大人オリジナル小説
- 僕の手 ぐちゃぐちゃ ばいばい 皆
- 日時: 2011/05/21 13:06
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y
手の中ぐちゃぐちゃ。 ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ。
虫がいっぱい。 虫がもぞもぞ。
もぞもぞ、もぞもぞ。 ぐちゃ、もぞもぞ。
ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ。 僕の手の中、真っ黒黒。
誰か、助けて……。
■□はい、どうも。↑の文章を虫型にしたかった玖龍です。
できなかったorz 何にもなってないorz
完結していない、社会問題の小説と平行に進めて行きます。
あれですね、麻薬系。
私自身、麻薬はやってませんので、ご安心ください。
まだ小6ですもの(キリッ
では、お楽しみください。
■□ 僕の手 ぐちゃぐちゃ ばいばい 皆 ■□
■□目次■□
■□prologue >>1
■□♯1 >>2
■□♯2 >>3
■□♯3 >>4
■□♯4 >>9
■□♯5 >>19
■□登場人物■□
■□北空 羅唯/kirakara rai
主人公。シンナーの常習。
■□茜雅 瑠希/akanega ryuuki
主人公の群れるグループのリーダー。
■□十河 楓/togawa kaede
主人公の幼馴染。可愛い。
etc...?
■□ ばいばい この世 ばいばい 薬 ■□
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- Re: 僕の手 ぐちゃぐちゃ ばいばい 皆 ( No.4 )
- 日時: 2011/05/15 16:21
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y
- 参照: エルシャダイをクリアしてしまったが大丈夫か?
■□♯3
ああ、そうか。
見てたんだね。
「ねぇ、昨日の夜。茜雅君と何かしてたよね?」
ああ、そうか。
見てたんだね。
見られてたんだ。
「え…。えっと、アレはその…「認めた。ね、何やってたの?」
楓が、僕のぼろぼろの腕をつかんだ。
僕は動けない。
「お金。渡してたよね。一万円札、二枚。アレは何?」
「…………」
「あと、もらってた小瓶。あれ、すってたよね。アレは何?」
「…………」
「答えてよッ!!」
僕の右手をつかむ、楓の両手に力がこもる。
見慣れた、人通りの少ない通学路。
僕は何をやっているのだろう。
「……アレは……魔……薬――」
「麻薬?」
ほんの少し力の抜けた、楓の手。
動きが止まる。
灰色の空から、一粒、二粒と、涙が振ってきたころ。
楓の目からも、涙。
「何で……!?――じゃあ、その腕も、顔色も、全部麻薬のせい!?――茜雅君のせいなの?茜雅君が、羅唯に進めたの!!?」
「お、落ち着けって……」
後悔の渦が、楓の涙を巻き込んだ。
止められないんだ。
狂ったらもう、止められないんだ。
ごめんね、楓。
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