大人オリジナル小説
- 放課後、
- 日時: 2011/07/21 20:56
- 名前: 蘆田 蛙
コメディ・ライトで書いてます、蘆田 蛙です(*´艸`)
ド下手ですが温かく見守ってて下さい<(_ _)>
『放課後、』
《目次》
《登場人物(一部)》
*尾崎七海:吹奏楽部2年、CL。
小学校の時いじめにあっていた。
*木ノ内美佳子:吹部2年、TP。
七海たちと仲良し。
*狭山りほ:吹部2年、SAX。
七海たちと仲良し。
*戸木彩子:吹部2年、PEAR。
七海たちと仲良し。
*山本衣央(いちか):吹部2年責任者。TP。時期部長候補。
*江上利香:吹部2年責任者。FL。時期部長候補。
《お客様》
理紗様
りんご飴*+様
カノン様
- Re: 放課後、 ( No.1 )
- 日時: 2011/07/18 11:46
- 名前: 蘆田 蛙
《プロローグ》
数ヶ月前、私はこの輪の中にいなかった。
ちょっとの間だけはずされていた。
―――私は、どうやってここに戻ってこれたんだっけ?
―――私は…どうしてひとりだったんだっけ?
その時私が怯えていた「孤独」には、今、私の友達<だった>人がいる。
―――彼女は、どうやってここに戻るのだろう?
死んだ目をして、一人でいる彼女。
「辛いわよね、大丈夫。
私はちゃんと戻れたから。あなたもきっと戻ってこれるよ」
「……何言ってんの、七海。
こうなったのは七海のせいなのに。
りーも彩も、ホントはアンタなんか大っ嫌いなのよ。
…あたしは大丈夫。
アンタがまた一人になるから」
分からない。
あの頃私がひとりだった理由が、思い出せない。
今、美佳子がひとりな理由も分からない。
―――私は、何を言ったんだっけ?
「アンタがまた一人になるから」
―――今度は前の様に戻れないかもしれない。
―――卒業するまで、ひとりぼっち?
「いじめてないと友達がいないって、可哀想ね、七海。
まぁ、それも本当の友達じゃないし」
いじめていれば、仲間はいたはずなのに。
私、美佳子に何て言ったらいいの?
どうしたらまた仲間に戻れるの?
『その頃の私は、謝ることを知らなかったのだ。』