大人オリジナル小説
- 過去と現実−トラウマ−
- 日時: 2011/05/03 14:20
- 名前: まゆ ◆hRE1afB20E
“マジうざい!!!
_____あんたなんか大嫌い!!!”
―――――この言葉を聞いた途端・・・
私の人生は終わった―――――。
もうひとを信用しない。
友達とか友情とか・・・
・・・絶対に信じない――――――――――――――。
- Re: ストレス解消 ( No.2 )
- 日時: 2011/05/19 13:27
- 名前: まゆ ◆hRE1afB20E
−第1話−中学生−
今日から中学生。
私、牧野原夢花。新一年生になります。
私はある事件が起きたそれ以来、人を全く信用
しなくなった。
“友達”とか“友情”とか、絶対信じない。
信じても最後には捨てられる。
裏切られる。
悲しい思いはしたくない。
―――そう決めた。
・・・だから今日から通うこの蘭鶏女子中学校
でも友達なんかつくらないし、誰とも親しんだ
りしない。
友達をつくっても・・・
最後には裏切られるんだから―――。
「いってきます」
新しい制服。新しいバッグ。
大きなストライプリボンを身につけ、玄関を
飛び出した。
中学生になった事は心臓が飛び出るくらい
嬉しかった。
でも・・・“友達はつくらない”
だから学校に行っても楽しい事はないと思う。
けど、裏切られるよりは十分、マシだと思う。
家から徒歩で20分で蘭鶏女子中学校に到着。
正門には「ようこそ蘭鶏女子中学校へ」
と、掲示されてあった。
ホントは共学が良かったのに…運悪く受験に
失敗。…二回落ちてしまい、仕方なく女子中を
受験したらすんなりと受かってしまった。
受かったのは女子中だけ…。ホント最悪。
その門をくぐり、生徒昇降口へ向かった。
一年生の靴箱へ向かい自分の名前が張られて
ある場所を探した。
すると1−Bの最後らへんに[牧野原 夢花」
と張られてあった。
すぐに上履きと履き替え靴を靴箱へ入れ、
すぐさま1−Bへと足を動かした。
一年生は一階だった。
手前から1−A、1−B、1−Cとプレー
トが見えた。
私は真ん中の1−Bの扉の前に行った。
そこにはクラス名簿が張られてあり自分の
名前も見つけ、教室に入った。
ガラガラー
・・・明るい日差しが教室を照らしていた。
教室にいた生徒は私を不思議な目で見ていた。
まるで「あなた誰?」みたいな感じで。
それにかまわず、自分の席に座った。
・・・すると一人の生徒が声をかけてきた。
「アンタどこ小だった?」
声をかけてきたのはいかにも性格がきつそうな
顔つきをした女子生徒だった。
「…飛騨小」
「へぇ〜聞いたことないし〜。同小出身いんの?」
「多分いないと思うけど」
私はその子があまりにも痛い目つきだったので
視線を逸らした。
それが気に食わなかったのか初対面にも関わらず
私の机を蹴った。
ドン!!!
「何視線逸らしてんの?しゃべる時は相手の
目を見て話すって教えてもらわなかったの?」
「もうやめよう。初対面の人と喧嘩したくないし」
「アンタマジムカつく!」
そういうと彼女はグループに戻っていった。
(あいつに目をつけられたか・・・)
しばらくすると先生が入ってきてHRが始まった。
私はこの1−Bの生徒として・・・
これからも中学校生活を歩んでいく。
―――――だが・・・
私のこの性格のせいで・・・。
−つづく−