大人オリジナル小説

陰湿な事件
日時: 2012/02/04 15:33
名前: 東西南北


      
               序章
 
 太平洋にある島に,2人の士官と,たくさんの兵士がいた。

 「大尉,敵軍は南の村を占領しました。」

 「そうか,中尉。この大隊の指揮は君に任せることにした。」

 「大尉殿?」

 「私は,特別な部隊に配属されることになった。」

一人の士官がそう言うと,下士官がジープを運転してきて,その一人の

士官はジープに乗ってもう一人の士官に別れを告げた。

 これが,後に起こるある事件の始まりだった。

 

 

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Re: 陰湿な事件 ( No.5 )
日時: 2012/02/11 22:32
名前: 東西南北

      

             間話 1


 1945年,某日,日本陸軍特別任務派遣隊司令部(東京)

「国民たちには伝えてはいないが,もはや日本の敗北は確実なものとな

った。そして,君たち200名の隊員には未来へ行ってもらいたい。」

 陸軍大将の東条英機が200名の兵士たちに「特務」内容を伝えてい

た。東条英機は元首相で陸軍大臣でもあり,今は特別な部隊の司令官を

努めていた。

「派遣隊隊長に田代良助大尉,副隊長に丸山准尉だ。たしか,田代大尉

は,太平洋のある島の守備隊長で副官の中尉に任せたのだな。」

 東条英機は田代に質問した。

「はい,」

 田代は返事をした。そして,東条は部下の士官に黒いトラック10台

を持ってこさせた。

「これはドイツ軍が作った秘密兵器で未来に行くことができるらしい。

君たちにはこれに乗って東京湾へ突っ込んでもらう。以上だ。」

 東条の説明が終わると,兵士たちは戸惑いもせず敬礼しトラックに乗

り込んだ。

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