大人オリジナル小説

手を振り上げて泣き叫び
日時: 2011/11/28 18:36
名前: みねる

私はお腹に命を宿しています

知ったのは今日でした。

検査薬で反応が出たので病院へ行くと、妊娠反応がでていました。

すごく嬉しくて、たまらなかった。

でも、安定期をすぎるまで、子供には言わないことにした。

すごく、すごく、すごく嬉しかったのに・・・

11月28日

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Re: 私はお腹に命があります ( No.2 )
日時: 2011/11/28 18:35
名前: みねる

「お母さんっ♪」

私には、女の子の子供がいる。

名前は胡桃。

ただの親馬鹿かもしれないが、目がクリクリしていて、さらっさらの

髪の毛。自慢の娘だった。

まだ4歳で、今年の12月には誕生日を迎える。

28日を楽しみにしていた。


「・・・・・・・華条さーん、華条李恵さーん」


私は立ち上がり 診察室2 と書かれている札の戸をゆっくりと

開けた。

実は、8日前に来た時、赤ん坊の体が確認できなかったのだ。


「検査の結果、子宮外妊娠・・・で、あることが・・・わかりました。」


冷たくて白い診察室に響く低い声

申し訳なさそうな声が、異様に気持ち悪かった。

「すぐにでも手術をしないと、お母さんの命が危うい状態です。」

あたしはお腹にそっと触れ、涙を流した

ためた筈なのに、あふれでてくる涙


「だって・・・っ・・・」

言葉が出ない

「手術で・・・な・・・・んと、か、ならなっ・・・いんですかっ?」


「残念ですが、子宮外妊娠の場合、手術のほ-----」


「どうしてそんなにすぐに答えられる・・・んですかっ・・ぁあ・・」


悔しい

折角お腹に命を宿したのに・・・

どうしてよ・・・



どうして私だけがっ・・・・


11月28日

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