大人オリジナル小説

茜色の空の下で交わした約束を私は思い出せない
日時: 2011/07/06 21:27
名前: 彩御 憂羅

prologue

ガンッ!!

「思い出せないっ・・・!」

あたしは椅子を蹴るたびに涙を揺らしていた。

「ねぇ・・・茜・・・-----------------------。約束っ!」

茜色の空の下で交わした約束。

あの子とお別れしたあと。

プツリ

音が聞こえそうなくらいハッキリ忘れてしまった。

the cast>>
篠原 茜♀高1
この話の主人公。家庭がうまくいかないため、ストレスもたまり気味。
“約束”が思い出せない


園田 鈴江♀高1
茜とお別れした本人。(茜は鈴江の名前も思い出せない。)
父子家庭で、何度か結婚するが、鈴江自身が母親と仲良くしないため、
すぐに離婚してしまう。サイトなどで知り合った女性に逢うため、引っ越しすることが多い。


志田 花穂♀高1
茜の高校友達。気配りができて天然。
言ってしまえば癒し系キャラ。マイペースで何かがあると人が変わるように性格が変わる


峯岸 更紗♀高1
気が強くてパクリ魔。自分はいいけど人はだめ。
いいときだけ人を利用して、先生受けを狙っている。
正直酷い性格。でも顔がいい方で回りは更紗を嫌う。自己中人間。


神部 麗亜♀高1
洒落た名前だが一般女子。少し引っ込み思案だが、顔は可愛い。
回りのご機嫌をとるが、嫌いでも好きというくらい極度でもない。


Table of contents
>>1「雑音(声)」

>>2「挨拶と顔色」

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Re: 茜色の空の下で交わした約束を私は思い出せない ( No.2 )
日時: 2011/07/06 21:27
名前: 彩御 憂羅

第2話「挨拶と顔色」

ドアの音が教室に鳴ることはない。

騒がしい教室ですもの。

教室には人がたくさんいる。

変所恐怖症のあたし

今すぐ逃げ出したいくらい

「おはよう茜」

声かけないで

言いたいけどご機嫌取り。

「おはよう」

一言言うだけで笑顔

よかったね。

別に花穂が嫌いなわけではない。

人が嫌いなだけ。

多分慣れないだけだから平気

すぐに慣れて、人もうざくなくなる。

麗亜。

あの子も嫌いではないけれど

更紗

大嫌い

正直消えてほしい

いなかったことになればいいのに

と、

いつも思う

「おはよう茜ぇ!」

うしろから二次元ボイス

甘ったるい声

好き

「おはよう麗亜」

笑顔見せて

ほら、相手もご機嫌

でも、ブリッコボイス

嫌い

「あかねぇ〜おはよぉ?」

うざい

消えろ

更紗だけに抱くこの感情はいつか消えるのだろうか

もしかしたら一生・・・?

まぁそれでもいい

あたしには関係ない・・・と思うから。

実際この子は無視されてる子

あたしはやりづらくてやらないだけ

やろうと思えばいつでもできる。

あはは

怖い怖い

皆この子を嫌ってる

自分に都合の悪い奴はいじめるイジメル

あたしもイジメてもいいけど

ぶっちゃけチクられたりしたらメンドいからパス。

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