大人オリジナル小説
- 消えない傷
- 日時: 2011/03/25 21:34
- 名前: 黒ノ葉
はじめまして
黒ノ葉といいます
なんかこいつの小説ツマンナソー
とか思う人も
騙されたと思って読んでってくださいな(笑)
親父ぃー俺はコメントくれないと寂しくてしんじまうんじゃぁぁぁぁ(笑)
基本ゲーム好きですWW(中心的にテイルズWW)
なのでフィクション満載です!!
荒らしは止めてね
おいらないてまうぞ
返信はウザイほど気まぐれです。
気長に待ってくだしゃれ
登場人物
藤ヶ原 有栖(ふじがはら ありす)
近本 荒 (ちかもと あらし)
近藤 武 (こんどうたける)
きっと増えると信じて・・・・
- Re: 消えない傷 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/24 23:27
- 名前: 黒ノ葉
二日目「Inferno sulla terra」
いつか、こうなるなんて覚悟してた。
荒達とはいじめのことでまたぶつかるとわかっていた。
でもまさかこのネタで・・・・
このネタでいじめられるとは思わなかった。
「まだニュースでは正式に公開されてねぇ見たいだがご近所ではバレバレだぜ?藤ヶ原の家の夫が人殺しをしたってな」
「・・・・・・そうか」
「お前、あのことまだ引きずってるのか?もう忘れりゃいいのによ」
「何の話をしてる?」
「全部お前のせいだろ」
「良くわからない」
「いいんだぜ?隠さなくても、昔お前がやっていたことはこれを期に学園中にバラすからな」
「黙れ・・」
「ん?ムシケラの『ガイジン』が、逆ギレか?」
「黙れって言ってんだよ」
「あーこわいこわいでもそれも今だけだぜ」
そういい残して荒は教室を後にした。
俺はそれから机の上にランドセルを置き、朝の準備を始めた。
そして準備が終わるとまだ誰もいない教室に一人椅子に座り、一人でうつむいた。
そして
「よう?ムシケラ君?」
機嫌よさそうにはいって来た三人。
「おーおー見たぜ?お前の下駄箱、お前ガイジンだったのかぁ?知らなかったなぁ?」
うつむいたまま無視。
だが朝の準備を続けながら三人は続ける。
「しかも殺人者の息子だったなんてよぉ?」
「よくムシケラが人間と一緒に生活できたなぁ?ん?」
頭に冷たい感覚がする。
感触的にスライムだ。
「無視ぶっこいてんじゃねぇよ!!」
机を蹴飛ばされ俺も一緒に吹っ飛んだ。
するとまた何人か女子が入ってくる。
女子はおれを見るや否や
「いやだぁ・・・スライムで朝シャン?キモッ」
「きゃぁこっち見たぁ」
「きもーいムシケラの癖して生意気ぃー」
可愛い子ぶった体制を崩さないそのままで俺の顔面を踏んでくる。
「キャハハハッお似合いねぇ」
俺は声をあげまいと口を硬く結んだ。
「ふふふっきもいからぁ男子達さぁ皆が来るまでお風呂に入れてきてあげてよ・・・キャハハハ」
そう、こいつこそ武だ
一見男の様な名前だがいじめのことになると中身は間違いなく鬼だ。
「はははそうだな」
そういって男子三人は俺の髪の毛をつかんで引きずる。
さすがに俺も抵抗した。
「やっ・・・・めろよ」
しかし男子三人に一人の俺が勝てるはずも無くトイレへと連れ込まれた俺。
「おせーよ」
笑いながら待っていたのは荒。
「おいおい・・・トイレに寝てたらきたねぇだろ?しょーがねぇから綺麗にしてやるよ」
そういって荒はモップを持って足で両手を踏まれて動けない俺の首にぐいぐい押しつけてくる。
息がどんどん出来なくなってくる。
「い・・・息が・・・出来な・・・」
「あはははははは!!!!」
腹を抱えて笑っているそいつらを涙で滲んだ目で見ながら咳をこんだ。
やっと体内に入った空気をゆっくり吐き出す暇をナシにモップでしっかりと洗った水を頭からかけられた。
するとトイレの扉が勢いよく開けられて、あけたそいつは俺を見ると半笑いしてそしてこう言った。
「荒!!皆来たぜ?」
「くっ・・・クソ!!寄るな!!」
俺は隙が出来た三人を振り払って一目散に逃げ出した。
「逃げたぞ!!追え!!」
奴らは俺を追いかけ始めた。
廊下に怒声が響いた。