大人オリジナル小説
- その時僕は空になりたかった(一日で完結!これ限界です。)
- 日時: 2012/01/05 20:54
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc
〜プロローグ〜
空は青い。
雲は白い。
雨は透明、雲は白。
これはいたって当たり前のことだ。
でも僕は知らない。
僕には光がないから。
〜next 1日目〜
昨日の夜思いついて今日の昼に書き上げた話です。
短編なのでサクッと読めます。
多分。
※注意※
・荒らしチェンメはさようなら
・バード(,,・θ・)が嫌いな方もさようなら。
・カオス&厨二病患者が無理な方もさようなら。
そんじゃ行きましょう。
かなりサクッと終わります。サクサクくおりてぃーです。
そりゃそうよね。一日で書いたんだもん。実質二四時間もかかってないもの。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
- Re: その時僕は空になりたかった。 ( No.3 )
- 日時: 2012/01/05 20:27
- 名前: バード(,,・θ・) ◆Nlab369rtc
3日目
今日は水を飲んだ。その水はきれいではない。そしてまたトイレの水だ。
飲まないと痛いことくらいわかっている。だから飲んだ。
だけど痛かった。さっき飲んだばかりの水を目から流しながら思いっきり走りだした。
たどり着いたのは屋上。今日の空はとても青かった。僕を迎え入れてくれるようだった。
そしてその日僕は風になった。
川が見えた。小鳥が見えた。小動物も見えた。
川も小鳥も小動物も初めて見た。
そして川はきれいだから僕を鮮明に映し出した。
僕を見たこともなかったな。
気がつくと僕は知らないところにいた。周りには両親と散々僕の胸を痛めつけてきたクラスメイトの数名がいた。全員がすすり泣いていたことが僕の耳に伝わってくる。口々にクラスメイトは謝っていく。
でも本当に誠意がこもっているようにも思えない。
きっと彼らは僕ではなく僕の死因に目をつけているのだ。僕は彼らをにらみつけたかった。でもできるはずがなかった。僕のいじめられる理由の一つそれがまた壁になる。早く風になりたかった。早く永遠に鳥と一緒に居たかった。空の一部になりたかった。
また僕はすべてをあきらめ屋上へ向かうことを覚悟した。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20