先輩は変わり者ではあるが、二年生の中では一番温厚で大人しい。
俺も一学期は敬語だったけど、今はもう敬語は使っていない。
「それが、時々くるんだよな。無言電話とか」
「へぇ。無言電話かぁ」
駿先輩の言葉に、先輩たちと俺が食いついた。
「で、駿君はどうしたの?」
「あぁ、えっと……」
歩夢先輩の質問に、駿先輩は少しだけ考え、笑いながらこう言った。
「あぁ、その時は『なんだい、また君かよ。ジョォン』って言ってる」
それを聞いて、俺達は盛大に吹き出した。
ジョォンって、凄く言い発音なんだけど、それを言っている先輩の口調がおかしくて。
「その後に『またお前か。俺は忙しいって言ってるだろ。ジョォン』っていってるよ」
それを聞いて、俺達はまた口を押さえて吹き出した。
最高。駿先輩最高。きっと迷惑電話ももうこなくなるよ。
俺はそう思い、体育館の床をバンバンと叩きながら笑っていた。