大人オリジナル小説
- 仮題:美少女の復讐……
- 日時: 2011/10/17 21:17
- 名前: 綾音アヤ
はじめまして、綾音でございます。
まだ無題ですが、これから内容に合わせて考えていきます。
もし、「これがいいんじゃない?」みたいな題があれば、お気軽にどうぞです^^
今のところ、オリキャラ募集などは考えておりません。
cast
葵崎月 あおいざき・るな (14)
容姿「可愛いというより、美しい少女。黒い瞳に黒髪。肌が白い。人と違う雰囲気を持っている。」
性格「表向きは、愛想が良く、優しい女の子。しかし、実際は腹黒く、人を利用することだけを考えている。人を陥れることをためらわない。冷酷無慈悲。」
能力「成績優秀。身軽で、走るのが速い。」
その他「昔、姉がいじめで自殺した。」
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- Re: 仮題:美少女の復讐…… ( No.9 )
- 日時: 2011/10/18 21:42
- 名前: 綾音アヤ
第三話『美少女の微笑』
「今日は転入生を紹介します」
なんだか、漫画のような、そうでなければ小説のようなワンシーンであった。先生が「転入生を紹介します」と言って、転入生が入ってくる。
いつから、こんな紹介が定番になったのだろうか。
「入って」
「……は、はいっ」
か細い、可愛い声。
確かに女の子だ。
緊張しているらしい。
その子が入ってきた。
黒い瞳に、漆を塗ったような黒髪。
黒髪美人という奴か。
小柄で、肌が白く、やせている。
確かに、十人の男性のうち、八、九人は美人と評価することだろう。
そのうち、彼女は自己紹介を促された。
「……あ、えっと。葵崎……ルナです。月って書いて、ルナって読みます。仲良くしてくれるとうれしいですっ」
そして、はにかんだように笑う葵崎さん。
ほとんどの男子の目がハートになった。
なんか、モテそうだなあ。
そこで、葵崎さんと私の目が合う。
そのとき、葵崎さんの口元が、歪んだように笑んだ。
「……え?」
私は、違和感を覚える。
なんだか、違う。
笑顔。
明らかに笑顔なのに。
嬉しそうだけれど、楽しんでいるような笑み。
なんだか、背筋に寒気を感じた。
気のせい、だよ……ね?
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