大人オリジナル小説

虐めっ子、更正計画
日時: 2011/05/07 14:36
名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2

どうも初めまして、又はこんにちは。
九龍と申します。

今回は虐めに抵抗する男子生徒の話をかきます。
それとともに、虐め更正。そして意地縁がえし要素が含まれます。

ここで、注意点がいくつか。
イジメが嫌いな人は、見ない方がいいと思います。
荒らし・チェーンメールはお断りです。

これでも「しょうがない、見ていってやるか」という人は、これから宜しくお願いします。ということで。



目次


お客様

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Re: 虐めっ子、更正計画 ( No.3 )
日時: 2011/05/15 16:13
名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2

掃除を終えると、俺はふぅっとため息をつく。


「なぁ、俺、どうしても体育館行かなきゃなんねぇかなぁ?」
「さぁ? 俺は知らないよ。要が決めなよ」
「じゃあ、忘れたってことにして帰るってのもありか?」

俺がそういうと、レオニードは一瞬黙ったが、次の瞬間ぱっと顔を輝かせる。

「なるほど、そういう手もあるね!」
「うんうん、俺天才!」

我ながら馬鹿な会話をしている。俺はそう思いながらも、声をあげて笑う。
レオニードも小さく笑いながら、机の隣に置いたスクールバックを手に取る。
俺も通学かばんに、机の中に入れている教科書やノートを詰め込んだ。


「あ、せっかくだから、和龍を呼んでくる!」

レオニードはそう言って、教室を出て行く。
俺はひらひらと手を振って、通学かばんのチャックを閉めた。
さて、と。じゃあ、帰りますか。
俺が教室を出ようとすると、誰かが俺を引きとめた。

「……要、君は優に呼び出されてたんじゃないの?」

聞きなれた、けだるそうな声。
振り向いてみると、頬杖をつきながらノートをしまっている女子生徒がいた。
この女子生徒の名前は、永沢 花蓮。
髪は短く切っていて、目は黒目。少しつり眼気味だ。
身長は低く、本人はそのことを気にしているので、身長のことを口に出すと、酷いことになる。
花蓮はボーイッシュな少女で、クールでけだるそうなところを好む者も多く、人受けがいい。

「いいじゃん、別に。俺が行かないからって、お前に何か起きるか?」
「別に。まぁ、行くいかないは君の自由だけど……ね」

花蓮がそう言いながら、にやにやと笑う。
俺は首をかしげながら、花蓮の方に一歩近づく。

「俺、なにか変か?」
「いいや、なにも。ただ、僕は君に喧嘩を売った愚か者が、今度はどうなるか。それが見てみたいだけだよ」


花蓮はそう言って、ククっと笑った。

「さぁ、行きなよ。自称『学園の救世主』様」

「……そんな風に言われたら、行かないってわけにはいかねぇな」

俺はそう呟き、笑ながら教室を出た。
花蓮も笑ながら、手を振った。



よし、あいつも絶対に更正してやるぜ!

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