大人オリジナル小説

僕の手 ぐちゃぐちゃ ばいばい 皆
日時: 2011/05/21 13:06
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y

  手の中ぐちゃぐちゃ。     ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ。
 虫がいっぱい。                 虫がもぞもぞ。
  もぞもぞ、もぞもぞ。          ぐちゃ、もぞもぞ。
 ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ。      僕の手の中、真っ黒黒。
             誰か、助けて……。



■□はい、どうも。↑の文章を虫型にしたかった玖龍です。
 できなかったorz 何にもなってないorz
 完結していない、社会問題の小説と平行に進めて行きます。
 あれですね、麻薬系。
 私自身、麻薬はやってませんので、ご安心ください。
 まだ小6ですもの(キリッ
 では、お楽しみください。

■□ 僕の手 ぐちゃぐちゃ ばいばい 皆 ■□


■□目次■□

■□prologue >>1
■□♯1 >>2
■□♯2 >>3
■□♯3 >>4
■□♯4 >>9
■□♯5 >>19





■□登場人物■□

■□北空 羅唯/kirakara rai
 主人公。シンナーの常習。

■□茜雅 瑠希/akanega ryuuki
 主人公の群れるグループのリーダー。

■□十河 楓/togawa kaede
 主人公の幼馴染。可愛い。
                   etc...?

■□ ばいばい この世 ばいばい 薬 ■□


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Re: 僕の手 ぐちゃぐちゃ ばいばい 皆 ( No.19 )
日時: 2011/05/21 12:17
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y

■□♯5


悪夢だ。
さめない、さめてほしいのに、さめてくれない悪夢。部屋の中でうずくまってすごす間は、悪夢としか言いようが無い。
手はぐちゃぐちゃだし、頭はぐらぐらするし、薬は切れるし。

僕が暴れた、僕の部屋。
カーテンは破れて、机はひっくり返り、本棚は壊れ、床はゴミくずだらけ。
僕は部屋の隅で立てたひざに青白い顔をうずめて、カタカタと震える。

扉の向こうから響いてくる、楓の声が不気味で。
怖くて、怖くて、怖くて、震える。


「ねぇ、大丈夫?……あの、ノートおいておくね……」


毎日、毎日繰り返す楓の声が、かすれてきて。

ほんとに、夢みたい。
毎日毎日琥珀がかかったような白い世界にいてさ。
朦朧とした毎日。夢みたい。

僕は、締め切った扉の中で二ヶ月をすごした。
いや、正確にはわからない。
時間感覚が狂って、あの最悪のひがつい昨日のような気がしてならないのだ。
その間、楓が毎日来てくれた。

それも、関係ない。


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