大人オリジナル小説
- 誰も助けてなんかくれなかった
- 日時: 2011/10/06 17:43
- 名前: 憐夏
*プロローグ*
―――10年前―――
「優!!あっそぼう♪」
「・・・やだ。」
「えぇーなんで?」
「おまえつまんねーんだもん。」
「ふっフワァァアアアンン!!」
「優君!また癒月ちゃんを苛めて駄目でしょ!!」
「先生。僕は思った事を言っただけ!」
「優君は言い方もきついから・・・。ほら誤って一緒に遊びなさい!」
「やだ!ここにいる間だけは・・・
自由にさせてよ・・・。」
- 誰も助けてなんかくれなかった ( No.2 )
- 日時: 2011/10/11 20:09
- 名前: 憐夏
―3年後―
「おにいたぁぁああああん」
「泣くな!泣いたって母さんは・・・。
もどってこないんだから」
「うっわぁあああぁぁぁあああああん」
「泣くな!ほら家に帰るぞ!」
僕が8歳の時優華が6歳の時
病気だった母さんが天国へ行った。
父さんは借金まみれでヤクザにおわれて今は行方不明。
両親がいなくなった僕らは、施設に預けられた。
その2年後僕ら兄弟は離れ離れになった。
子供が欲しいという夫婦2組が施設に来て僕らを選んだ。
僕を引き取った夫婦は親馬鹿のお金持ちの夫婦で、妹の優華の夫婦は、
お金持ちじゃないけど、誰もが夢見るそんな夫婦だった。
優華は泣き叫んでいた。
あんなに優華を嫌っていた僕も泣き叫んでいた。
7年後まさかあんなことになるなんて思ってもいなかった・・・。
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