大人オリジナル小説

イジメ
日時: 2012/02/15 17:43
名前: ユキナ

いつから始まっていたの?
どうやったら抜け出せるの?
私はどうしてどこの学校でもイジメられるの?
誰か・・・助けて・・・。


登場人物

楠 美鈴(くすのき みれい)
川崎 詩音(かわさき しおん)
山本 奈緒(やまもと なお)
要田 真奈(かなめだ まな)
越智 仁香(おち ともか)
篠原 優美(しのはら ゆみ)

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Re: イジメ ( No.2 )
日時: 2012/02/15 17:57
名前: ユキナ

第2話 イジメの始まり
次の日も、その次の日も、篠原さんをムシり続けた。
最初は無視だけで済んでいた。
でも、皆が篠原さんのことを本気で嫌いになり始めた。
私は皆が物を隠したりし始めたときも、無視だけにしていた。
そう・・・あの日までは。


「ない、ない。何で?」
「どした?美鈴」
「塾のお金がないの。確かにカバンに入れておいたのに。真奈、探すの手伝って。」
「ありゃ、大変じゃん。メンドイなぁ」
とか言いながら手伝ってくれる真奈。
この子は私にスゴイ暴言はくけど、大好き!
ていうか、1度でも仲良くなったり、一緒に遊んだ子は、どんなに暴言をはいてもイジメの対象にはならない。
私が大好きになった子は、最強w
だから、ほとんどの子がイジメの対象外。


「ねぇ、あった?」
「ないっぽい」
「どうしよう〜」
「あっ!」
真奈がいきなり大声だすからビックリした。
「えっ?どうしたの?」
「今ふと思ったんだけどさぁ」
「うん。何?」
「耳かして」
耳を真奈の口に近づける。
「アイツがとったのかもよ、篠原優美。」
「え?篠原さんが?」
「うん、だってよく考えてよ。美鈴は確かにカバンに入れた。なのに無い。という事は、誰かがとったとしか思えないでしょ?」
「でも、それだけで篠原さんだって分かる?」
「当たり前でしょ。このクラスでアンタに暴言はくやつはいても、さすがに物は隠せないわよ。それに、このクラスで唯一アンタに逆らってるじゃない。」
確かに、そう考えると、篠原さんしかいない・・・。
何で?なんのために?
わざわざ自分から嫌われるような事を?
ふと時計に目を向けると、4時30分になっていた。
30分も探してたのか〜って、塾の時間!!!
「ゴメン!塾に遅れるから帰る。バイバイ!」
「バイバ〜イ。気を付けてね〜。」

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